トップページデータ室10/11試合データ>バレンシア

 

 

Liga Española : Jornada 26


息詰まる熱戦も、最後はバルサ。ペップも腰痛で頑張った。

 

Valencia FC Barcelona
0

1

2 de Marzo - Mie 22:00 h
Mestalla
: 50,000
Goles
  Messi (76)
Titular
Guaita 【6】 Pinto
Stankevicius 【6】 Alves
Dealbert 【6】 Pique
Ricardo Costa 【7】 Abidal
Jordi Alba 【7】 Adriano
Ever 【6】 Busquets
Tino Costa 【7】 Mascherano
Pablo 【6】 Xavi
Joaquin 【6】 Iniesta
Mathieu 【8】 Messi
Mata 【6】 Villa
Cambios
Joaquin→ Soldado (46) Mascherano→【6】 Pedro (62)
Mathieu→ Jonas (81) Adriano→【5】 Maxwell (81)
Tino Costa→ Isco (85) Iniesta→【5】 Keita (86)
Entrenadores
Unai Emery 【7】 Pep Guardiola
Tarjetas
Jordi Alba (49) Messi (64)
Pablo (66) Busquets (82)
Tino Costa (79)  
Soldado (91)  
Arbitro
Iturralde Gonzalez (vasco) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 4 4 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 4 6 Tiros a puerta 16 7 9
0 3 3 Ocasiones de Gol 5 2 3
5 3 8 Corners 4 2 2
1 2 3 Fueras de juegos 2 1 1
6 10 16 Faltas 6 5 1
45% 44% Posesion del Balon 56% 55%
Formacion
先発はサプライズの3-5-2。ブスケツがセントラルに入り、両ラテラルは高い位置をキープした。左サイドのアドリアーノは頻繁に攻撃参加。後半、ペドロ投入によってシステムは通常の4-3-3へ変更。ブスケツがピボッテに移り、アドリアーノの上がりもやや控えめになった。続く交代はそのアドリアーノからマクスウェル。最後はアウェイの定番、イニエスタが拍手を浴びながらベンチへ。ケイタが中盤に入った。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Messi (76)
Reporte

快勝してしまうことが多いバルサにとって珍しい類の、息詰まる熱戦だった。しかし結末はいつもと同じ、バルサの勝利である。

お互いにとって重要な一戦に臨むにあたり、両チームの監督たちは先発に趣向を凝らしてきた。ウナイ・エメリはソルダードをベンチに座らせ、ペップ・グアルディオラはセルヒオとマスチェラーノを同時にピッチへ。ブスケツをセントラルに置いた、驚きの3バックである。

ゲームはまず、バレンシアが先手を取っている。慣れないシステムにやや様子を見るようなバルサに対し、"チェ"はいきなりエンジン全開。速いプレスとボール奪取によってバルサ陣内へと雪崩れ込み、試合への意気込みを見せた。

押し込まれはしていたものの、最初のビッグチャンスはバルサによる。9分、バレンシア守備陣の乱れに乗じてメッシがライン裏へと飛び出し、至近距離からのシュート3連発。通常であれば、どれかは決まっているはずなのだが、身体を張ったGKグアイタが2回、リカルド・コスタが1回跳ね返したことによりゴールとはならなかった。レオは30分にも1対1からバセリーナを放っているが、こちらも残念ながらクロスバーの上。彼が決定機を2度も外すとは、珍しいことだ。

クレが肝を冷やしたのは、20分、スペースへのパスにジョルディ・アルバが抜け出し、ピントも抜いて無人のゴールへボールを流し込んだ場面だ。だがイトゥラルデ主審はこれをオフサイドと判定。際どいジャッジに、今回はバルサが救われた。

この試合、バレンシアは主に右のアルベスをケアしており、左方面は比較的楽にボールを回すことができた。そこでカギとなったのが、再三前線に顔を出すことになったアドリアーノだ。何度かチャンスに絡んだアドリアーノの、前半最高のアシストパスは41分、ビジャへ送ったボール。だが決まったかと思えたこのシュートも、不運なことにグアイタの正面だった。

 

ハーフタイムが明けると、エメリ監督はバレンシアに修正を施してきた。マタの位置を下げ、ホアキンをベンチへ。代わりにソルダードを送り込んできたのだ。この修正は、なかなかに効果を発揮した。52分にソルダードが、54分と57分にはパブロ・エルナンデスが、上手く打っていたならネットを揺らしていただろうね、というシュートでピントを脅かす。これらが1つも入らなかったことは、バルサにとっては幸運だった。

ただし60分には、今度はメッシがチャンスを得るも、それを活かせず。するとグアルディオラは戦術の変更を決意し、マスチェラーノに替えてペドロをピッチへ送り込む。システムはいつもの4-3-3となった。

そして76分、バルサに待望の先制点が生まれる。どことなく"引き分けも止むなしか・・・"とのムードがクレの脳裏をよぎり始めたところへきて、いきなり仕事をしてくれるのがメッシだ。チャビからのパスを受けたアドリアーノが左サイドから切れ込み、エリア内にぽっかりと空いていたスペースへと送られたボールを、右斜め後方から詰めてきたメッシが一発。バルセロニスタを大きな安心感が包みこんだ。

その後も試合終了まで、バレンシアが勝負を諦めることはなかったのだが、その攻撃からは明らかに迫力が失われていた。バルサは慌てることなく冷静にそれらに対処。決定機を作らせることなく、0-1で勝利を手にしている。

来週のアーセナル戦、そしてリーガ終盤に向け、幾つかの意味で非常に重要だったこのメスタージャ決戦を制したことは、バルサにとって大きな意味がある。着実に近づいていっている、リーガ3連覇。このバレンシアに勝てたことは、選手たちにまたひとつ自信をもたらしてくれよう。そしてバレンシアはこのプレーをやれば、マドリーには勝てる!期待してます。がんば。