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Liga de Campeones 1/4 Final : Vuelta

バイエルンは誇りをみせたが、特に波乱なくセミファイナルへ。

Bayern Munchen FC Barcelona
1 1
14 de Abril - Mar 20:45 h.
Futbol Arena de Munchen : 66,000
Butt 【】 【】 Valdes
Lell 【】 【】 Alves
Lucio 【】 【】 Puyol
Demichelis 【】

【】 Pique

Lahm 【】 【】 Abidal
Otti 【】 【】 Toure
Van Bommel 【】 【】 Xavi
Sosa 【】 【】 Keita
Ze Roberto 【】 【】 Messi
Ribery 【】 【】 Iniesta
Luca Toni 【】 【】 Eto'o
Cambios
Sosa→Altintop 【】(78) Iniesta→【】 Hleb(78)
Ze Roberto→Borowski 【】(78)  
   
Entrenadores
Jurgen Klinsman 【】 【】 Pep Guardiola
Tarjetas
Lucio (36) Alves (18)
Demichelis (42) Puyol (25)
Borowski (82)  
Lell (83)  
   
   
Arbitro

Roberto Rosetti (italiano) 【5】

名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 2 4 Tarjetas Amarillas 2 0 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 3 7 Tiros a puerta 8 5 3
3 1 4 Ocasiones de Gol 5 4 1
3 1 4 Corners 4 0 4
7 3 10 Fueras de juegos 3 1 2
9 10 19 Faltas 9 1 8
46% 42% Posesion del Balon 58% 54%
Formacion
もう少し選手を温存させるかと思われたが、ほぼベストメンバー。アンリは熱発のために休んでいる。アビダルは怪我から復帰後、初先発。マルケスは累積カードによる出場停止。交代はただ一人、イニエスタに替えてフレブ。同じポジションに入っている。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Ribery (47)  
  Keita (73)
   
   
   
   
   
Reporte

 

誇りとともに大会に別れを告げたい。試合前日、バイエルン監督クリンスマンはそう語っていたが、その目標は半分ほど達成されたといえる。前半の序盤、そして後半最初の5分ほどであったが、この日のミュンヘンのプレーからは闘志が感じられたからだ。カンプノウでもこの気迫があれば、今回リードしてからさらに追加点を求める気持ちがあれば、展開はいくらか違ったものとなっていただろう。彼らにとっては、残念なことだ。

本気で向かってくるバイエルンには、本気でぶつからねばならない。ペップ・グアルディオラはこの手続きといえるゲームに、ベストの布陣を投入してきた。ローテーションで休ませてもよかったチャビやメッシ、イニエスタらも先発出場。前日に発熱したアンリだけが休養をとる形となった。

さてゲームはバイエルンの気合により、第1戦とはまったく異なる内容となった。アリアンツ・アレナを埋める地元ファンの声援と期待に応えるべく、序盤から積極的に押し寄せてくるゲルマンたち。リベリーに集中してボールを集め、なんとかバルサの守備ラインを突破しようとするのだが、気持ちが先走っていたのだろうか、正確性はそう高くはなかった。オフサイドの多さも、それを表している。

バイエルンが惜しかったのは、5分、右サイドのソサからの完璧なクロスに、ゴール正面のルカ・トニが合わせそこなった場面。これが決まっていれば、ゲーム展開はまた違ったものとなっていただろうが、イタリアンのヘッドはジャストミートせず、ボールは力なく枠を外れた。この試合では他にも精彩を欠く場面が何度かあり、トニの日ではなかったようだ。

バイエルンの勢いある攻撃は、20分弱で終わっている。そこからはバルサが徐々にペースを握っていくこととなるのだが、ルシオ、ラームといった一流のデフェンサが復帰したバイエルンは、最後のところでバルサ攻撃陣に仕事をさせない。そうして0-0のまま、前半は終了することになった。

 

そして後半、あっさりと先手を取ったのはバイエルンだった。47分、ゼ・ロベルトのスルーパスから左サイドを突破し、エリア侵入するリベリー。そして彼はそのままバルデスを引き付けつつもかわし、豪快なシュートを突き刺してみせたのである。さすがの才能。この選手を、来季はバルサで見てみたい、と思わせるゴールだった。

嫌なタイミングでの失点だっただけに、ここからバイエルン津波が押し寄せ、しんどいことになるのではないか。クレの心は、リベリー弾によって少々さざ波立つことになる。しかし実際は、そうはならなかった。1点のリードを守りきろうとしたのか、バイエルンは勢い付かなかったのである。そのような時間帯から、バルサ相手に保守的になってしまうと、大抵はろくな結果を呼ばないのに。

たとえ3-0で負けても、勝ち抜けに関してはOKのバルサだったが、ゲームに負けること自体が、彼らの誇りに懸けて許されないものだった。よってここから、おもむろにバルサの反撃が開始される。

53分にはアルベスの絶妙なクロスにメッシが合わせるも、ルシオの必死の守りに阻まれゴールならず。54分にはバン・ボメルによるイニエスタへのペナルティ性のファールを主審が見逃し、62分にはチャビのスルーパスに抜け出したメッシがオフサイドの判定。そして69分にはトゥレ・ヤヤからのスペースへのパスを受けたメッシがラインを突破、センタリングを上げるも、エトーへと届く寸前に、またもルシオが100点スライディングでこれを防いでいる。

バイエルンは、ルシオの頑張りと審判の判定に救われていた。だが、それもそう長くは続かない。73分、これぞバルサという美しいパス展開から、ミュンヘンのゴールは破られるのである。エトーからのパスを受けた左のイニエスタが、エリア内でエトーとワンツーパス交換、そしてセンタリング。中央で待つチャビはシュートを放てなかったものの、ポストの役割は果たし、下げたボールをケイタが稲妻のようなミドルシュートを叩き込んだ。やってくれます、イニエスタ師匠。

これに意気消沈したバイエルンだったが、それは78分の選手交代によってさらに鮮明となる。クリンスマンの二人同時交代はこれといった効果を発揮せず、ただ大人しくなったバイエルンを相手にバルサがボールとゲームを支配。残り20分ほどの手続きプレーを卒なくこなし、試合終了の笛は吹かれた。

ロンドンでは激しいゴールの奪い合いの末(4-4!合計得点7-5)、チェルシーがリバポーを下している。セミファイナルの相手は、曲者ヒディンク率いるブルース。しんどい戦いとなりそうだ。