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Liga Española : Jornada 38

カンペオン!史上空前99ポイント王者!!

 

FC Barcelona Valladolid
4

0

16 de Mayo - Dom 20:00 h
Camp Nou : 98,083
Valdes 【7】 Jacobo
Alves 【7】 Pedro Lopez
Pique 【7】 Luis Prieto
Puyol 【8】 Raul Navas
Abidal 【7】 Sereno
Busquets 【7】 Barragan
Toure 【8】 Pele
Keita 【7】 Baraja
Pedro 【8】 Jonathan Sesma
Messi 【9】 Diego Costa
Bojan 【7】 Manucho
Cambios
Bojan→ Henry(78)【6】 Sesma→ Nauzet(46)
Alves→ Ibrahimovic(80)【5】 L. Prieto→ Hector Font(62)
Pedro→ Iniesta(86)【6】 Manucho→ Keko(78)
Entrenadores
Pep Guardiola 【7】 Javier Clemente
Tarjetas
Alves (68) Barragan (45)
  Manucho (48)
  Baraja (54)
   
   
Arbitro
Perez Lasa (vasco) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
9 3 4 Tiros a puerta 7 4 3
4 2 6 Ocasiones de Gol 2 1 1
6 1 7 Corners 5 2 3
0 1 1 Fueras de juegos 0 0 0
5 12 17 Faltas 20 10 10
74% 66% Posesion del Balon 34% 26%
Formacion
チャビが出場停止。ほぼ予想通りのメンバー。怪我明けのイニエスタはベンチスタートだった。チャビの“代役”はトゥレ。最初の交代はボージャンに替えてアンリ。ふたりめはアルベスからイブラヒモビッチ。プジョルが右ラテラルに移動し、トゥレがセントラルとなっている。最後は、おかえりなさい、イニエスタ。ペドロがベンチに退いた。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Luis Prieto (26PP)  
Pedro (30)  
Messi (61)  
Messi (75)  
   
Reporte

 

カンペオ〜ネス、カンペオ〜ネス、オレオレオレ〜♪いろいろとあったシーズンも、最後はペップバルサのリーガ二連覇で幕。史上空前の99ポイント獲得、メッシはピチーチ&ボタ・デ・オロと、すばらしき結末だった。スコアもゴレアーダとなり、カンプノウは大フィエスタ。

最終節までもつれ込んだ09/10シーズンのリーガ優勝争い。ペップ・グアルディオラは今回も、厚い信頼を寄せるカンテラトリデンテで臨んだ。怪我から復帰し、召集を受けていたイニエスタはベンチから試合を見つめる。

12年ぶりとなる地元での優勝決定の瞬間を見届けようと、スタンドには9万8千人を超えるファンが詰め掛けていた。場内は試合開始前より、お祭りムード。誰もがペップチームの勝利を確信し、意気揚々としていた。

だが試合は序盤、バルサにとって冷や汗ものの展開となる。どことなくぎこちないバルサに、バジャドリーが積極的に圧力をかけ、3分、バルデスのコントロールミスからあわや先制の場面を掴むのである。だが無人のゴールにボールが転がり込むかと思われた瞬間、プジョルが気迫のクリアでチームを救った。さすがだ。

このビンタは効き、ペップの選手たちは目を覚ました。最初の数分間は残留の懸かったバジャドリーのファイトに押されるところもあったが、徐々にペースを引き寄せ、10分を過ぎる頃からはバルサのリズム。反撃の狼煙は11分と13分の、ケイタとトゥレによる豪快なミドルシュートだった。

先制点は意外な形で訪れる。26分、いつものような頑張りによってペドロがエリア左に深く侵入し、折り返したボールがルイス・プリエトの足に当たってオウンゴールとなったのだ。幸運な得点ではあるが、ペドロが戦ったゆえの産物といえる。

さらにその4分後、ペドロは今度は本物のゴール得点者として名を刻むことになる。メッシがトゥレ・ヤヤとのワンツーを交えながらエリア際まで切れ込んでいき、右のペドロに絶妙なるパスを供給。残るはGKハコボだけとなり、聖ペドロはこのチャンスを逃すことはなかった。見事ナリ、股抜きシュート。2-0となり、カンプノウは勝利を確信する。バルサはいくぶんギアを落とし、ハーフタイムを迎えた。

 

そして後半、更なるフィエスタが展開されることとなる。後のなくなったバジャドリーは前に出てはきたが、バルサ守備陣の脅威となることはない。選手たちはしっかりとボールをコントロールし、危なげなくゲームを進めていった。クレが望むのは、パーティの最高のフィナーレだ。これに応えてしまうのが主役たる人。そう、レオ・メッシが偉大なる勝利に花を添えるのである。

まずは61分。この日は好守に大活躍のトゥレ・ヤヤが躍動感あふれる突破にてエリア内に突入していき、深い位置から狙い澄ましたグラウンダーのパスを送る。これを左ポスト前に走りこんだレオが楽々と押し込み、スタジアムを大いに沸かせた。

だがギガクラックはこれだけでは終わらない。トゥレ・ヤヤもこれでは終わらない。4点目もまたこのふたりによって生み出されることとなるのだ。75分だった。トゥレからの縦パスを受けたレオが、これまた鮮やかなドリブルでデフェンサ二人を料理し、最後はフリーとなってゴールをゲット。96/97シーズンに怪物ロナルドが決めた34ゴールに並び、嬉しいメッシはスタンド最前列で彼を見守る母と抱き合った。

あとはもう、カンプノウはお祭りである。カンペオ〜ネスの唄を合唱し、ウェーブが作られ、待ちわびたこの瞬間を心から楽しむ。86分、イニエスタ登場の際の拍手は盛大だった。ペドロへと惜しみない拍手が送られ、代わって入ったドンにさらに大きなオベーションがなされる。スタジアムは今季でもっとも幸せな空気に包まれていた。誰もが笑顔だった。

そしてロスタイムなどなく、ペレス・ラサ主審は試合終了を宣告。ようやくすべての戦いから解放された選手たちは喜びを爆発させ、グラウンドを跳び、歌い、抱き合った。追っ手の追撃が厳しかっただけに、嬉しさもひとしおだ。FCバルセロナ、連覇にてリーガ20度目の優勝!楽しかったシーズンをどうもありがとう、カンペオンたち!あなたたちを誇りに思います!