トップページデータ室10/11試合データ>アーセナル

 

 

Liga de Campeones
1/8 final , Ida



久々の、決めきれずに痛い目に遭うパターン。

 

Arsenal FC Barcelona
2

1

16 de Febrero - Mie 20:45 h
Emirates Stadium : 60,000
Goles
  Villa (26)
Van Persie (78)  
Arshavin (83)  
Titular
Szczesny 【4】 Valdes
Eboue 【4】 Alves
Koscielny 【5】 Pique
Djorou 【7】 Abidal
Clichy 【4】 Maxwell
Song 【6】 Busquets
Wilshere 【5】 Xavi
Walcott 【4】 Iniesta
Cesc 【4】 Messi
Nasri 【4】 Pedro
Van Persie 【6】 Villa
Cambios
Song→ Arshavin (68) Villa→【4】 Keita (68)
Walcott→ Bendtner (76) Iniesta→【sc】 Adriano (89)
   
Entrenadores
Arsene Wenger 【3】 Pep Guardiola
Tarjetas
Song (7) Iniesta (29)
Nasri (28) Pique (58)
Arshavin (83)  
Van Persie (86)  
Arbitro
Nicola Rizzoli (italia) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 2 4 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 6 10(7) Tiros a puerta 8 4 4
1 2 3 Ocasiones de Gol 4 1 3
0 4 4 Corners 1 1 0
1 2 3 Fueras de juegos 8 2 6
10 6 16 Faltas 13 7 6
39% 39% Posesion del Balon 61% 61%
Formacion
メディアやファンが予想したとおりの、プジョル欠場で考えうるベストの先発布陣。両ラテラル(特にアルベス)の位置取りは高かった。交代は二人で、いずれも消極的。最初はビジャに替えてケイタを投入。イニエスタが少し前に出る。そして二人目が終了間際、そのイニエスタを下げてアドリアーノ。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Villa (26)
Van Persie (78)  
Arshavin (83)  
Reporte

久々に見る、バルサのがっくりくる試合。2月の風は、ペップバルサには冷たい。

ゲームとしては、さすがにチャンピオンズというものだった。ヨーロッパのトップクラブであるガナーズは、ペップが指摘するように非常に手強いチームであり、ウォルコットのスピード、バン・ペルシーの決定力、そして闘志溢れるプレーなど、随所に強さを見せてくれた。いくらバルサといえども、イマイチ状態では簡単に勝てる相手ではない。実際、負けたし。

試合はまず、アーセナルがボールを回し始まっている。序盤をまず最初のポイントとした彼らは、激しいプレスと得意のスピードある攻めによってバルサを圧迫。6分にはウォルコットがドリブルで持ち込み、セスクが浮き球を裏のスペースへ供給、バン・ペルシーのボレーをバルデスがパラドンで防ぐ、という最初の決定機を作っている。

ただ前半のガナーズの脅威といえばこれくらいで、15分頃からはバルサが反撃。少しずつペースを掴むと、得意のパス回しでアーセナルを翻弄し、セントラルの間をビシビシと狙っていった。14分のメッシの飛び出しは珍しいことに、シュートがポストの右横を通過するのだが、26分、今度はレオのパスを受けたビジャが抜け出しに成功。ばっちりシュートを流し込み、先制点を奪い取った。

リードを奪えば、バルサのコントロールはさらに際立ったものになる。28分にペドロが決めていれば、優位はさらに確かなものとなっていたのだが、ここはGKシュチェスニーが止めてゴールとはならず。37分のメッシのゴールも、主審はオフサイドとみなし有効とはしなかった。クレからすれば、不満の残る判定だ。

 

ハーフタイムが明けると、アーセナルは再び攻勢に出た。前半と同様、バルサは時間の経過と共にこれをやり過ごし、再びボールをコントロールしていくのだが、チャンスを決めきれないのも前半と同じ。57分にはコシルニーがエリア内で単騎突破したペドロを押し倒したかに見えたが、イタリア人主審はこれもファールと考えない。この日の審判はアーセナルの激しい当たりに対し、実に寛容なところがあった。

週末のスポルティング戦もそうだったが、この試合でもバルサは縦への動きが不足していた。66分のメッシのシュートも、残念ながらサイドネット。メッシはやはり、イングランドで相性が悪いのか。

すっきりしない状況を打開すべく、グアルディオラが見出した解決策が、ビジャに替えてのケイタの投入だ。アフェライを見たかった局面だが、時としてペップの采配は謎が付きまとう。一方でベンゲルは同じタイミングで、ソングを下げてアルシャビンを投入。これが後の結果に大きな影響を及ぼすことになる。

攻撃で有効打を出せないバルサに対し、アーセナルはじわりじわりとリズムを取り戻していく。疲れたウォルコットに替え、ベントナーが登場した76分あたりからその流れは顕著に。そして83分、クリシーのパスを受けたバン・ペルシーがピケの背後を取り、角度のないところから狙いすましたシュートを一発。バルデスはニアへのシュートを、まったく予想していないようだった。彼らしからぬ判断だ。

同点としたことで、エミレーツは元気に復活した。事態を収拾しきれないバルサへと襲い掛かるガナーズの波。ペップチームにとって痛恨だったのは、83分に逆転弾を許してしまったことだ。前がかりになってぽっかりと空いたスペースをナスリに利用され、最後は左後方から詰めてきたアルシャビンが決めて2-1。何故この選手をあれだけフリーにしたのか。アルベスさん、ここはしっかりチェックしてもらわないと。

不満は色々とあるが、これも"魔の2月"の事故だとでも考えよう。カンプノウでの2-1からの逆転は十分すぎるほどに可能。3月になれば、コンディションも回復に向かうと期待したい。勝つしかないバルサが、ばっちり仕事をしてくれることだろう。カンプノウの魔法よ、よろしく。