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Copa Catalunya : Final

先制するも、守りきれず。気合のナスティックに力負け。

Gimnastic FCBarcelona
2 1
Estadio Nou Municipal de Palamos : 4,500
Juanmi 【5】 【5】 Jorquera
Oscar Rubio 【5】 【5】 Corcoles
Mairata 【7】 【5】 Botia
Campano 【6】 【5】 Oleguer
Oscar Lopez 【6】 【6】 Sylvinho
Chabaud 【5】 【5】 Marc Crosas
David Sanchez 【6】 【5】 Dimas
Gorka 【7】 【5】 Thiago
Abraham 【6】 【5】 Jeffren
Calle 【5】 【5】 Ezquerro
Pinilla 【8】 【6】 Victor Vazquez
Cambios
Campano→Miku 【7】(57) Corcoles→【5】 Fali(46)
Calle→Tati Maldonado 【8】(58) Thiago→【5】 Abraham Gonzalez(64)
  Victor Vazquez→【sc】 Pedro(77)
Entrenadores
Javi Lopez 【7】 【5】 Johan Neeskens
Tarjetas
Maldonado (89) Fali (73)
   
   
   
Arbitro
Alvarez Izquierdo (Catalan) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
      Tarjetas Amarillas      
      Tarjetas Rojas      
      Tiros a puerta      
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
      Faltas      
% % Posesion del Balon % %
Formacion
Aチームの代表選手たちが大量に出払っているので、エスケーロ、シルビーニョ、ウラゲー、マルケス、ジョルケラを除いて全てカンテラーノ。
Goles
  Victor Vazquez (50)
Pinilla (55)  
Maldonado (80)  
   
   
Reporte

9月11日、カタルーニャの祝日“ディアダ”に開催されたコパ・カタルーニャ決勝は、2部A所属のナスティックが、少年たちによって構成されたベイビーバルサをねじ伏せて初優勝を決めた。

代表戦ウィーク真っ只中のため、この日もトップチーム選手は4人という寂しい陣容。これにライカーまでが風邪で休養となり、ベンチの指揮はアシスタントのニースケンスが執ることになった。

名義はバルサでも、実情はカンテラーノによるベイビーバルサに対し、1部リーグ復帰へ向けた景気付けとして、この大会初制覇を目論むナスティック(準決勝でエスパニョールを撃破)は、高いモチベーションで試合を支配する。いくら才能ある少年たちといえども、気合の入った2部Aトップクラスの実力者チームを相手にはそう簡単にはプレーはさせてもらえない。

バルサに訪れた最初のチャンスは、20分が経過した頃だった。左サイドからのエスケーロの申し分ないクロスを、デフェンサのボティアがヘディングシュート。しかしGKファンミを破るには至らない。

対するナスティックは30分、コーナーからマイラタが至近距離のヘッドを放つが、これはわずかに枠を捉えず。その後は両チームともにちょっとしたチャンスは作るが、基本的には退屈な前半となった。

 

後半、ゲームの空気は変化する。50分、ビクトール・バスケスがナスティック守備陣の裏を取ることに成功し、ファンミとの1対1から冷静にゴールを陥落させたことで、均衡が崩れたのだ。ここから、試合は若干の活気を得る。

ゴールに沸いたバルサだったが、喜びは束の間だった。わずか5分後、元バルサの大ベテラン選手ピニージャが、ジョルケラの隙を見逃さずに同点弾を叩き込む。フリーキックでポジション取りを誤ったジョルケラを、ヘッドで破ってのゴールだった。

ならば再びリードを奪いたいバルサではあったが、残念ながら昨日の彼らにはそこまでのパワーはなかった。全体的にバランスが悪く、チャンス自体が作り出せない。フベニール、バルサB、バルサAの急造混成チームではそれも仕方なしか。

逆にナスティックは時間が経過するにつれ、リズムを掴んでいった。70分頃から、彼らは立て続けにゴールチャンスを手にすることになるのだが、自分のエラーによって同点とされてしまったことを悔やむジョルケラによって、これらのシュートはことごとく阻止される。しかしそれにも限界はあった。

79分、オスカル・ロペスのファーサイドへのクロスを、マルドナードが豪快にボレーで決めて2-1と逆転。これでほぼ勝負は決まった。ニースケンスは準決勝の英雄シルビーニョに最後の反攻を命ずるが、89分、それに応えたブラジル人ラテラルの最高のパスを、ゴール前でフリーだったエスケーロが行かせずゲームセット。バルサにとっては寂しいフットボルの寂しい祝日となった。ナスティックはクラブ初タイトル、おめでとう。