Trofeo Joan Gamper
la 47°edicion

リーガ翌日のガンペル杯はこうなるよね、という試合。

FC Barcelona Sampdoria
0 1
20 de Agosto - lun 22:00 h
Camp Nou
: 55,498
Goles
  Soriano (1)
Titular
Pinto 【】 Romero
Montoya 【】 Berardi
Bartra 【】 Gastaldello
Fontas 【】 Rossini
Planas 【】 Costa
Dos Santos 【】 Soriano
Sergi Roberto 【】 Tissone
Espinosa 【】 Obiang
Afellay 【】 Estigarribia
Deulofeu 【】 Maxi Lopez
Villa 【】 Antonio
Cambios
Fontas→ Sergi Gomez (56) Costa→ Castellini (46)
Pinto→ Oier (69) Obiang→ Renan (46)
Villa→ Roman (69) Maxi Lopez→ Krsticic (60)
S. Roberto→ Patrick (69) Antonio→ Pozzi (60)
Espinosa→ Lobato (77) Soriano→ Munari (70)
Planas→ Grimaldo (82) Tissone→ Sampietro (76)
Dos Santos→ Ilie (82)  
Afellay→ Dongou (82)  
Entrenadores
Tito Vilanova  
Tarjetas
   
Arbitro
Fernando Teixeira Vitienes (cantabro)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
      Tarjetas Amarillas      
      Tarjetas Rojas      
      Tiros a puerta      
      Ocasiones de Gol      
      Corners      
      Fueras de juegos      
      Faltas      
%   % Posesion del Balon %   %
Formacion

前夜のリーガ開幕戦に出場した選手たちは、軒並みお休み。ビジャのみが連続でプレーしている。後半はさらにカンテラ祭りとなり、トップ登録はモントーヤとバルトラのみに。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Soriano (1)
Reporte

あのウェンブリー決勝から20周年ということで、サンプドリアを招待してのガンペル杯。残念だったのは言うまでもなく日程で、リーガ開幕翌日という、とても大胆な設定となっている。よってトップチーム選手はほとんど登場せず、ほぼバルサBでプレーという、サンプドリアさんには少々申し訳ない気持ちだ。せっかくクラブ創設者の名を冠した大会なのだけれど。

そんな微妙な試合に、55,000人以上のファンが集まったのはなかなかといえる。観光客がきっと多かったことだろう。前夜のラ・レアル戦ではキックオフ直後から一気に勝負に出て、3分で先制ゴールを決めたバルサだったが、この日は逆にあっという間にリードを奪われている。わずか1分、オビアングのアーリークロスにロベルト・ソリアーノがダイビングヘッドで合わせて0-1。先頭打者ホームランを打たれたようなオープニングだった。

指揮者セルジ・ロベルト

元々気合の入るわけでもない親善試合で、いきなりリードできればどうなるか。それはもう思いつくとおりで、サンプドリアはマキシ・ロペス(懐かしい!)をひとり前線に置き、あとは守備を固める戦法をとっている。

一方でバルサの攻撃を割り振っていたのは、ティト・ビラノバがかなり期待しているのが分かるセルジ・ロベルトだ。キックオフ前のプレゼンテーションにおいても、トップチームの選手たちと並んで紹介を受けた若きセントロカンピスタ。ペップ時代のブスケツのように、ティト時代の象徴的カンテラーノになりそうな感じだ。試合終了後、ロベルトは"大会MVP"に選出されている。

攻撃陣の面子はそこそこに面白い、デウロフェウ(右)、アフェライ(偽9番)、ビジャ(左)という顔ぶれ。公式戦でもあり得そうなメンバーだが、いかんせんゲームのリズムが低調だったことで、多くのチャンスは作れていない。プレー時間を手にできたことが一番の収穫だろう。ハーフタイム前にデウロフェウが2度ほどサンプドリアゴールに迫ったが、アルゼンチン代表GKロメロがきっちりとそれらをセーブしている。

おまけの後半

この手のゲームにしては珍しく、ティト・ビラノバはひとりの選手交代も行うことなく後半を開始した。そしてそこからの数分間が、意外と元気な時間帯となっている。とはいえチャンスを連発したわけではなく、決定的だったデウロフェウのチャンス(セルジ・ロベルトのアシスト)もロメロに止められて同点とはならず。60分頃から次々と選手が交代し、ゲームのテンポは落ちていった。ビジャは69分でのお役御免。

ちなみに専守防衛となっていたゲストのサンプドリアには、さすがはイタリアのチーム、複数回の追加点のチャンスがあった。前半にはマキシ・ロペスの決定的シュートをピントが右手一本でセーブしたり、後半にはポッツィの1対1のシュートがポストを叩いたり。なんだかんだでガンペル杯はお祭りなので、もうちょっと賑やかなゲームが観たかったものだ。リーガ翌日ですぐ後にマドリーとのスーペルコパも控えていれば、こうなるだろうという試合だった。