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Liga de Campeones : 1/2 final , Vuelta

さらば、ヨーロッパ。ベルナベウまであと一歩及ばず。。

 

FC Barcelona Inter Milan
1

0

28 de Abril - Mie 20:45 h
Camp Nou
Valdes 【5】 Julio Cesar
Alves 【4】 Maicon
Pique 【8】 Lucio
Milito 【5】 Samuel
Toure 【5】 Zanetti
Busquets 【4】 Cambiasso
Xavi 【5】 Motta
Keita 【4】 Sneijder
Messi 【4】 Eto'o
Pedro 【5】 Chivu
Ibrahimovic 【3】 Milito
Cambios
Milito→ Maxwell 【4】(46) Sneijder→ Muntari(66)
Ibrahimovic→ Bojan 【5】(63) D. Milito→ Cordoba(81)
Busquets→ Jeffren 【4】(63) Eto'o→Mariga(86)
Entrenadores
Pep Guardiola 【4】 Jose Mourinho
Tarjetas
Pedro (27) Motta (10)
  Motta (28TR)
  Julio Cesar (34)
  Chivu (43)
  Muntari (82)
  Lucio (82)
Arbitro
Frank de Bleeckere (belga) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 1 Tarjetas Amarillas 5 2 3
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 0 1
6 8 14 Tiros a puerta 1 1 0
2 2 4 Ocasiones de Gol 0 0 0
2 2 4 Corners 2 1 1
0 4 4 Fueras de juegos 4 2 2
11 9 20 Faltas 15 3 12
78% 76% Posesion del Balon 24% 22%
Formacion
プジョルが出場停止。またもサプライズのある先発メンバー。ミリートを左ラテラルとし、セントラルにトゥレ・ヤヤを置いた。基本、3バック。中盤から前線にかけては、予想通りの顔ぶれ。ハーフタイム明け、ミリートを下げてマクスウェルを投入。続く交代は、二人同時替え。イブラとブスケツが退き、ボージャンとジェフレンが登場した。メッシは中央へ。最後はピケが前線に出ずっぱり。トゥレも上がっている。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Pique (83)  
   
   
Reporte

 

第1戦でのリードをがっちり守りにいったインテルと、それを崩せなかったバルサ。チームモウリーニョを相手に、2点を返すのはやはりきつかった。

愛するチームの2年連続ファイナルを後押しするため、スタジアムに詰め掛けた9万強の大観衆。スタンドはゲーム開始前より盛り上がり、各所で勝利を信じる歌が聴こえていた。そして選手入場時の、巨大モザイク。バルセロニスモの逆転へかける気持ちが表れていた。

ペップはこの大一番でも、サプライズ起用を行ってきた。トゥレをセントラルのサポートとし、基本をアルベス、ピケ、ミリートの3バックとしたのだ。インテルは攻めに数を割いてこないと読んだ起用だろう。

試合は予想されたように、インテルが守り、バルサがボールを支配する展開となる。モウリーニョチームはほぼ、攻撃を放棄し守備に専念していた。バルサは序盤、焦ることなくじっくりと攻める姿勢をみせる。エリア周辺を固めるインテルの前に効果的なパスはそう出せず、ほとんどのボールは相手の網にかかっていくのだが、まだ序盤では焦りはなかった。そういう試合だとみな思っていた。

結果的にバルサを難しくしたのは、28分のモッタの退場である。ボールを競り合う中でブスケツの顔を押し、倒したことでモッタは赤紙。お気の毒ではあるが、彼らしいファールとその顛末ではあった。

10人になったことで、インテルは前に出る意思をさらになくし、徹底して守る算段となった。そんな相手に、バルサは有効打が打てなかった。特に不足していたのは、サイドでのコンビネーションによる崩しと、中央での縦への突破。機会を狙ってはボールを回すのだが、インテルの守りは堅い。ルシオ、サムエルの両セントラルを慌てさせることは出来なかった。

前半の唯一ともいえる決定機は、32分、右方面から中央へ切れ込み放たれたレオ・メッシの左足だった。いいコースを突いたシュートだったが、GKジュリオ・セーサルがジャンプ一番これを弾き出した。

 

そして後半。グアルディオラはインテルが亀になったことでミリートを下げてマクスウェルを送り込む。サイドをより広く使い、縦に攻めることの意思表示だった。しかし悲しいことに、バルサの攻撃のなにが変わったかといえば、特になし。ペップは更なる一手としてボージャンとジェフレンを投入する。退いたのはイブラヒモビッチとブスケツだった。

イブラは第一幕に続き、第二幕でもいいところがなかった。引きこもるライバル対策としてのズラタンだったはずだが、チームは彼の使いこなせず、彼もまた闘志を示せなかった。バルサの9番を背負う男として、ギラギラした気迫、執念が感じられなかったのが良くない。

ボージャン、メッシ、ペドロ、ジェフレンからなるデランテロ陣。カンテラーノ満載で喜ばしくはあるのだが、反面、局面を打開してくれるベテランがいないことの証明でもあった。後半、場面をがらりと変えてくれるような選手がほしかった。

インテルのバスにことごとくボールを弾かれ、時間は着実に過ぎていく。バルセロニスタは願った。とにかく、一点奪えれば流れは変わるのに・・・。その待望の時がようやく訪れたのは、82分になってのことだった。チャビからのパスを受けたピケがオフサイド網を抜け、エリア内に抜け出す。チェックに迫るコルドバを華麗なるターンでひらりとかわし、そのまま冷静にボールをゴールに流し込んだのだ。セントラルとは思えない、デランテロ並みの動き!技術!カンプノウは息を吹き返した。

1-0となり、これであとどんな形であれ、もう1点入ればバルサの勝ち抜けが決まる。インテルにはすでに攻め手はない。クレは甦った希望にテンションを上げた。バルサは最後の気合で相手陣内へと攻め込んだ。望みを乗せ、シュートを放った。だが仕上げに決め手を欠いた。

後半ロスタイム、ボージャンが昨年のイニエスタ弾の再現のごとく巧みなシュートでネットを揺らすのだが、その直前のトゥレ・ヤヤのプレーがハンドの判定となり、ノーゴール。歓喜の絶叫は、落胆のため息となった。

そして審判は試合終了を宣告。ベルナベウの決勝へたどり着くというバルサの夢は、あと一歩のところで霧散した。180分を通じインテルが上手く立ち回り、バルサはそれに対抗し切れなかった。

がっくりのバルセロニスタだが、間髪を入れず、土曜日にはリーガ戦(フエラでのビジャレアル!)が待っている。ここでうな垂れている余裕はない。頭を上げ、もう一度戦っていくのみだ。