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Liga Española : Jornada 9

褒められた内容ではないが、勝つには勝った。

FCBarcelona Almeria
2 0
28 de octubre - Dom 19:00.h
Camp Nou
Valdes 【6】 【6 Cobeño
Zambrotta 【5】 【6】 Bruno
Puyol 【6】 【6】 C. Garcia
Milito 【6】 【7】 Acasiete
Abidal 【5】 【6】 Mane
Toure 【6】 【5】 Ortiz
Xavi 【5】 【6】 Juanito
Iniesta 【6】 【6】 Melo
Giovani 【6】 【5】 Soriano
Ronaldinho 【5】 【6】 Negredo
Henry 【5】 【5】 Crusat
Cambios
Puyol→Marquez 【6】(46) J. Ortiz→【5】 Jose Ortiz(55)
Toure→Gudjohnsen 【6】(63) Melo→【5】 Contra(63)
Ronaldinho→Messi 【7】(74) Mane→【5】 Lopez Rekarte(74)
Entrenadores
Frank Rijkaard 【5】 【5】 Unai Emery
Tarjetas
Milito (6) Juanito (1)
Abidal (91) Acasiete (37)
  Bruno (80)
   
   
Arbitro
Ayza Gamez (Valenciano)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2 Tarjetas Amarillas 3 1 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 8 16 Tiros a puerta 6 4 2
2 6 8 Ocasiones de Gol 2 1 1
4 6 10 Corners 0 0 0
2 1 3 Fueras de juegos 1 1 0
6 9 15 Faltas 11 4 7
60% 57% Posesion del Balon 43% 40%
Formacion
怪我人の復帰により、入れ替わり多し。ザンブロッタ、トゥレが先発となり、右エストレーモはジョバニ。ハーフタイム明けに最初の交代があり、プジョルに代わったマルケスが現場復帰している。続く交代はトゥレを下げてのグジョンセン。イニエスタがピボッテの位置に入った。最後はロニーに代えてのメッシ。ジョバニが左へ移動し、動きもよくなった感じ。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Henry (38)  
Messi (80pk)  
   
   
   
Reporte

低調なリズムによる、退屈なゲーム。ただし、勝利という目的は遂行された。

この試合には、ポジティブな点が3つほどある。まずひとつが内容はどうあれ、勝点3を獲得したこと。そして先制点をティエリー・アンリが決め、怪我人たちも何事もなくピッチに戻れた。これらの点は、なにはともあれ祝福しておこう。

ライカーは先発に、復帰組から2人を起用している。中盤のトゥレと、ラテラルのザンブロッタ。メッシに休養を与えるため、ジョバニ・ドスサントスを先発にしたのはちょっとしたサプライズだ。どちらかというと希望はボージャンだったが、ジョバニは2得点に絡む活躍で、きっちり結果を出してくれている。

アルメリアは序盤から、引いてガッチリと守りを固めつつ、強力なプレスによってバルサの中盤に自由にボールを持たせない。ゲームのリズムを作るチャビ、イニエスタが前を向いてプレーすることは非常に困難で、バルサはボール支配率こそ高いものの、いつもの宜しくないゲームと同様に、ただ後ろで持たされているというのが現実だった。パスコースが見つからず、各人がボールを持つ時間が長い。リズムはこの上なく悪かった。

この試合のスローガンは、「アンリを探せ」。選手たちはそのミッションを遂行すべく、フランス人デランテロへの縦パスをどうにか送ろうとする。しかしどうにもアンリとの呼吸、タイミングが合わず、ちぐはぐなプレーとなるばかり。引いた相手を崩すための縦パス戦術だったのだが、パサーへの徹底マークとカウンター戦術により、アルメリアはバルサの思うようにはさせなかった。かといってピンチもほとんどなく、退屈なゲーム。

それでも絶対、チャンスは訪れるもの。38分、アルメリアのささやかなカウンター攻撃に対してのバルサのカウンター。トゥレ・ヤヤからの浮き球スルーパスに、ジョバニがバッチリのタイミングで抜け出すことに成功する。メキシカンはエリアにそのまま突入し、ポルテーロとデフェンサを引きつけて左のアンリへとパス。これはオフサイド臭く、かつポルテーロに当たりもするのだが、こぼれ球が運よくアンリの前にいき、デランテロは無人のゴールにそれを流し込んだ。

 

数少ないチャンスをモノにし、1点のリードを手にバルサは後半を迎える。アルメリアは少なくとも勝点1を手土産とするため、幾分かは攻撃的となっていた。スペースがもらえるバルサとしては、ありがたいことである。チームとアンリとの呼吸も徐々に改善し、ティティはゲーム終盤に少なくとも3度、相手ラインを突破してポルテーロと対峙することに成功している。効率性には恵まれず、追加点とはならなかったが、明るい材料とすることは出来るだろう。

試合を決めることが出来たのは、試合も終わりに近づいた80分。決めたのはその直前にロナウジーニョと交代でピッチに入っていたメッシだった。ロニー交代時、スタンドからは競い合うように拍手と口笛。ただ、メッシの点はペナルティによるものである。立役者は、ジョバニ。エリア左方面からドリブルで突っ込むと、デフェンサの足がかかったか、倒れこむドスサントス。微妙な判定だったが審判はペナルティスポットを指差し、メッシが余裕でこれを決めたのだった。

そしてそのまま試合は終了。リズムが悪く、チャンスも少なく、カンプノウの観客が求めるには程遠いレベルのゲームではあったのだが、勝利という最低限の任務だけは果たした。ちょっとした空気の入れ替えが必要であるのは間違いないので、怪我人も復帰してきたことであるし、お疲れ気味の選手は思い切って休ませるのが良さそうだ。