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Liga Española : Jornada 26

眠い前半後、アンリとメッシが化学反応。ハットトリック完成。

 

FC Barcelona Valencia
3

0

14 de Marzo - Dom 19:00 h
Camp Nou : 87,600
Valdes 【8】 Cesar
Alves 【7】 Miguel
Pique 【7】 Maduro
Milito 【6】 Dealbert
Maxwell 【5】 Bruno
Busquets 【5】 Pablo
Xavi 【6】 Albelda
Iniesta 【6】 Banega
Messi 【8】 Silva
Pedro 【5】 Jordi Alba
Bojan 【4】 Chori Dominguez
Cambios
Bojan→ Henry(46)【8】 Albelda→ Fernandes(43)
Iniesta→ Jeffren(86)【sc】 C. Dominguez→ Zigic(65)
Messi→ Toure(88)【sc】 Bruno→ Baraja(77)
Entrenadores
Tito Vilanova 【6】 Unai Emeri
Tarjetas
Pique (90) Banega (46)
  Maduro (53)
  Deabert (61)
  Maduro (68DA)
  Bruno (70)
  Zigic (90)
Arbitro
Muñiz Fernandez (asturiano) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 6 6 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 1 0
5 11 16 Tiros a puerta 7 1 6
2 4 6 Ocasiones de Gol 3 1 2
4 3 7 Corners 3 0 3
2 4 6 Fueras de juegos 1 0 1
7 3 10 Faltas 19 12 7
58% 62% Posesion del Balon 38% 42%
Formacion
アップ中の背中の違和感のため、大事をとってプジョルは欠場。ミリートが入っている。イニエスタは中盤。出場停止の代わりに出番を得たボージャンは左方面でプレー。メッシは中央付近で自由に動いている。後半開始とともにボージャンと交代でアンリが登場。中央に収まった。メッシは右寄りのメディアプンタ風。イニエスタが幾分左に移動している。システムは変則的4-2-1-3。試合終了間際、立て続けに二人交代。イニエスタに替えてジェフレンと、メッシに替えてトゥレ・ヤヤ。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (55)  
Messi (81)  
Messi (82)  
   
Reporte

 

二つの顔のバルサ。前半はしょぼしょぼ。後半はアクティブ。バレンシアは怪我人とガス欠に泣き、スーペルメッシが試合を決めた。

制裁を受けるペップ・グアルディオラがパルコから見守る中、難敵バレンシアをカサに迎えたFCバルセロナ。注目の前半は、目を覆いたくなるような出来栄えだった。キックオフ直後に意欲的に仕掛けていったのは良かったものの、ものの数分で失速。5分にはいきなり、バレンシアのカウンターによってピンチを招いている。

この試合から胸に輝く世界王者のロゴが皮肉に思えるほどに、見る影もないバルサ。動きは鈍く、パス精度は低く、ボールは全くつながらない。GKセサールへの道は遠く、あっさりとボールを奪われては裏を突かれ、どたばたと守備に奔走した。ゲームはバレンシアが支配。シンプルにボールを展開し、バルデスの守るゴールを幾度となく脅かしている。

前半は、ジョルディ・アルバ(カタラン人)の動きが良かった。5分の惜しいシュートは彼によるものだし、29分、シルバが放ったあわやというシュート(ピケが渾身のプジョル風ブロック!)も、パブロからのボールを落とした彼のプレーが光っている。30分にも、バルデスの好判断によってピンチをクリア。温存されたビジャがいれば、展開はまた違っていたかもしれない。

バルサのチャンスは31分になってようやく訪れる。メッシがパス処理をもたつくデアルベルトからボールをかっさらい、単独ドリブル突破。だが惜しくもそのシュートはセサールによってコースを変えられ、ゴールとはならなかった。また39分、メッシからのパスを受けたペドロが得意の形でチャンスを得るが、彼はこの試合のヒーローとはなれなかった。

 

ハーフタイム明け、ティト・ビラノバはボージャンをベンチに下げ、アンリを投入してくる。これがズバリ当たった。暗いニュースが続く悩める14番だが、この日はどこが不調か?と思うような溌剌とした動き。前線を広く使い、攻撃にダイナミズムをもたらしていた。またバレンシアは前半終了前にアルベルダを負傷交代させている。これも影響したか、チャビとイニエスタは後半になり活性化していた。バレンシアは動きが重く、バルサについてこれなくなった。

そこで暴れてくれるのが、メッシである。55分、チャビからの縦パスを受け、一気にエリア内に突入していくクラック。ひらりひらりとバネガ、ブルーノ、デアルベルトらのチェックをかわし、最後はセサールの壁もぶち破った。なんというテクニックか。なんてコントロールか。やってみたくても普通は出来ないプレーを、レオはあっさりとやってのける。

そのしばし後、リアクションが必要なバレンシアは65分、ピッチに巨人ジギッチを送り込む。そしてゲームはカギとなる瞬間を迎えた。68分、ライン後方のスペースへ上手く抜け出したジギッチが、エリア際にてバルデスとの1対1の場面を得るのだ。これが決まれば、1-1。試合は分からなくなる。だがこの勝負、我らが守護神が一枚上だった。呑まれたジギッチは簡単にシュートを選択し、バルデスはそれを弾いた。バレンシア後半唯一のチャンス(シュート)だった。

そしてバレンシアは崩れていく。69分、マドゥーロが2枚目のカードで退場。77分にはブルーノまでもが負傷によりピッチを去った。いつぞやのバルサを見るようでお気の毒だが、かといって遠慮はしていられない。バレンシアの左サイドはすかすかとなり、そこをメッシが突き破っていくことになるのだ。それを支えたのは、アンリのアシストだった。

まずは81分、センターサークル上のイニエスタによるヒールパスを受けた左のアンリから、逆サイドのメッシへと大きな展開。メッシは最初のトラップでバレンシアの先手を取った。中央方向へ切れ込む得意のドリブル、そしてゴール左へと突き刺すシュート。これぞレオ!というプレーにて、リードは2点となった。

さらにその数十秒後、今度は中央でポストとなったアンリからのスルーパスを受け、怒涛の突破にてメッシはハットトリックを達成。スタジアムの喜びは爆発した。テレビ前の視聴者は、その圧倒的な光景に唖然とするばかりである。リプレイ明けにまたゴールなんて、なんのこっちゃ判らない^^。

こうして非常に重要な意味を持つバレンシア戦を、バルサは3-0にて勝利した。後半のアンリのプレーが、今後のプレー改善の大きなヒントになりそうだ。なんだかんだで、やはりティティの能力は必要。イブラヒモビッチもこれでなにかを掴んでいてほしい。次はさあ、シュツットガルト攻略だ。ムード良し!いくぞ!