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Liga Española : Jornada 38

ドスサントス、リーガ初ゴール&ハットトリック。

Murcia FCBarcelona
3 5
17 de Mayo - Sab 22:00 h.
Nueva Condomina
Alberto 【5】 【6】 Pinto
De Coz 【4】 【4】 Oleguer
Ochoa 【5】 【5】 Thuram
Marañon 【4】 【6】 Puyol
Peña 【4】 【5】 Abidal
De Lucas 【4】 【6】 Xavi
Mejia 【5】 【7】 Giovani
Pignol 【5】 【6】 Gudjohnsen
Aquino 【6】 【6】 Messi
Iñigo 【4】 【6】 Henry
Ivan Alonso 【7】 【6】 Eto'o
Cambios
Marañon→Richi 【6】(63) Thuram→【5】 Fali(70)
Iñigo→Rosinei 【5】(63) Gudjohnsen→【5】 Rueda(74)
De Lucas→Abel 【6】(76) Henry→【5】 Bojan(75)
Entrenadores
Javier Clemente 【5】 【6】 Frank Rijkaard
Tarjetas
Marañon (21) Fali (83)
De Lucas (39)  
   
   
   
   
Arbitro
Rafael Ramirez Dominguez (andaluz) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 0 2 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 3 10 Tiros a puerta 15 8 7
4 2 6 Ocasiones de Gol 6 2 4
6 4 10 Corners 0 3 3
0 1 1 Fueras de juegos 3 0 3
    13 Faltas 11    
% 40% Posesion del Balon 60% %
Formacion

怪我人、出場停止などが続出しているため、苦しさの見える先発メンバー。ウラゲーが右ラテラル、チャビがピボッテ、ジョバニが中盤など、珍しい組み合わせとなっている。最初の交代はチュラムに代えてのファリで、ウラゲーが中央へ移動。ファリは右に収まっている。続いてグジョンセンに代えてルエダで、同じ位置の交代。この二人のカンテラはトップチーム初出場。最後はアンリを下げてボージャンを投入。ピント、アビダル、エトー以外は全員カンテラ出身という、最終戦らしい11人となっている。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Ochoa (15)  
  Eto'o (22)
  Henry (25)
  Giovani (32)
  Giovani (51)
  Giovani (65)
Ivan Alonso (81pk)  
Abel (84)  
Reporte

なんの役にもたたない勝利ではあるが、最後でもあるし、素直に喜びたい。ジョバニ・ドスサントス、バルサ公式戦初ゴール&ハットトリックおめでとう!

07/08シーズン最後を締めくくるムルシア戦は、怪我人、出場停止、ならびに諸事情による欠席者により、人員的に非常に苦しいなかでのメンバーとなっている。ざっと11人を見渡してみて、来季何人が残っているのだろうというメンバーだ。この切なさも、サイクル終焉ならでは。

多くの選手がバルサでの最後の機会となるこの試合、彼らはきっと心地よい勝利で飾りたかったことだろう。しかしゲームは序盤、1部リーグにサヨナラしなければならないムルシアが地元ファンに意地を見せるべく、積極的に押し込んでくる。バルサがいまいちパス等に精度を欠く一方、ピントを脅かすムルシア。そして15分、彼らはコーナーキックからあっさり先制に成功したのだった。またもノーマークのままニアに飛び込まれるという、よく見る光景での失点だった。

あーやっぱり最後もこんなものか、とクレはため息をついたのだが、そこは2部降格をずっと前に決めているムルシア。勢いは長くは続かないのである。バルサはすぐさま反撃を開始、簡単に同点に追いついて見せた。22分、中央のメッシと左のアンリがコンビネーションで守備網を崩し、アンリが切れ込んで送り込んだボールを、エトーが器用に合わせて1-1。

さらにその3分後には、ハーフライン付近のチャビからアンリへと浮き球スルーパスが送られ、ラインを抜け出したアンリが飛び出してきたGKアルベルトを頭でかわし、無人のゴールへとボールを流し込んだ。バルサ、余裕で逆転に成功。このあたり、桁の違う給料の選手が、その違いを普通に出したというところである。

 

そしてここからは、ジョバニ・ドスサントスによるリサイタルとなる。32分にはグジョンセンのスルーパスにエトーが抜け出し、GKと1対1になるのだが、彼はその横を併走していたジョバニにプレゼントのパス。オフサイド臭かったがドスサントスはこれをさらっと流し込み、自身にとってリーガ初ゴールを決めて見せた。ベンチでは教え子の晴れ姿を喜ぶライカーとエウセビオ。

ハーフタイムを挟み、ジョバニショーはまだ続く。特に2つ目となる51分のゴールはゴラッソだった。起点はジョバニ自身だった。ピッチ中盤からドリブルを開始し、まずはエトーと壁パス交換によってエリア際まで持ち込み、さらにメッシとの短いワンツーのあと、GKの頭上を越えるバセリーナを決めたのである。

さらに65分、中央のメッシから左のアンリへとボールが送られ、アンリはドリブルにてエリア際まで持ち込んでいく。そしてこの折り返しをメッシはシュートへ持ち込めなかったのだが、すぐ後ろにいたジョバニがそのボールを豪快に蹴りこみ、ハットトリックを達成してしまった。この活躍がバルサ残留への追い風となるか。今後のクラブの決断が注目される。

 

スコアは1-5。普通であれば、チームの実力差からすれば、このまま終わっているような点差である。しかしこのバルサはサービス精神が旺盛というか、すんなりゲームを終わらせられない。81分にはシンプルな斜め後方からの浮き球パスを競る際、プジョルがメヒアを倒してしまいペナルティを謙譲。1点を失うと、さらに84分。エリア正面からのフリーキックをアベルにズドンと叩き込まれ、3-5にまで追い上げを許すのだった。

その後もあわや4点目というピンチを招くバルサだったが、これはウラゲーが気迫でクリアして無得点。まあムルシアは来季2部を戦うチームであるし、プリメーラ最後の思い出として、バルサから3点とった!と喜んでもらえれば、それはそれで構わないのだが。ライカーは後半、ゾクゾクとカンテラーノたちをピッチに送り込み、11人中8人がカンテラというなかなかにすごい編成に。これはライカーからバルセロニスタへの、ちょっとしたプレゼント。お疲れ様でしたフランク、これまで5年間ありがとう!またいつかどこかで会いましょう!そのときまでお元気で!そして何人かの選手たちも、これまでいろいろお疲れ様。みなさんに大いなる幸運が訪れますように!スエルテ!