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Liga Española : Jornada 18

後半、リズムがおかしく大苦戦。クラックの決定力に救われた。

Osasuna FCBarcelona
2 3
11 de Enero - Dom 21:00 h.
Reyno de Navarra : 18,388
Roberto 【6】 【6】 Valdes
Azpilicueta 【5】 【7】 Alves
Sergio 【5】 【5】 Pique
Miguel Flaño 【6】 【5】 Puyol
Monreal 【5】 【5】 Abidal
Juanfran 【6】 【6】 Busquets

Vadocz 【5】

【7】 Xavi
Puñal 【5】 【5】 Keita
Nekouman 【6】 【8】 Messi
Plasil 【6】 【6】 Henry
Pandiani 【6】 【7】 Eto'o
Cambios
Sergio→Josecho 【5】(46) Henry→【6】 Iniesta(64)
Puñal→Portillo 【5】(58) Keita→【5】 Bojan(76)
Plasil→Masoud 【sc】(82) Eto'o→【sc】 Toure(88)
Entrenadores
Jose Antonio Camacho 【5】 【6】 Pep Guardiola
Tarjetas
Josecho (68) Abidal (32)
Pandiani (68) Valdes (68)
  Busquets (90)
   
   
   
Arbitro
Teixeira Vitienes (cantabro) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
1 4 5 Tiros a puerta 15 6 9
1 3 4 Ocasiones de Gol 8 4 4
0 2 2 Corners 7 3 4
0 2 2 Fueras de juegos 2 2 0
6 5 11 Faltas 10 4 6
31% 31% Posesion del Balon 69% 69%
Formacion

マルケスが出場停止。奇しくも、ビジャレアル戦と同じ先発メンバー。後半になると、メッシが中央でプレーするようになっている。エトーは右に移動。最初の交代はアンリに替えてイニエスタで、同じ位置に入っている。続いて、ケイタに替えてのボージャン投入。イニエスタが中盤に下がり、ボージャンは左に納まった。途中から、メッシが右に戻る。最後はエトーを下げて、トゥレ・ヤヤ。ボージャンが中央に入り、イニエスタは再び前線左へ移動、ブスケスがインテリオールとなっている。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Eto'o (44)
Miguel Flaño (62)  
Pandiani (72)  
  Xavi (79)
  Messi (84)
   
   
   
Reporte

 

前半は手堅くいったが、後半は乱調。一時逆転を許し、それをまた逆転するという、目まぐるしい展開となった。

ペップ・グアルディオラは、この試合でもローテーションを採用。コパのアトレチコ戦から、先発を6人入れ替えて臨んでいる。そしてそれが奇しくも、ビジャレアル戦と同じメンバー。前半はいつものように、メンバー入れ替えの影響は感じられなかった。プレスはしっかりかかっていたし、ボールもコントロールできていた。ただ、この前半はほんの少しだけ、集中(特にゴール前)を欠いていたように思えた。

最初の45分はバルサが一方的に試合を支配している。オサスナは自陣に引きこもるわけではなかったが、自分たちがゴールを奪うというよりは、バルサの攻撃を潰すのが第一目的。最終ラインでどうにか踏ん張り、一気に前線へボールを送る。前後への動きの激しい、落ち着きのないゲームとなっている。

バルサ最大のチャンスは10分、メッシが悪魔ドリブルによってオサスナ守備陣を切り刻んだシーン。40mほどを単独突破し、ひらりひらりとデフェンサを料理、最後はGKロベルトの位置をみてクロスシュートを放ったのだが、無情にもボールは右ポストに阻まれる。ウソでしょ、と天を仰ぐメッシ。

その後、バルサはチャビのミドルシュート(21分)、アンリのおしゃれな右足アウトサイドでのトラップからの至近距離シュート(24分)などで見せ場を作るも、ロベルトの壁を崩せない。心のどこかに、そのうちゴールは決まるだろう、という思いがあったのかもしれない。いまひとつ攻めが単調で、いつもの迫力が不足していた。

オサスナは40分、前半唯一のシュートを放っている。右コーナーからのボールに、パンディアーニが頭で合わせたのだ。バルデスは難なくこれをキャッチしているが、コースを突かれていれば危なかった場面。

そしてそのまま0-0で折り返そうかという44分、クラックが大きな仕事を果たす。カウンターからメッシがドリブルで切れ込み、注意を引き付けて併走するエトーにパスを送る。エトーにもすかさずチェックはかかったのだが、我らがゴレアドールのシュートは速かった。強烈なシュートが、ゴール左にズドン!素晴らしいタイミングで、ついに均衡は崩れた。

 

念願のリードを奪い、後半もさらにバルサペースになるかと思われたのだが、ここでオサスナが別の顔を見せる。開始早々から、プラシルがロングシュートで警告を与え、前に出る姿勢を示したのだ。これに対し、バルサのリズムはおかしかった。プレスのかかり具合、パスのスピードと精度、ボールのない時の動き。どれもが明らかに、前半よりも悪くなっていた。

バルサは54分にチャビとの壁パスから鋭いシュートを放つも左ポスト直撃。56分にはアンリの抑えたミドルシュートで脅かすのだが、いずれもゴールには至っていない。すると62分、あっさりと動転を許してしまう。右コーナー。ファーポスト側にいたミゲル・フラーニョが空中戦でアルベスとブスケスを制し、技ありの浮き球ヘディングシュートを決めたのだ。頭上を越えるボールに、バルデスもなす術なし。

ここからのバルサは、さらにリズムを崩した。歯車が狂っているというか、なにをするにも噛み合わない。ペップは64分にイニエスタを投入するも(アンリOUT)、オサスナに傾いた流れは変わらなかった。ボールはことごとくオサスナが収め、次々とバルサゴールに襲い掛かる。俺たちが最下位のチームに何故こんな目に遭っているのか?そんな印象さえ感じられたが、いまいちなプレーだからやられているのだ。

そして72分には、流れのままに逆転弾を突き刺されるバルサ。ほいほいとボールを展開され、最後は右サイドのファンフランがフェイントからアビダルをかわして絶妙なグラウンダーパスを供給。これにパンディアーニがニアに走りこみ、プジョルより速くボールをネットに蹴りこんだ。

圧倒的な強さで首位を突っ走るバルサが、まさか最下位チームに逆転を許そうとは。信じられない光景だったが、それが現実だった。リーダーといえども、気持ちが入らねば、やられるのである。ここからゲームは、小競り合いの時間帯に突入する。神経を高ぶらせた両チームが、なにかともみ合いを起こしたのだ。だがそのなかで、冷静さを取り戻したのだろう。バルサは自分たちのやるべきことを、やっと思い出した。そしてここから、逆襲が始まる。

クレがほっと胸を撫で下ろした第一弾は、79分のチャビのゴールだった。右にいたボージャンからボールを受けたダニ・アルベスがエリア内に切れ込み、中央へのアシストパス。これをチャビがデフェンサと交錯しながらも気合のシュートを放ち、ボールはゴール左隅に突き刺さったのだ。同点!これでバルサ選手たちの意気は上がった。

チームの動きは改善され、そのわずか4分後にはメッシが輝きを放つのだ。この日は中央での突破に固執し、ボールを失う場面も多かったメッシだったが、大仕事を最後にやってのけるのはさすが。アルベスの高い位置でのプレスでボールを奪い取ると、隣でそれを受けたメッシがエリア前までドリブルで持ち込み、一瞬開いたコースを見極めて豪快な弾丸ミドルシュート。ボールはゴール左角に突き刺さった。

この試合での、オサスナの奮闘は素晴らしかった。正直、開幕戦以来の黒星を覚悟したバルサファンも多かっただろう。しかし最後は勝利をもぎ取ってしまう、バルサの底力もお見事。苦しかった試合だけに、今後の教訓としてほしいし、しなければならない。実に疲れるゲームだった。