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Liga Española : Jornada 21

決定機ほとんどなし。過信、油断、無策・・・リーガはこれで絶望的。

Athletic Bilbao FCBarcelona
1 1
27 de Enero - Dom 19:00 h.
San Mames : 40,000
Aranzubia 【5】 【6】 Valdes
Iraola 【5】 【5】 Zambrottal
Ustaritz 【5】 【4】 Thuram
A. Ocio 【5】 【6】 Puyol
Koikili 【5】 【5】 Sylvinho
Susaeta 【5】 【6】 Iniesta
Orbaiz 【5】 【5】 Xavi
J. Martinez 【5】 【5】 Deco
D. Lopez 【5】 【6】 Messi
Yeste 【5】 【5】 Henry
Aduriz 【5】 【7】 Bojan
Cambios
Susaeta→Aitor Ramos 【5】(48) Xavi→【5】 Edmilson(63)
Aduriz→Garmendia 【5】(48) Bojan→【5】 Gudjohnsen(79)
J. Martinez→Llorente 【5】(69)  
Entrenadores
Joaquin Caparros 【5】 【4】 Frank Rijkaard
Tarjetas
Susaeta (29)  
J. Martinez (44)  
Orbaiz (91)  
   
   
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 1 3 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 6 11 Tiros a puerta 6 3 3
2 3 5 Ocasiones de Gol 3 2 1
1 2 3 Corners 3 2 1
      Fueras de juegos      
11 10 21 Faltas 12 7 5
39% 42% Posesion del Balon 58% 61%
Formacion

マルケスが負傷、エヂミルソンが病み上がりのため、チビッ子三銃士による中盤。セントラルはミリートを休ませ、チュラムが入っている。左ラテラルは故障明けのアビダルではなくシルビーニョ。メッシは久々の先発復帰。メッシとボージャンは頻繁にポジション交換をしている。最初の交代はチャビからエヂミルソン。イニエスタがインテリオールに上がっている。二人目にして最後の交代は、ボージャンに代えてのグジョンセン。グッディはそのまま前線右に入った。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Bojan (35)
Llorente (78)  
   
   
   
Reporte

内容がない上に、結果も残せず。わずか1点のリードで満足したか、のらりくらりとプレーし、追いつかれる酷いゲームだった。

来週ミッドウィークのビジャレアル戦(コパ)を意識したのか、故障上がりの選手たちに無理をさせたくなかったのか、ライカーはこの試合も守備ラインに手を加え、さらにいい印象を与えない“チビッ子三銃士”による中盤を復活させてくる。そして案の定、プレーリズムは低調だった。ここ最近でも、最悪に部類されるといっていい。

前半は思い出したくもない内容だった。カーサでこれ以上無様なプレーは出来ないと気合の入るアスレティックは、バルサに勝利すべく力強く立ち向かってくる。その相手に、バルサは明らかに気持ちで負けていた。プレスは弱く、局地戦に敗れ、ボールに向かって走る量も少ない。序盤はビルバオが優勢に試合を進める展開。得点力のなさゆえに決定機は作れないのだが、主導権は常に彼らが握っていた。縦へのボールは、バルサよりも有効に使うビルバオ。

バルサはまたも試合に上手く入っていけずにいるようだった。最初のシュートが17分のメッシなのだから、その乏しさが分かる。中盤でパスをつなげず、マークを外す動きもないため、ボールの出し所がない。苦し紛れに前線へパスを送っても、簡単に相手の守備網に引っかかる。アイディアというものが、まったく感じられない攻撃に終始するバルサだ。試合は一時、決め手のない両チームによって停滞する。

ゲームが動いたのは30分を過ぎた頃だった。最初にチャンスを手にしたのはビルバオ。32分、左サイドを駆け上がったダビド・ロペスからのセンタリングを中央のアドゥリスがシュート、これはプジョルが止めるのだが、目の前にこぼれたボールに再びアドゥリス。バルデスとは1対1の状況ではあったが、シュートは惜しくもバー上空へ放たれチャンス生かせなかった。バルサとしては命拾い。

しかしゲームは分からないもので、その直後の35分、今度はバルサに決定機が訪れる。イニエスタから前線のメッシへと一気にパスが送り込まれ、GKアランスビアがどうにか弾いたボールをエリア正面にいたデコが拾う。デコはこれをさらりと右へ流し、詰めてきたボージャンがゴール左へと流し込んだのだ。バルサはまんまとリードを手にし、ハーフタイムを迎えることに成功する。

 

後半、出足は非常に良かった。46分、そして47分と、バルサは開始早々にいきなり2回のビッグチャンスを掴む。これらのいずれかが入っていれば確実に勝ててたのだろうが、そうはならないのが今のバルサだ。その後バルサはペースを緩め、ビルバオの攻めを受けてたつようになる。ビルバオの攻めに決め手がなく、迫力もないことから十分にいなせると判断したのだろう。

たしかにアスレティックの攻撃にはこれといった怖さはなかった。バルサ陣内に押し込んではいるものの、決定的な場面は作れはしない。スタンドからしばしブーイングが聞かれるほどに、ビルバオは持たせられているボールの活用方法を知らなかった。56分にはチャビのエラーからハビ・マルチネスに強烈なシュートを許してはいるが、これはバルデスが好セーブにて防いでいる。

その後ライカーはチャビに代えてエヂミルソンを投入し、中盤の強化を図るものの、バルサのプレーは何も変わらない。72分にはゴール前の混戦からプジョルがあわや2点目のシーンもあるのだが、これは相手デフェンサがかろうじて蹴り出してゴールならず。そして78分、余裕をかましていた(ように見えた)バルサにビルバオのお仕置きが下るのである。

見るからに落ち着きすぎていて、見るからに自信過剰だったバルサはカウンターから右サイドを突破され、ガルメンディアにセンタリングを許してしまう。中央にはジョレンテともつれ合うようにカバーするチュラムがおり、ボールはどちらの足に当たったのかよく分からないが、バルデスの守るゴールネットを揺らしたことだけは間違いない。油断と過信により、1-1に追いつかれたバルサ。まだ10分少々が残されてはいたが、正直このチームにリアクションを求めるのは酷だった。

その後のバルサには、3ポイントを獲りにいこうという意思は伺えた。しかし如何せん、それを可能とするだけの動きもなければアイディアもない。ボージャンに代えて送り込まれたグジョンセンは好いところを示せず、メッシもアンリも違いが見せられない。時間がすぎていく焦りとともにボールはただ前線へと放り込まれるだけ。同点によって勢いづくアスレティックに流れは傾いており、バルサにそれを覆す反発力は見られなかった。試合最後になって激しくプレスをかけても、遅いのだ。

そしてそのまま、ゲームは1-1で終了した。さらっと勝っているべき試合で、無力感だけを残す、不甲斐ない引き分け。よく分かったことは、このバルサは格下の相手にもフエラでは勝てない、機能不全のチームだということである。決して不運とはいえない、然るべき結果としてのエンパテ。リーガタイトルは事実上、終わりを告げたと言っていい。一波乱がくること必至の、あまりにも悲しい、負けに等しい引き分けだ。