トップページデータ室11/12試合データ>レアル・ソシエダ

 

 

Liga Española : Jornada 3


連続ポカで自滅のエンパテ。アレクシスの怪我が痛すぎる。


Real Sociedad FC Barcelona
2

2

10 de Septiembre - Sab 18:00 h
Anoeta
: 30,000
Goles
  Xavi (10 )
  Cesc (11 )
Agirretxe (59)  
Griezmann (60)  
Titular
Bravo 【4】 Valdes
Estrada 【4】 Alves
Demidov 【4】 Busquets
Inigo 【3】 Fontas
De la Bella 【4】 Adriano
Illarramendi 【4】 Keita
Griezmann 【5】 Xavi
Xabi Prieto 【4】 Thiago
Zurutuza 【5】 Cesc
Mariga 【4】 Pedro
Agirretxe 【6】 Alexis
Cambios
Xabi Prieto→ Cadamuro (68) Alexis→【3】 Villa (30)
Mariga→ Aranburu (79) Thiago→【4】 Messi (62)
Agirretxe→ Vela (79) Fontas→【4】 Iniesta (81)
Entrenadores
Philippe Montanier 【4】 Pep Guardiola
Tarjetas
Zurutuza (67) Busquets (61)
Cadamuro (81) Messi (92)
Arbitro
Mateu Lahoz (valencia) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 4 7 Tiros a puerta 13 9 4
2 3 5 Ocasiones de Gol 4 2 2
0 5 5 Corners 5 2 3
2 2 4 Fueras de juegos 4 0 3
3 7 10 Faltas 17 10 7
33% % Posesion del Balon % 67%
Formacion
FIFAウイークでたくさん出場した選手たちはベンチスタート。マスチェ、イニエスタ、メッシ、ビジャ、アビダルらが先発から外れた。セスクが偽の9番。最初の後退は、2試合連続スタメンとなって好プレーを見せていたアレクシス。負傷交代でビジャへとポジションを譲った。ふたりめの交代はチアゴからメッシで、セスクが中盤へ。最後はフォンタスを下げてイニエスタが入り、システムも3バックへと変更になった。プレー許可の下りたプジョルに出番は訪れず。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Xavi (10)
  Cesc (11)
Agirretxe (59)  
Griezmann (60)  
Reporte

年に1、2度目撃する、後味サイアクの試合。余裕をかますと失敗する良い例だ。

FIFAウイーク明けの試合はいつも苦労するもので、相性イマイチのアノエタ、直後にミラン戦が控えるとなれば、こういう結果も予測はできた。しかしながらその過程が酷かっただけに、がっくり度も高い。十分勝てていたはずの試合で、2ポイントを落としたのは痛い。

このラ・レアル戦にグアルディオラは、思い切ったローテーションを採用している。代表チームで足を使った選手のうち、メッシとマスチェラーノ、アビダルがベンチスタート。前日にプレー許可の下りたプジョルにもムリをさせず、フォンタスが先発となっている。

パスに乱れが見られながらも、バルサは立ち上がりからゲームをコントロールした。レアル・ソシエダは高いライン設定によってバルサに圧力をかけてきたが、ならば、と仕掛けたのが、そのラインの裏を突きまくる戦法だ。セスクやチャビ、チアゴがやや長めのボールでスペースをこれでもかと狙う。そしてまんまと、2点先取に成功するのである。

まずは10分、セスク(偽の9番)のミドルパスにアレクシスが飛び出し、GKブラボの前へと切れ込む。そして機を見て横を走っていたチャビにボールを譲り、6番はこれをあっさりと流し込んだ。さらにその1分後、今度はチャビからのスルーパスにセスクが抜け出し、横にいたペドロへとパス。PR17のシュートは惜しくもブラボに阻まれるが、詰めていたファブレガスがこれをねじ込み、あっという間に0-2としてしまうのだった。なんじゃこれ、というくらい余裕の展開。だがこの瞬間をピークにゲームが悪夢へと向かっていくことを、どのバルセロニスタが予想してただろうか。

その後も再三、バルサはラ・レアルのオフサイドラインを脅かしている。ここでとどめの3点目を決めていなかったことが、よくあることだが痛かったのだ。特に37分の、珍しいペドロのシュートミスは勿体なし。

好事魔多しと言うが、まさにそんなニュースが30分、ペップチームの元へと届く。エストラーダとボールを競り合ったアレクシスがファールで倒され、その際に右ハムストリングスを痛めてしまったのだ。チリのマッチョマンは即座に交代を要求。第一検査により、全治6-8週間との診断を受けている。なんてことだ!

 

実際のところ、前半のバルサのゴールチャンスは2つほどだった。その他は酷くはないにせよ、もうひとつな内容。早々にリードを手に入れたことで、アクセルを緩めたのがひしひしと感じられた。だがハーフタイム後、状況はにわかに暗転する。守備面でのうっかり2つによって、2点を返されてしまうのだ。

緩くなったバルセロナに、目下絶好調のアギレチェが襲い掛かる。47分のシュートでまずは挨拶とすると、59分にはお見事なヘディングによってバルデスの壁を破った。アドリアーノがシャビ・プリエトにあっさりとピンポイントクロスを許し、アギレチェのシュートも上手かった。

さらに前半のバルサと同様に、後半のレアル・ソシエダも往復ビンタによって立て続けに2点を奪う。60分、ダビド・ビジャ(アレクシスに代わって出場)の意味不明のロングバックパスがアギレチェへと渡り、瞬時にしてバルデスと1対1に。そしてシュートは(ブスケツのハンドによって)クロスバーを直撃するのだが、詰めていたグリーズマンが頭で押し込んで2-2としている。

このままエンパテでは終われないバルサ。グアルディオラは62分にメッシ、81分にイニエスタをピッチへ送り込んでいる。システムも3-4-3へと変更。スクランブル状態へと突入した。しかし代表戦の影響がじわじわ出てきたのか動きは鈍く、気持ちは焦ってプレーも単調。メッシの奇跡、ドン・イニエスタの変態プレーも炸裂せず、アノエタの大声援を受けて気合の入るラ・レアルに、いいように潰されるだけだった。むしろ、負けていた可能性すらあったから悲しい。92分にはエリア内でメッシが転げたが、主審はシミュレーションとして一蹴。実際のところ、アレはさすがに強引すぎた。

そういえば77分には、こんなプレーもあった。アギレチェの足がつり、バルサは攻撃中にプレーを止める。そして再開後、ラ・レアルがバルデスに向かって大きくボールを蹴り返すのだが、守護神はゴールに向かい背を向けて歩いていて、これに気付かない。そしてボールがゴールへと転がり込む寸前に気付き、横っ飛びのキャッチ。もしこれがそのまま入っていたら・・・・長らく語り継がれる失点となっていただろう。ラ・レアルはフェアプレー精神で1点プレゼントしてくれていただろうか。

ということで、序盤10分で勝利を確信したゲームは、終わってみれば負けの味。2ポイントを失ったフラストレーションに加え、アレクシスの長期離脱がムードをいっそう悪いものとしている。火曜日のミラン戦で果たして、この空気を換えられるか否か。さっさとページをめくってしまいたいところだ。ポジティブに考えるなら、アレクシスの負傷はアフェライにとってはチャンス。存分に暴れて、アピールしてほしい。