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Liga Española : Jornada 28


アビダルへ捧げる勝利。


 

Sevilla FC Barcelona
0

2

18 de Marzo - Sab 20:00 h
Sanchez Pizjuan
: 45,000
Goles
  Xavi (18)
  Messi (24)
Titular
Palop 【6】 Valdes
Luna 【6】 Alves
Spahic 【4】 Pique
Escude 【6】 Mascherano
F. Navarro 【6】 Adriano
Medel 【5】 Busquets
Rakitic 【7】 Xavi
Jesus Navas 【6】 Cesc
Manu del Moral 【7】 Messi
Reyes 【6】 Iniesta
Kanoute 【5】 Pedro
Cambios
Rakitic→ Trochowski (57) Cesc→【5】 Keita (69)
Reyes→ Perotti (63) Xavi→【5】 Alexis (82)
Spahic→ Cala (68) Adriano→【5】 Puyol (84)
Entrenadores
Michel 【6】 Pep Guardiola
Tarjetas
Spahic (16) Pique (31)
Escude (49) Adriano (80)
Medel (76) Pedro (82)
Arbitro
Jesus Luis Gonzalez Gonzalez (castellano-leones) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 5 10 Tiros a puerta 17 7 10
2 3 5 Ocasiones de Gol 9 2 7
3 5 8 Corners 4 0 4
0 2 2 Fueras de juegos 3 3 0
6 9 15 Faltas 14 10 4
45% 42% Posesion del Balon 58% 55%
Formacion
アビダルが欠場。怪我明けアレクシスは控えスタート。プジョルもベンチから。マスチェとピケは前半途中から左右交代。最初の交代はセスクからケイタ。残る二人は終盤で、まずチャビがお勤めご苦労となってアレクシスが登場。最後はアドリアーノからプジョル。カピタンは前節に続いて左ラテラルでプレー。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Xavi (18)
  Messi (24)
Reporte

厳しいスタジアムできっちり勝利。これで公式戦は7連勝、リーガでのフエラも3連勝と、ようやく波に乗ってきた感がある。

リーガ白旗宣言を行なったバルサが、勝点3を積み重ねている。アビダルが肝移植を受けることになるという衝撃のニュースから2日後。このタイミングでのサンチェス・ピスファン戦は正直難しいものがあったのだが、ペップチームは今回もまた、逆境での強さを証明してくれた。彼らのナニクソ根性は一級品なのだ。

このセビージャ戦の前半は、久々に目にするレベルでの出来栄えだった。目もくらむようなスピードで、快適にピッチを滑っていくボール。選手たちは巧みにセビージャ選手たちの隙間へと入り、鮮やかなるテクニックによって楽々とパスを展開していった。前半の45分はほぼ完全にバルサが支配。GKパロップは次々とピンチを迎えることとなった。

チャビとメッシが連続ゴール

それだけ圧倒したわけだから、先制点もわりとすんなり決まっている。6分のアドリアーノによるミドルシュート、11分のペドリート弾、とチャンスが続いたあとの18分。エリア左角で得たフリーキックを、目力ギラギラのチャビがゴール左角へとずどんと叩き込んだのだ。パロップの予想を上回るコースとスピードの右足弾だった。

バルサの押せ押せ状態はつづく。追加点はわずか6分後、24分のことだ。エリア際でイニエスタからパスを受けたレオ・メッシは、股抜きによってスパヒッチを簡単に攻略。グイッとエリア内へと侵入すると、詰めてきたパロップを十八番のバセリーナで料理している。低調期には外れていたバセリーナが、このところは気持ちいいように決まっている。

スコアはあっさり0-2となり、バルサはさらなる追加点を目指してセビージャ陣内へと攻め入った。ここまでの試合の印象は、"もっとゴールが決まりそう"。事実、27分にはチャビのシュートがパロップを襲い、40分のペドロのカウンターもパロップが阻止。ロスタイムのセスク弾もまた、セビージャ守護神によって弾き返されているのだ。

ホームチームの前半最大のチャンスは33分のことだ。ナバスがほぼ苦し紛れに送り込んだボールに対し、ピケとバルデスがお見合い。両選手ともにクリアできずにいるところを、後ろから走りこんだマヌ・デル・モラルにあわや頭で押し込まれかけたのだ。シュートが外れてくれたことが救いだった。ここからおそよ10分間はセビージャもまたバルサゴールへと迫る、オープンな時間帯だった。

セビージャの反撃

カサでの勝点がほしいセビージャは後半、ギアを上げてゲームに臨んでいる。ハーフタイム前とは異なり、プレーはまずバルサ陣内で展開された。冷や汗ものだったのは49分、エリア右のカヌーテによる連続した2本の際どいセンタリングだ。1本目のボールはニアにいたピケがクリア。つづく2本目のクロスではマヌの侵入を許したものの、バルデスがブロックに成功している。

後半のバルサは前半のようにパスをつなぐことは出来ず、チャンスも作り出せなかった。グアルディオラはそこで試合を落ち着かせるべく、セスクに代えてケイタを送り込んでいる(69分)。

ハーフタイム後のバルサの最初の決定機は、73分のイニエスタだ。メッシがドリブル突破を仕掛け、ここぞのタイミングで前方のイニエスタへとパス。オフサイドの網を破ったドンはパロップと1対1になり、守護神がこらえきれずに倒れた時点で勝負ありかと思えたのだが、シュートはわずかにポスト右を通過。。。シュート以外は100点なのにね、というのも、ある意味ではイニエスタの魅力だ。

82分には怪我から回復したアレクシスがピッチに立ち(チャビがお役御免)、88分には得意の抜け出しによってパロップと1対1の場面を手にしている。しかしながらこのチャンスもポルテーロの好守によってゴールとはならず。そして89分にはメッシがネットを揺らすのだが、オフサイドの判定で無効とされた。際どいタイミングだったのだが、「リプレイが放送されなかった」、と試合後の会見でペップは不満を漏らしている。

ということで、いくつか危なっかしい場面はあったものの、サンチェス・ピスファンでのテストもきっちりと突破したバルサ。マドリーにプレッシャーをかけ続けるという任務を果たすとともに、アビダルへとこの価値ある勝利を捧げている。