Liga Española
jornada 1

ティトチーム白星発進!おかえりビジャ!

FC Barcelona Real Sociedad
5 1
19 de Agosto - Dom 21:00 h
Camp Nou
: 57,721
Goles
Puyol (3)  
  Chori Castro (8)
Messi (10)  
Messi (15)  
Pedro (40)  
Villa (83)  
Titular
Valdes 【7】 Bravo
Alves 【7】 Estrada
Puyol 【8】 Ansotegui
Mascherano 【8】 Mikel Gonzalez
Alba 【7】 De la Bella
Busquets 【7】 Elustondo
Xavi 【7】 Illrramendi
Cesc 【7】 Markel
Messi 【8】 Xabi Prieto
Pedro 【7】 Chori Castro
Tello 【8】 Griezmann
Cambios
Puyol→ Pique (50) 【7】 Elustondo→ Vela (64)
Cesc→ Iniesta (58) 【8】 Castro→ Jose Angel (72)
Pedro→ Villa (74) 【8】 Illarramendi→ Ros (77)
Entrenadores
Tito Vilanova 【8】 Philippe Montanier
Tarjetas
Mascherano (38) Xabi Prieto (34)
Villa (84) De la Bella (70)
  Ansotegui (82)
Arbitro
Jose Luis Gonzalez Gonzalez (castellano-leones) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 1 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 8 15 Tiros a puerta 6 1 5
5 4 9 Ocasiones de Gol 2 1 1
4 5 9 Corners 2 1 1
1 2 3 Fueras de juegos 3 2 1
    8 Faltas 11    
%   70% Posesion del Balon 30%   %
Formacion

ピケ、ビジャ、イニエスタ、アレクシス、アドリアーノらがベンチスタート。アフェライと昇格カンテラーノたちが揃ってスタンド観戦となった一方、テージョが先発となり、セルジ・ロベルトがベンチに入った。怪我明けのプジョルは先発出場。左ラテラルのアルバはこれが公式デビュー戦。

最初の交代はプジョルに代えてピケ。ふたりめはセスクからイニエスタ。これらは同じポジション同士での交代。そして最後は、8ヶ月ぶりのゲーム復帰となるダビド・ビジャ登場。ペドロがベンチに下がり、テージョが右へと移動した。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Puyol (3)  
  Chori Castro (8)
Messi (10)  
Messi (15)  
Pedro (40)  
Villa (83)  
Reporte

ティトチームが公式デビュー戦できっちりと白星発進。お祭りをより幸せなものとしたのは、復帰したビジャの爽快ゴールだった。

順調にプレシーズンでの準備を進めてきたビラノバルサが、その仕上がり具合の良さを披露して見せた。必勝が求められるカサでのリーガ開幕戦。MAXメンバーでいきたくなるところでイニエスタを後半起用としたのは、ティトの個性が表れているといえよう。チリ代表から戻ったばかりのアレクシスもまた、今日はベンチ観戦となっている。一方でテージョ先発と、サプライズも入れてくれた新監督だ。

試合後のティトの説明によれば、バルサはまず序盤で試合を決めにいっている。気になるそのプレーは、ペップ時代のプレーをしっかりと継承していた。最終ラインは高く保ち、前線からのプレスでボール奪取。中盤で軽やかにパスをつなぎ、両エストレーモがピッチを広く使う。特に効いていたのが、これがデビュー戦とは思えない馴染みっぷりのジョルディ・アルバと、引き出しを増やしたテージョによって構成された左サイドだ。プレシーズンから好調だったメッシの変態ぶりは言うまでもなし。

点の奪い合い

2012/13バルサのオープニングゴールを決めたのは、カピタン・プジョルによる炎のヘッドだった。ペップチームのセットプレー担当だったというビラノバの、公式戦初得点がコーナーキックというのもなにか面白い。いずれにせよアクセルを踏み込んだ開幕試合の開始3分で先制できたのは、このチームのツキを表していそうな気はする。

だが昨年に対バルサで良いプレーを見せたラ・レアルは、ここでしょげることなく反撃に出てくる。カウンターから右(アルベス)サイドのスペースを使われ、最後はチョリ・カストロが力強いシュートをゴール天井に突き刺して1-1の同点(8分)。すばらしかったのはこの直後の、ティトチームのリアクションだ。

メッシ、メッシ・・・ ペドロ!

まずはスコアを振り出しに戻されたわずか1分後、エリア密集地帯からメッシが豪快にシュートを叩き込んで2-1とする。きっかけとなったのは左サイドのテージョからのセンタリングだった。メッシはさらに15分にもテージョの上げたボールに合わせて3-1とし、あっという間に勝負を決定付けている。ちなみに2点目は相手デフェンサの足に当たりながらのゴールで、3点目のテージョのクロスは半分失敗気味。それでも関係なくネットにぶち込むのが我らの10番だ。

ティト・ビラノバの目論見どおり、15分にしてがっちりと主導権を握ったバルセロナ。さすがにそこからはリズムを落とし、ゲームをコントロールする方向へとシフトしている。そうして前半終了まであと5分となったところで、再びギアをアップ。アルベス、セスク、チャビ、メッシらが華麗にパスをつなぐと、またもや左のテージョがクロスを上げ、今度はファーサイドにいたペドロがダイレクトにこれを押し込んで4-1としてしまう。これぞバルサだね、といえる美しい得点だった。

3点リードで迎えた後半は、こちらも得意とするプレーコントロールをしながら進めていく。忍耐強く、あるいはのらりくらりとレアル・ソシエダのプレーをかわしながら、ここぞという瞬間の到来を待つプレー。バスクチームは意地の反撃を目指すのではなく、悪夢の大ゴレアーダ回避を目標としていたようだった。この夜のバルセロナは30度近い熱帯夜。勝敗も決まったとなれば、やや退屈な時間帯も仕方ない。

ビジャ復帰弾

そんなゲームを再び活性化させたのは、74分にピッチに登場したダビド・ビジャだった。60分の時点でグアッヘがアップを開始すると、カンプノウは大歓声をあげる。さらにペドロと交代でピッチに立った瞬間は、それはもう感動的な拍手がスタンドを包み込んだ。試合後にビジャはこの大声援に「鳥肌が立った」とコメントしている。

8ヶ月ぶりのゲーム復帰だけでもオメデタイのに、祭りをさらに幸せなものとしたのは、そのグアッヘ自身による祝砲だ。83分、イニエスタからの折り返しのボールを左足で丁寧かつ強力に蹴り込んで5-1!ファンや同僚へのサポートへの感謝を、ゴールで返すあたりはさすがのゴレアドールなり。

ということで、ティト新体制による公式デビュー戦は、カンプノウ恒例のマニータにて終了。"監督が交代しても哲学とプレースタイルに変化なし"、を世に強く印象付けた快勝だった。さあ次は翌日のガンペル杯を挿んで、マドリーとのスーペルコパ。好いプレーと好い結果を期待してます!