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Copa del Rey 1/4 Final : ida

気持ちにプレーが伴わない。連携に難あり、サラゴサを脅かせず。

 

FCBarcelona Zaragoza
0 1
Camp Nou :31,015
Jorquera 【5】 【6】 Cesar
Oleguer 【6】 【6】 Diogo
Marquez 【4】

【5】 Sergio Fernandez

Puyol 【5】 【6】 G.Milito
Zambrotta 【6】 【5】 Juanfran
Edmilson 【5】 【6】 Oscar
Xavi 【5】 【6】 Zapater
Deco 【5】 【5】 Pique
Iniesta 【6】 【6】 D'Alessandro
Ronaldinho 【5】 【6】 Sergio Garcia
Saviola 【8】 【5】 D.Milito
Cambios
Zambrotta→Gio 【5】(60) S.Garcia→【5】 Ewerthon(65)
Edmilson→Giuly 【5】(60) Pique→【6】 Movilla(69)
Xavi→Gudjohnsen 【5】(79) D.Milito→【5】 Lafita(84)
Entrenadores
Frank Rijkaard 【5】 【6】 Victor Fernandez
Tarjetas
  Diogo (30)
  Sergio Garcia (55)
  Diego Milito (58)
  Pique (62)
   
Arbitro
Rodriguez Santiago (Castella-Leon)
名前の次の数字は評価点:平均【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 4 3 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 8 15 Tiros a puerta 10 6 4
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
3 6 9 Faltas 26 13 13
% 52% Posesion del Balon 48% %
Formacion
Titular Final
ザンブロッタが左ラテラル、右はウラゲール。中盤から前は、週末のセルタ戦と同じメンバー。ザンブロッタとジオは同じ位置での交代。エヂミルソンに替えてジュリを投入したことで、チャビがピボッテへ移動、イニエスタが中盤へ。最後はスクランブルで、チャビに替えてグジョンセン。イニエスタがさらにポジションを下げ、グッディがインテリオールな感じ。
先発 終了時
Goles
  Diogo (77)
   
   
   
   
Reporte

コパではやられ続けているサラゴサに、またしても一本獲られた。

週末のセルタ戦に改善の兆しが見られていたバルサ。この試合も、序盤は圧倒的にバルサのペースで進んでいた。ボールをコントロールし、プレスをかけ、中盤は支配下に。動きも悪くはなく、とりわけウラゲール、ザンブロッタの両ラテラルの働きが目覚しかった。けれども肝心のチャンスメイクという点では、いまひとつ決め手に欠くというのが現状。まだプレーに奥行きがなく、ゴールへと至る縦への崩しというのが不足しているのだ。前半、ゲームを支配しながらも決定機がわずか1回というのが、それを物語っている。

サラゴサのこの日の狙いは、引いて守ってのカウンターだった。自分たちからは特に前へ出て行こうとはせず、バルサの攻撃を絡め取っては、前線へボールを送り込むという黄金パターンを確立。それがバルサよりもチャンスを多く生み出すというのだから、堪らないといえば堪らない。とにかくサラゴサはバルサ相手にハードに守り、審判の"寛容さ"がそれに拍車をかけていた。主審は昨年、同じ舞台でロナルディーニョを謎の一発退場へ追い込んだロドリゲス・サンティアゴ。なにか恨みでもあるのだろうか。

この試合、バルサは全体を通して9つしかファールを犯していない。対するサラゴサは、前半だけで13回。この数字だけでもハードさの違いは分かるものの、サラゴサのファールの特徴は、ほとんどが中盤=バルサの攻撃の要で行われている点にある。ロニー、デコ、チャビらのフリーキックを避けるためにエリア近くではファールを犯さず、ボールの出所で徹底的につぶす。イマイチバルサはこれをやられると、辛い。

 

そして後半、バルサの勢いは失速する。特にどうしちゃったの?というのはデコ。前半は偉大なるデコだったのに、後半はどうにかしようと無理を重ねすぎ、ボールを失ってはピンチという有様。ライカーはどうにか局面を打破しようと攻撃的な采配を行うものの、流れは取り戻せず、逆に77分にダレッサンドロの右コーナーからディオゴにヘッドを叩き込まれ、悪夢の失点。ウラゲールのチェックを巧みに左手で阻みながらの、"技あり"ヘディングだった。

後がないバルサは、さらにスクランブル交代でゴールを狙いにいくが、前がかりになりすぎたことによって守備のバランスが崩壊。それでも得点さえ奪えればよかったのだが、頼みのサビオラは相手守備陣に包み込まれ、ロナルディーニョはディオゴとピケのマークに成す術なし。全体としての組織が存在しなくなったチームでは守るサラゴサの壁を崩すことなど夢の話であり、自然な流れとして敗戦という結果に至った。

コパは優先度は低い大会とはいえ、さすがにまたもサラゴサに屈するとなると気分は悪い。幸いにも、スコアは0-1。ロマレダの第2戦で2点以上とって勝ちさえすれば、勝ち抜けはバルサとなる。実質的に望みは薄くなったものの、リバポー戦に挟まれた日程でもやってやろうと考えるのなら、奮起を期待したい。