心はすでにウェンブリー。カンテラーノたちがたくさん出てきて、それはそれで楽しかった。
この試合のハイライトはプレーそのものではなく、選手入場時にデポル選手たちが作ってくれたパシージョと、試合終了後に行われたリーガ優勝トロフィーの授与式&ぷち祝勝会にあった。ゲーム内容は、、、これといって重要ではない。
大方の予想どおり、ペップはこのデポルティボ戦にローテーションを採用している。普段見る顔たちは、ほとんどがスタンドかベンチ。ピッチに立ったのはほとんどがカンテラの若者たちだった。アビダルは今日も先発となり、試合のリズムを取り戻し中だ。
ゲームはいつものように、バルサがボールを支配している。しかしパスにスピードはなく、残留のためにがっちり守ってカウンターを狙うデポルティボの守りを崩すことはできない。開始2分にはさっそく彼らの攻撃が決まっており、2つのシュートを跳ね返すバルデスの好セーブがなければ、いきなり先制点を奪われていたことだろう。16分にもカウンターから、バレロンにエリア中央でシュートを許し(幸い枠を逸れた)、序盤はデポルのペースで進んでいる。
バルサにようやくチャンスが訪れ始めたのは、時計が30分を回ってからだ。32分にはジェフレンがドリブル突破からエリアへ侵入。そして38分にはアフェライがクリアボールに対し、強力なボレーシュートを放っている(ボールは大きく枠を外れた)。
後半に入り、アルベスがピッチに登場すると、ゲームは少しながらダイナミズムを増した。特に惜しかったのは57分、ライン裏へ抜け出したダニから、珍しくも精度の高いクロスが送り込まれた場面。しかし飛び込んだボージャンの頭はわずかにこのボールに間に合わず。68分にはボージャンが巧みなドリブルによってエリア内に入り込むも、寸でのところでマヌエル・パブロにボールをけりだされてシュートに持ち込めなかった。
ゲームの最後、ロスタイムには1本の縦パスからシスコが大きなチャンスを手にしているのだが、これはバルデスが身体を張って防ぎ、こぼれ球のシュートもバルトラが弾き返して事なきを得ている。ということで、試合はスコアが動くことなく0-0のまま終了。あとは来週末に控えるマラガ(残留確定済み)との完全なる消化試合が終われば、いよいよチャンピオンズ決勝だ。
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