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Liga Española : Jornada 34

心はマンチェスター。今節にもマドリ優勝か。

Deportivo FCBarcelona
2 0
26 de Abril - Sab 22:00 h.
Riazor : 34,600
Aouate 【6】 【4】 Pinto
Manuel Pablo 【6】 【4】 Zambrotta
Lopo 【6】 【4】 Thuram
Pablo Amo 【6】 【5】 Puyol
Coloccini 【6】 【4】 Sylvinho
Filipe Luis 【7】 【3】 Marquez
Wilhelmsson 【6】 【6】 Toure
Juan Rodriguez 【6】 【4】 Gudjohnsen
De Guzman 【6】 【4】 Giovani
Lafita 【8】 【5】 Bojan
Xisco 【6】 【4】 Henry
Cambios
Xisco→Riki 【6】(73) Toure→【5】 Deco(55)
Wilhelmsson→Cristian 【sc】(83) Zambrotta→【4】 Edmilson(69)
Lafita→Verdu 【sc】(85) Giovani→【3】 Ezquerro(76)
Entrenadores
Miguel Angel Lotina 【6】 【4】 Frank Rijkaard
Tarjetas
Lafita (82) Sylvinho (62)
  Marquez (84)
  Edmilson (87)
  Deco (88)
   
Arbitro
Delgado Ferreiro (vasco) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 4 4 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
9 6 15 Tiros a puerta 7 1 6
3 4 7 Ocasiones de Gol 2 0 2
2 2 4 Corners 2 1 1
0 1 1 Fueras de juegos 0 0 0
    17 Faltas 18    
45% 35% Posesion del Balon 56% 55%
Formacion

マンチェスター戦を強く意識し、先発は水曜とは8人が入れ替わっている。特にニュースは、ピントの初出場。イニエスタとミリートは出場停止。トゥレのインテリオール先発は、おそらく初めて。最初の交代はそのトゥレに代えてのデコ。同じ位置に入っている。続いては、ザンブロッタに代えてのエヂミルソン。プジョルが右へ移動し、マルケスがセントラルへ。最後はジョバニを下げてエスケーロ投入。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Juan Rodriguez (54)  
Pablo Amo (76)  
   
   
   
   
Reporte

頭の中は、すっかりとマンチェスター。リーガはもう重要ではないといったふうの、スタメンとプレー姿勢だった。

今回の先発メンバーは水曜のマンチェスター戦から、実に8人が入れ替わっている。メッシ、チャビ、エトーはメンバーに招集されず、デコとバルデスはベンチ。イニエスタとミリートは出場停止だ。だからといって勝ちを放棄したわけではないが、プレーへのテンションはチャンピオンズに比べると明らかに低調。しかも相手が後半戦“最強”チーム、デポルティーボ(リーガ4連勝、リアソール5連勝中)とあらば、苦戦は必至である。

ゲームはしかし、意外と拮抗した展開でスタートする。来週のマンチェスター戦をいい気分で迎えたいバルサは、少なくとも前半はエンジンがそれなりに回っていた。決定的なチャンスは、2回。ひとつは13分、ボージャンからの深いスルーパスに抜け出したグジョンセンが、GKアワテと1対1からシュートに持ち込むも、枠を捉えられなかった。ふたつめは37分、プジョルのスルーパスでサイドを突破したアンリから、中央へ絶妙の折り返し。しかしボージャンがシュートに上手く持ち込めず、DFに弾かれて終わっている。

チャンスの度合いでいえば、デポルの方が濃密だった。4連勝も納得の、テンポいいパス展開を見せるデポルティーボ。攻撃で目立っていたのはラフィタとチスコで、彼らは多くのチャンスに絡んでいる。序盤はミドルシュートが中心だったが、徐々に危険度は上昇。特に26分、ゴール前の混戦からチスコのシュートがクロスバーを直撃した場面は決定的。その他にもラフィタはピントを脅かすシーンをいくつか作っており、存在感があった。バルサ守備陣の不正確さも目立っていた。

 

前半は0-0のまま終了。そして後半、いよいよ頭がマンチェスターに飛んでしまったバルサは、プレーから激しさというものがとんと失われる。それに比例して、デポルはしっかりとチャンスを活かせるようになっていた。となると、均衡は軽く破られる。53分、右サイドのマヌエル・パブロが粘り、エリア内のラフィタがさらに粘り、ゴール正面に送り込んだボールをフアン・ロドリゲスが流し込んで先制点ゲット。プレー内容に対する、正当な報酬と呼べるゴールだった。

これに対しバルサは反発するどころか、時間の経過とともにショボくなっていく。ボール紙廃立ではバルサが上回っていても、試合をコントロールしているのはデポルティーボ。ライカーとしてもこの試合を無理に獲りにいくつもりはなく、そこからの交代もマンチェスター戦を睨んだものとなっている。決戦を控えるトゥレとザンブロッタは次々とお役御免となり、リズムをつかむべくデコが登場などだ。気合が入ってないので、もちろんゲームの流れはこれといって変わらない。

追加点の場面など、集中してないことの見本のようだ。75分、左サイドからのフリーキックを、ファーのパブロ・アモがドフリーで余裕のヘディングシュート。試合はこれで完全に決まった。ここからはまったくもって終了の笛がなるのを待つだけながら、終了間際に立て続けにカードをもらっているのが悲しいところだ。チャンピオンズのセミファイナリスタも、やる気がなければこの程度。

この試合のバルサからは、「数字的にゼロでなくなるまで優勝のために戦う」という姿勢が感じられなかった。状況的に仕方のないこととはいえ、やはりバルサとしては寂しいものだ。リーガでのイメージは、もはやこれ以上汚れようのないほどに最悪。もし今日ビジャレアルが勝利すれば2位の座はさらに遠のくし、負けたら負けたで、マドリの早期優勝が決まってしまう。この痛みを癒せるのはオールド・トラッフォードでの成功しかないが、上手くいってくれることを祈る。