Liga Española
jornada 5

前半イマイチ、トーニョ大当たり。チャビ!

FC Barcelona Granada
2 0
22 de Septiembre - Sab 22:00 h
Camp Nou
: 65,834
Goles
Xavi (86)  
Borja Gomez (91pp)  
Titular
Valdes 【7】 Toño
Alves 【6】 Nyom
Song 【6】 Iñigo Lopez
Mascherano 【6】 Borja Gomez
Adriano 【6】 Siqueira
Busquets 【6】 Iriney
Thiago 【5】 Mikel Rico
Cesc 【5】 Orellana
Messi 【6】 Torje
Villa 【5】 Brahimi
Alexis 【6】 Floro Flores
Cambios
Thiago→ Xavi (53) 【8】 Floro Flores→ Al Arab i(58)
Villa→ Pedro (53) 【6】 Torje→ Juanma Ortiz (66)
Adriano→ Tello (73) 【6】 Brahimi→ Jaime (75)
Entrenadores
Tito Vilanova 【6】 Anquera
Tarjetas
  Floro Flores (24)
  Toño (45)
  Borja Gomez (72)
Arbitro
Del Cerro Grande (madrileño) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 3 1 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 13 20 Tiros a puerta 5 2 3
2 7 9 Ocasiones de Gol 3 1 2
7 7 14 Corners 5 3 2
2 2 4 Fueras de juegos 0 0 0
7 3 10 Faltas 15 4 11
67%   67% Posesion del Balon 33%   33%
Formacion

チャビ、ピント、バルトラ、ペドロ、ジョルディ・アルバ(病み上がり)、セルジ・ロベルト、テージョがベンチスタート。セントラルはソングとマスチェラーノ、左ラテラルはアドリアーノだった。インテリオールはチアゴとセスク。ビジャがようやく今季初先発。前線は両サイドが広く張るかたち。

最初の交代は2枚代え。活きていなかったビジャとチアゴを下げて、ペドロとチャビを投入した。最後の交代枠は、アドリアーノからテージョ。3バックとなって、アレクシスが中央に移った。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Xavi (86)  
Borja Gomez (91pp)  
Reporte

決勝ゴール時の絶叫度においては、今シーズン最高かなという試合。つまりはそれだけ、心配したということ。

プジョルとピケを怪我で欠き、2週間後にはクラシコも待っているというこの悩ましい状況。ここは一発バルトラを抜擢し、育てる方向でいくのではないか、と見る向きも強かったが、ティト・ビラノバの下した決断はアレックス・ソングの適応を進めることだった。

眠っているような前半

さて今季よりグラナダを率いているのは、3年前にアルコルコンを率いてコパでマドリーを撃沈し、一躍ときの人となったアンケラ監督だ。彼が対バルサ用に今回用意したプランは、統制された2ラインでがっちりと守りながらも、立ち上がりは前線から激しくプレスを仕掛けるというもの。これに対してバルサはなにやらプレーが雑で、ほぼ全くと言っていいほどにチャンスを作り出せなかった。

とはいえ得点機は数度は2度ほどあった。アルベスからの斜めのパスにスペースへ抜け出したメッシ(6分)と、ゴール正面から鋭いシュートを放ったセスク(22分)だ。しかしこれらはいずれも相手デフェンサと、"フィーバー"していたGKトーニョに阻まれ得点とはならず。この試合はとにかく、グラナダの身体を張った守備によってシュートが跳ね返されていた。

一方でグラナダは得意とするカウンターから2度ほどバルデスを脅かしているが、こちらも守護神の好プレーによって、クレに冷や汗をかかせるまでには至っていない。

チャビとペドロを投入

徐々にリズムは取り戻してはいたものの、ピリッとしないままに終わってしまった前半。ハーフタイム後も劇的に状況が改善されるということなく、しばし時間は進んでいった。イニエスタもチャビもいないとなると、ゲームを作るのは難しい。代わりに光って欲しかったチアゴも、ヘタフェ戦のようなパフォーマンスは見せられず。セスクも・・・・ ティトが称賛するほどの良さは素人目には伝わらなかった。

アンケラ監督が前日の会見で「どんなチームもカンプノウで引き分けられれば、まあ納得」と語っていたように、彼らは0-0、あわよくば0-1を狙っているようだった。3日前のスパルタクと同じく、後半に入って守りをより固めてきたグラナダ。バルサはなにか手を打つ必要があり、ティト監督は53分、ビジャとチアゴに代えてチャビとペドロを送り込んでいる。

立ちはだかるトーニョ、そしてバルデス

それでもしばらくは似たような状況が続くのだが、得点の匂いが徐々に強くなってきたのが残り15分となるあたりからだ。だが77分にはエリア中央でこぼれ球を受けたセスクの、決まった!と思うシュートがトーニョのゴッドハンドによって阻止され、その2分後にはテージョ(怪我のアドリアーノに代わって、直前にピッチへ)からの折り返しにチャビが合わせるもトーニョの正面。この夜の一番の主役であるポルテーロの見せ場が続いていった。

あともう一歩なのにゴールが奪えず、バルセロニスタがジリジリしていた84分、カンプノウに恐怖の瞬間が訪れる。1本のカウンターによって、オレジャナにバルデスと1対1の局面を作られてしまうのだ。これが決まれば、まず絶望的という大ピンチ。それを救ったのが、我らの守護神ビクトル・バルデスだった。相手のコースを限定しながら最後まで倒れることなく立ちふさがり、最後はシュートを胸で受け止めたビクトル。こういう時の彼、なんともかんとも頼もしい。

ついに割った壁

そしてそう、ピンチの後にはチャンスありと相場は決まっている。エリア内での壁パスでの崩し後のメッシのシュートをまたもやトーニョがブロックするという場面を挿んだあとの86分、エリア際からのチャビのキャノン砲がクロスバーを直撃、地面を叩いた後にネットを揺らしたのだ。ついに、ついにトーニョの壁を破る!苦しみぬいた末にようやく手にした先制点だった。

バルサはさらに91分、左のショートコーナーからメッシが個人技でエリア深部へと侵入。ゴールラインから鋭いボールを中央へと送り込み、クリアしきれなかったボルハ・ゴメスのオウンゴールで2-0としている。すぐ後にはアレクシスがいたので、サンちゃんの初得点でもよかったなぁ〜なんて残念がったり。

なにはともあれ、会心のゲームではなかった(特に前半)にせよ、勝利は勝利。アルベスのいうところの「忍耐力と根気の勝利」でリーガ5試合全勝を達成し、翌日に試合のあるマドリーに圧力をかけることに成功したので良しとしよう。怪我人たちが帰ってくれば、きっと内容は改善されていくに違いない。バモス、ティトチーム!

【試合終了後のティト・ビラノバのコメント】