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Liga Española : Jornada 17

リズムが上がらず苦労するも、2009年白星発進。

FCBarcelona Mallorca
3 1
3 de Enero - Sab 20:00 h.
Camp Nou : 60,399
Valdes 【6】 【6】 Lux
Puyol 【6】 【6】 Josemi
Marquez 【6】 【6】 Nunes
Victor Sanchez 【5】 【6】 Ramis
Abidal 【6】 【5】 Corrales
Toure 【7】 【5】 Marti
Xavi 【6】 【5】 Mario Suarez
Gudjohnsen 【6】 【4】 Scaloni
Hleb 【5】 【5】 Varela
Henry 【7】 【4】 Arango
Eto'o 【6】 【6】 Aduriz
Cambios
V. Sanchez→Alves 【5】(55) Scaloni→【5】 Cleber Santana(76)
Hleb→Iniesta 【7】(66) M. Suarez→【sc】 Webo(82)
Marquez→Sylvinho 【5】(70) Aduriz→【sc】 Jurado(82)
Entrenadores
Pep Guardiola 【6】 【5】 Gregorio Manzano
Tarjetas
Henry (35) Josemi (35)
Marquez (49) Mario Suarez (42)
Xavi (64) Aduriz (56)
Alves (72) Lux (68)
  Valera (72)
  Scaloni (75)
  Arango (75)
  Josemi (89DA)
Arbitro
Velasco Carballo (madrileño) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 3 4 Tarjetas Amarillas 8 6 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 1 0
7 5 12 Tiros a puerta 5 1 4
5 5 10 Ocasiones de Gol 2 1 1
4 1 5 Corners 0 0 0
1 1 2 Fueras de juegos 1 0 1
    11 Faltas 19    
% 71% Posesion del Balon 29% %
Formacion

冬休み明けで、前日チーム合流のアルベスはベンチスタート、メッシはお休み。プジョルが右ラテラルに入り、ビクトル・サンチェスがマルケスとコンビを組む。右エストレーモはフレブ。最初の交代はビクトル・サンチェスに替えてのアルベス。プジョルがセントラルへと移動している。続いて、フレブに替えてイニエスタ。およそ2ヶ月ぶりのピッチ復帰である。イニはポジションを動かしながら、最終的に左に落ち着く。最後は怪我のマルケスに替えてシルビーニョ投入。プジョルとアビダルがそれぞれ右へスライドしている。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Aduriz (14)
Henry (30)  
Iniesta (75)  
Toure (91)  
   
   
Reporte

 

新年一発目の、ミニ冬休み明けのゲーム。心配されていたのは、選手たちがしばらくゲームから離れていたことによるリズム、試合勘の低下だったが、実際のゲームもそんな感じとなった。ボールへのプレスはまずまずなのだが、いつものようなフリー選手の動きが少なく、引いて守るマジョルカの陣形を崩せない。暖機運転、そんな様子だった。

序盤の唯一のチャンスは、12分、トゥレからの一本のスルーパスにエトーが抜け出し、直接ボレーシュートを放った場面。これは惜しくもポスト右をかすめている。

マジョルカの狙いは徹底していた。自陣深く守り、一瞬のチャンスを見つけては、前線のアドゥリスへ一本のパスをつないで速攻カウンター。これが14分、まんまと決まってしまうのだから、マンサーノ監督は「してやったり!」だっただろう。トゥレ・ヤヤの不注意を突いてボールを奪ったアドゥリスが、ピッチ中央から一気にドリブル開始。ビクトル・サンチェスを軽々と抜き去ると、そのままエリアまで独走、落ち着いた緩い浮き球シュートでバルデスの頭上を破り、見事先制点をゲットするのである。

バルサにエンジンがかかり始めるのは、25分を過ぎた頃から。最初のビッグチャンスは26分、右コーナーキックからチャビがスペースへとボールを流し、詰めたグジョンセンが豪快にボレーを放ったシーン。これはクロスバー直撃となった。さらに2分後、プジョルが切れ込み、エリア内混戦からトゥレ・ヤヤのシュート。こちらはGKルクスが気合の左足にてクリアしている。

そして31分、怒涛の攻撃はついに同点弾を生む。今度もまたコーナーだった(右サイド)。キッカーはチャビ。ニアのプジョルが頭で落とし、ファーにいたアンリがボールをコントロール、難しい体勢ながらも素早くシュートに持ち込む。そしてボールは右ポストに当たりながら、ゴールへと吸い込まれていった。執念と努力が報われた、そんな得点だった。

 

ゲームはそのまま、1-1で折り返す。前半と同じく、後半もボールはバルサが圧倒的に支配した。しかしこれといった決定機は作れない。唯一歓声が沸いたのは、57分、アンリのトリッキーな背面パスにエトーが反応し、シュートまで持ち込んだ場面。しかしボールに勢いはなく、またルクス正面で難なくキャッチされた。

流れが変わったのは、66分、フレブを下げてイニエスタを送り込んでからだった。2ヶ月ぶりの実戦ながら、登場するや否や、卓越したボールコントロールで存在感を発揮。その刀が錆付いていないところを見せ付ける。そして75分、逆転弾まで決めてしまうのだから、この人は特別だ。チャビのロングシュートがエトーに当たり、そのこぼれ球にグジョンセンが追いつく。そしてグッディはエリア内右からファーにパスを流し、走りこんだイニエスタがこれを押し込んだのだった。グジョンセンもイニエスタもオフサイドっぽくも見えたプレーだったが、主審は合法と判断した。

不本意な逆転を喫し、ショックもあっただろう。マジョルカはリアクションを起こせなかった。マンサーの監督は攻撃的な交代で状況を打開しようとするが、バルサはこれをきっちりと阻止。マジョルカは後半、シュートを1本しか放てていない。バルサもクリスマス前のように本調子ではなかったのだが、それでも勝ちを引き寄せるところはさすがだ。ゲーム終盤には、スタンドからの「オーレ!オーレ!」の大合唱も起こっている。

そしてロスタイム、先制点を奪われる切っ掛けとなった男が、最後に名誉挽回とばかりに気を吐いた。91分、アルベスのクロスはデフェンサにカットされるも、エトーが拾って中央に上がってきたトゥレにパス。岩男は巨躯に似合わぬ細かいボールタッチでマジョルカ守備網をかいくぐり、ついには至近距離から豪快なシュートをネットに突き刺してしまうのである。この人、攻撃センスあります。これからも折を見て、爆発してほしい。

ペップは試合後、こう言っている。「5-0で勝つより、こんなゲームをものにするほうが意味がある」。予想された難しいゲームでリードを許し、それを逆転しての勝点3。本調子でなくとも、最後はまとめる力があるところを再び示し、勝てたのは非常に大きい。2009年も、バルサは勝ちまくっていくぞ!イニエスタ、復帰おめでとう!