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Liga Española : Jornada 19


カサでのリーガ初失点。グラシアス・アレクシス。


 

FC Barcelona Betis
4

2

15 de Enero - Dom 21:30 h
Camp Nou
: 69,889
Goles
Xavi (9)  
Messi (11)  
  Ruben Castro (31)
  Santa Cruz (50)
Alexis (73)  
Messi (84pk)  
Titular
Valdes 【5】 Casto
Puyol 【5】 Isidoro
Mascherano【6】 Dorado
Abidal 【5】 Mario
Busquets 【6】 Nacho
Xavi 【6】 Cañas
Iniesta 【6】 Iriney
Cesc 【5】 Salva Sevilla
Messi 【5】 Jefferson Montero
Alexis 【7】 Ruben Castro
Cuenca 【4】 Molina
Cambios
Cuenca→ Alves (46) 【6】 Iriney→ Santa Cruz (46)
Cesc→ Thiago (83) 【5】 Salva Sevilla→ Matilla (57)
Iniesta→ Adriano (88) 【5】 Molina→ Ustaritz (73)
Entrenadores
Pep Guardiola 【6】 Pepe Mel
Tarjetas
Messi (44) Iriney (43)
Puyol (49) Salva Sevilla (46)
Iniesta (69) Mario (60)
  Mario (71DA)
  Matilla (80)
  Dorado (85)
Arbitro
Iglesias Villanueva (gallego) 【3】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 6 5 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 1 0
4 10 14 Tiros a puerta 9 3 6
2 5 7 Ocasiones de Gol 6 2 4
1 4 5 Corners 3 0 3
3 0 3 Fueras de juegos 3 1 2
7 5 12 Faltas 16 10 6
59% 65% Posesion del Balon 35% 41%
Formacion
ペドロが負傷欠場。アルベス、ピケらがベンチスタート。中盤から前は現状でのベストメンバー。最初の交代はハーフタイム後。クエンカがベンチに下がり、アルベスが右エストレーモに入った。後半途中より、アレクシスが中央へと移動し、イニエスタが左エストレーモとなる。残る交代は終盤。ふたりめはセスクに代えてチアゴ。最後はイニエスタがお役御免でアドリアーノ登場。
Titular Final
先発 終了時
Goles
Xavi (9)  
Messi (11)  
  Ruben Castro (31)
  Santa Cruz (50)
Alexis (73)  
Messi (84pk)  
Reporte

久々に見る、カサでのスリリングなゲーム。勇敢なベティスに苦戦しながらも、最後は気持ちで勝ちきった。アレクシスが3ゴールに絡む大活躍。

昨年のコパでの対戦で、「手強し」との印象を残していたペペ・メル率いるベティス。今回のリーガにおいても彼らは、存分にその能力を証明してみせた。普段は静かなカンプノウの観客が大歓声をもって自チームを応援したことからも、ベティコの好ゲームぶりは窺えよう。

プジョルがムンディアリートの優勝杯を、メッシがバロンデオロのトロフィーをファンへと披露し、幸せムードでこのベティス戦は始まった。しかしクレのそんな幸福感は、あっという間に霧散することになる。動きの鈍い青えんじチームに対し、緑白チームがガブリと噛み付いてくるのである。最近では定番となってきた、前線からの激しいチェックによって圧力をかけるベティス。毎年フォームの落ちるこの時期に、そうされるとしんどい。

序盤の2つのピンチを凌げたのは、バルデスの2つのパラドンがあったからだ。まず1つめは7分、ホルヘ・モリーナとの1対1を壁となって防いだ場面。そしてそれによるコーナーキックからドラードのヘッドも、パンチングによってセーブしている。

だがフットボルとは分からないもの。バルサはそこから立て続けのゴールによって、一気にスコアを2-0としてしまうのである。この両方に大きく関与したのが、左エストレーモのアレクシス・サンチェスだ。まずは9分、チャビからのボールを受けたアレクシスがセスクへのスルーパスを通し、4番のシュートが右ポストに弾かれたところを、詰めていたチャビが楽々と押し込んで1-0。

そして11分、今度はイニエスタからのパスを受けたアレクシスがライン裏へと鋭いクロスボールを送り込み、ファーサイドのメッシがこれをねじ込んでいる。

2-0となったことで、ホッとしたクレ。正直、これでゲームの大勢は決まったとも思えた。しかしこのベティスはなかなかに侮れない。カンプノウで2点されたからといって、何故諦める必要がある?とばかりにプレッシャーをかけ続けるアンダルシアチーム。バルサが3バックでプレーする上で重要なのは、中盤でのボールポゼッションとプレッシングだ。これが不十分だった場合、後方のスペースは相手チームの恰好の標的となる。前半のバルサは、それらの出来が悪かった。31分のゴールは、バルサのお株を奪うかのような、長いパス展開から生まれたもの。最後は目の前のルベン・カストロに難なくボールを押し込まれる、およそバルサらしからぬ失点だった。

 

後半もベティスは積極的な手を打ってくる。前半43分にカードを受けた中盤のイリネイをハーフタイムでベンチに下げ、デランテロのサンタ・クルスを送り込んできたのだ。そしてこのペペ・メル監督の采配は、見事に的中することになる。後半開始すぐの50分、まだフワッとしていたバルサに対してカウンターを仕掛けると、エリア正面でフリーのサンタ・クルスが豪快かつ狙い澄ました右足シュートを、ゴール右隅に一発。スコアを2-2としている。

前日の試合でマドリーが勝利していたため、バルサには絶対に勝点3が必要だった。緊張感漂うカンプノウ。しかし幾多の苦境を乗り越えてきたペップチームにとって、この程度の逆風で根をあげることはない。結果が伴うかどうかは別として、決して下を向かないのがこのチームの長所。この試合でも選手たちは再び逆襲に転じ、その努力はきっちりと報われることになるのだ。

ある意味でカンプノウに気合を注入したのは、69分のビジャヌエバ主審のジャッジだった。モンテロによってエリア内で倒されたイニエスタに対し、主審は逆に8番のダイブと判定。ペナルティを認めなかっただけでなく、ドンを黄紙で警告したのだ。先週のデルビーやら、前夜のマドリー戦での出来事(マジョルカのゴールが無効となった)やら、審判には腹立たしいことが続いたバルセロニスタ。これ以降、スタジアムの空気はホットになっている。

そして71分、メッシへのタックルによってマリオ(かつての"スーパーマリオ")が2枚目のカードで退場となる。試合後のメル監督曰く、この退場はベティスに大きなショックを与えたようだ。ここで追い討ちをかけたのは、73分のアレクシスの勝ち越しゴールだ。センターライン上のチャビからの絶妙なふんわりスルーパスを柔らかいトラップで足元に納めると、デフェンサのマークを外し、右ポスト横へとグラウンダーのミドルシュートを突き刺したアレクシス!このところの彼、好い仕事をしています。

再度リードを手にしたバルサはその後も、気を緩めることなくベティスゴールを目指し、とどめとなる4点目を狙った。そして84分、バルセロニスタを安堵させるゴールが訪れる。アビダルのエリア内でのパスをドラードが腕に当ててカットしたところを、ビジャヌエバ審判はハンドの判定。メッシがこれをきっちりと決めてスコアを4-2とし、勝利を確実にしたのだった。

苦労の末に、カンプノウで勝点3を確保。どうやらしばらくは苦しいゲームが続きそうだが、フォームが再上昇する3月頃まで、なんとか凌いでほしいところだ。さて水曜日のコパクラシコも、良い結果を期待したい。