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Liga Española : Jornada 18

内容はイマイチながら、効率よくゴールを奪って勝利。

Mallorca FCBarcelona
0 2
05 de Enero - Sab 20:00 h.
Ono Estadi : 19,000
Lux 【6】 【7】 Valdes
Varela 【6】 【6】 Puyol
Nunes 【5】 【7】 Marquez
David Navarro 【5】 【7】 Milito
Fernando Navarro 【5】 【6】 Abidal
Jonas 【7】 【6】 Toure
Basinas 【6】 【6】 Xavi
Pereyra 【5】 【5】 Gudjohnsen
Arango 【5】 【5】 Giovani
Ibagaza 【7】 【6】 Iniesta
Guiza 【6】 【7】 Eto'o
Cambios
Guiza→Victor Casadesus 【5】(48) Gudjohnsen→【6】 Bojan(46)
Basinas→Trejo 【5】(70) Giovani→【6】 Henry(63)
Ibagaza→Borja Varela 【5】(77) Toure→【6】 Edmilson(69)
Entrenadores
Gregorio Manzano 【5】 【6】 Frank Rijkaard
Tarjetas
Trejo (73) Giovani (11)
  Toure (50)
  Puyol (87)
   
   
Arbitro
Ramirez Dominguez (andaluz)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 2 5 Tiros a puerta 7 3 4
2 2 4 Ocasiones de Gol 3 3 0
0 2 2 Corners 5 4 1
0 0 0 Fueras de juegos 3 2 1
11 5 16 Faltas 12 5 7
33% 43% Posesion del Balon 57% 67%
Formacion

メッシが故障休み以外は、このところの基本メンバー。右はジョバニが務めている。最初の交代は46分、グジョンセンに代えてボージャン。イニエスタが中盤に下がっている。続いてジョバニを下げてアンリ投入。前線の位置取りは流動的だが、基本は下図のような感じ。最後はトゥレに代えてエヂミルソンがピッチへ。エヂさんはこれが今季リーガ初出場。おかえりなさい。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Marquez (62)
  Eto'o (91)
   
   
   
Reporte

なにがなんでも欲しかった3ポイントを、どうにか確保した試合。内容は優れなかったが、結果第一なので良しとする。

どのような形であろうとも、今はとにかく勝利することこそが重要と語っていたエトーの言葉をそのまま実行したようなゲームだった。90分を通じていいフットボルをしたのはマジョルカの方で、バルサは特に前半はリズムが掴めず四苦八苦。しかし集中力を切らさず守り、セットプレーから先制したことでバルサは流れを手に入れる。フットボルの女神は、まだバルサを見限ってはいない。

この試合、ライカーは成果を残したバレンシア戦のメンバーに先発を戻している。調子が上がっていないデコはベンチスタートとなっている。しかし気合の見えるマジョルカの前に、バルサのプレーはメスタージャのようにはいかない。よくあるパターンとしてボール支配率だけが高く、内容は乏しいのだ。バルサの選手たちはどこか自信をなくしているようで、中盤でパスがつながらない。リズムも悪く、流動性とアイディアに欠けるパスは、マジョルカ守備陣にことごとくカットされていた。

マジョルカの基本戦術は、カウンター。中盤でボールを奪うと、すばやくバルサ最終ライン後方へパスを流し込み、グイサを中心とした攻めでバルデスのゴールを脅かすマジョルカ。9分、グイサが単独でエリア内に持ち込み、そのままミリートをかわして放ったシュートは、寸でのところでポスト右をかすめて行った。入っていてもおかしくはないシュートだった。

その後もバルサはボールを回すものの、ただ回しているだけ。脅威的といえるプレーは、ごく少数だった。可能性を感じられたのは、14分のイニエスタの単独突破からのシュートと、いくつかのセットプレーくらい。どうにかしようという気持ちは分かるのだが、冷静に崩しきれないもどかしさ。唯一それっぽい崩しがあったのは39分。ゴールライン際にてジョバニがボールを奪い、すかさずエトーがエリア内にセンタリング。これにチャビが走りこんでシュートを放つのだが、大きく噴かしてゴールならず。

 

後半になり、起爆剤としてグジョンセンに代えてボージャンをピッチに送り込むライカーだが、それだけではリズムはさほど改善されなかった。プレー内容は前半とさほど変わることなく、中盤と前線の距離は遠かった。この流れを変えたのは、ひとつのコーナーキック。62分、どうせいつものように入らないだろうと思っていたコーナーから、マルケスがニアに飛び込んでネットを揺らしたのである。バルセロニスタも、アッとビックリ。そしてつくづく感じる、セットプレーの重要性。

運よく先制点を奪ったことで、バルサのリズムは改善される。心に余裕が生まれ、パスにもゆとりが出てきたのだ。ジョバニに代わってピッチに入ったアンリも、いいプレーをやっていた。74分にはオフサイド判定となったものの、プジョルのパスをファーサイドから押し込むなど、アンリっぽいプレーも披露。同様の使い方をしていけば、オプションとなってくれそうな予感は漂っていた。

その後もマジョルカは試合を諦めることなく、カウンターを中心とした攻めでバルサゴールをうかがっていた。ただし、前線のカギであるグイサがダメージを受けて交代したことにより、明らかにパンチ力は失っていた。惜しいチャンスは幾つか作ったマジョルカだったものの、それらもバルサ守備陣が高い集中力で刈り取り、致命傷とはならず。終了間際に追いつかれた、国王杯アルコヤノ戦の教訓が活かされていたようだ。

逆にバルサは、ホイッスル直前にダメ押し点で試合を決める。91分、エトーの予想外のロングシュートを炸裂させ、豪快にネットを揺らして見せたのである。これでスコアは0-2となり、バルサの勝利確定。素うどんが月見うどんになったかのような、満足度をグイッと引き上げてくれるゴールだった。

内容は決して褒められたものではなかったものの、苦手フエラで3ポイントをきっちりと確保したこと、アンリとエヂミルソンが戻ってきたことはポジティブ要素。エトーが離脱し、メッシも負傷中のバルサにとって、アンリの復調は願ってもないお年玉となりそうだ。アニモ!