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Liga de Campeones
1/8 final , Vuelta



レベルの違いを見せつけた。シュート数19-0!


FC Barcelona Arsenal
3

1

8 de Marzo - Mar 20:45 h
Camp Nou : 95,486
Goles
Messi (45+3)  
  Busquets (53)
Xavi (69)  
Messi (71pk)  
Titular
Valdes 【6】 Szczesny

Alves 【7】

Sagna
Busquets 【6】 Djourou
Abidal 【8】 Koscielny
Adriano 【6】 Clichy
Mascherano 【9】 Wilshere
Xavi 【8】 Diaby
Iniesta 【8】 Rosicky
Messi 【9】 Cesc
Pedro 【7】 Nasri
Villa 【6】 Van Persie
Cambios
Villa→ Afellay (81) 【6】 Szcesny→ Almunia (18)
Mascherano→ Keita (88) 【6】 Rosicky→ Arshavin (73)
Adriano→ Maxwell (90) 【sc】 Cesc→ Bendtner (77)
Entrenadores
Pep Guardiola 【7】 Arsene Wenger
Tarjetas
  Koscielny (15)
  Sagna (29)
  Wilshere (38)
  Van Persie (45)
  Van Persie (55DA)
Arbitro
Massimo Busacca (italiano) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 5 1 4
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 1 0
9 10 19 Tiros a puerta 0 0 0
2 7 9 Ocasiones de Gol 0 0 0
3 2 5 Corners 2 1 1
5 3 8 Fueras de juegos 4 2 2
4 4 8 Faltas 19 9 10
70% 69% Posesion del Balon 31% 30%
Formacion
セントラルは予想どおりブスケツとアビダル。ピボッテはマスチェラーノが務めた。左ラテラルはアドリアーノ。両ラテラルは常に高い位置を取っていた。交代は残り10分以降で、最初がビジャに替えてアフェライ。続いて、気迫のセーブで痛んだマスチェを休ませてケイタ。最後は、お疲れのアドリアーノからマクスウェル。交代はいずれも同じポジション同士。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (45+3)  
  Busquets (53pp)
Xavi (69)  
Messi (71pk)  
Reporte

小細工の多い、英国ではパスを得意としているらしいチームに、本当のパスフットボルをレクチャー。おまけとして、シュートの打ち方もレクチャー。

バルセロニスタに、またひとつステキな想い出が誕生した。ロンドンでの2-1なんて、なんのその。情熱に満ち満ちたカンプノウにあっては、そんなハンデもドラマのスパイスでしかなかった。年に数度だけ訪れる、魔法の夜。クラックたちのパフォーマンスが、ファンの声援と響き合う。

前日の会見では「攻めにいく、勝ちにいく」と豪語していたアーセナルだったが、ふたを開ければ案の定、ボールは放棄してさっさとリードを守りに入ってきた。もちろん、"目覚しい回復"をみせたというバン・ペルシーは元気に先発。何から何まで、いちいち裏がある人たちだ。スペースを消すガナーズに対し、バルサはこつこつと忍耐強くボールを回し続けた。たまにボールを失おうとも、高速プレスによって瞬時に回復。マスチェラーノはあまりにグレートだった。

18分、アウベスのロングフリーキックを止めた際にポルテーロのSzeczesny(読み方難しい)が負傷交代となり、2006年パリ決勝でもレーマンの代わって登場したアルムニアに急きょ出番が来たのには、奇妙な因縁を感じる。ガナーズにとっては、このアクシデントはいわば幸運だった。アルムニアさんはこの後、パラドン連発で大ゴレアーダからチームを救うのだから。

アーセナルの守備に手を焼いたバルサだったが、30分を越える頃から徐々にチャンスを作り始めていた。特に惜しかったのは、エリア内に猛烈にダッシュしてきたアドリアーノのポスト直撃弾(36分)。しかし決定機はなかなか訪れず、じわじわと時間が経過。アーセナルは大げさに怪我を偽装したりと時間稼ぎに忙しく、そんななかでバン・ペルシーはアルベスからボールを取ろうとした際に顔を殴ったことで、この日1枚目のカードを提示されている。

だがハーフタイムを前にメッシが得意の形でシュートを放ったあたりから、バルサはギアを上げる。そして48分、イニエスタが変態ドリブルによってエリア正面に切れ込むと、絶妙タイミングで右のメッシへとスルーパス。アルムニアが前に出たところをレオは見逃さず、ポン、とソンブレロでかわすと、そのままボレーで無人のゴールへと突き刺した。なななななんというゴール!走りながらのソンブレロなんぞ、しかもこの局面でやってのけるのはメッシしかいない。えぐすぎる。

 

そして後半。ドラマはまず、序盤に立て続けに発生した。その一つめは52分。前半と同じく、時間を稼ぐのが関の山だったアーセナルが手にした貴重なコーナーキックの場面。これをクリアしようとしたブスケツが、不運にも自分たちのゴールネットを揺らしてしまうのである。

しかし思わぬ形で1-1となり、喜んだのも束の間。アーセナルはその3分後、自らを厳しい状況へと追い込む。判りやす〜いオフサイドに気付かなかったと言うバン・ペルシーが、時間稼ぎととられて然るべきシュートを放ち、2枚目のカードで退場となるのだ。若干厳しい判定とはいえ、文句があるならルールに言えばいい。前半からのチームとして繰り返された不誠実なプレーの、その結果がこれなのだ。

10人となったガナーズに、やれることは少ない。あとはバルサの圧倒的な攻めに対し、ベンゲル集団がどれだけ耐えられるか、の話だった。60分と66分のビジャの決定機は、アルムニアがパラドンでどうにか防ぎはしたが、いつまでもそうはいかない、いかせない。69分、またもイニエスタの変態ドリブルがアーセナル守備陣を襲い、ビジャをワンタッチで経由してから、ライン裏を取ったチャビが冷静にボールを流し込んで2-1。見事すぎるパス交換、中央突破!ドン・イニエスタ、キレてます。

バルサの攻勢は止まらない。合計スコアをイーブンとしたさらに2分後、今度はエリア内へと突入するペドロを、コシエルニーが堪らず倒してペナルティの宣告。メッシが確実にこれを決め、このゲームのスコアを3-1とした(71分)。

有利な立場になったとはいえ、アーセナルに1点返されれば、その時点で一転ヤバくなるバルサ。狙いにいった追加点のチャンスは数度あったものの、惜しくもそれらが決まらず、絶対安心とはいえない状況は続いていた。そして87分、バルサはアドリアーノとアビダルの連係ミスからベントナーに1対1の場面を作られそうになる。そしてこの絶体絶命のピンチを救ったのが、後方より気迫のスライディングによってシュートを阻止したマスチェラーノである。さすがはアルヘンのカピタン!嗚呼あなたがいてくれてよかった。この執念と献身性が、バルサの強さの秘密であろう。

そうしてバルサはきっちりと目標を果たし、1/4ファイナル進出を決めた。もう一発アーセナルが打ちひしがれるようなゴールがほしかったが、これで満足としよう。なんたって、シュート数は19対0である。あちら方面から聞こえてくる言い訳など、痛くも痒くもない。国王杯で当たったセウタ(3部)だって、バルサ相手にシュートを何本か打っている。