Liga Española
jornada 7
両エースの2ゴールでエンパテ。8pt差変わらず。
FC Barcelona | Real Madrid |
2 | 2 |
7 de Octubre - Dom 19:50 h Camp Nou : 96,589 |
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Goles | |
Cristiano (22) | |
Messi (29) | |
Messi (60) | |
Cristiano (65) | |
Titular | |
Valdes 【5】 | Casillas |
Alves 【5】 | Arbeloa |
Mascherano 【6】 | Pepe |
Adriano 【6】 | Ramos |
Jordi Alba 【6】 | Marcelo |
Busquets 【7】 | Khedira |
Xavi 【6】 | Xabi Alonso |
Cesc 【5】 | Di Maria |
Messi 【8】 | Ozil |
Pedro 【6】 | Cristiano |
Iniesta 【6】 | Benzema |
Cambios | |
Alves→ Montoya (27) 【6】 | Benzema→ Higuain (61) |
Cesc→ Alexis (61) 【6】 | Ozil→ Kaka (80) |
Di Maria→ Essien (86) | |
Entrenadores | |
Tito Vilanova 【6】 | Jose Mourinho |
Tarjetas | |
Pedro (39) | Xabi Alonso (42) |
Busquets (53) | Ozil (57) |
Pepe (78) | |
Arbeloa (89) | |
Arbitro | |
Delgado Ferreiro (vasco) 【6】 | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 1 | 2 | Tarjetas Amarillas | 4 | 3 | 1 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
2 | 9 | 11 | Tiros a puerta | 12 | 5 | 6 |
1 | 5 | 6 | Ocasiones de Gol | 6 | 2 | 4 |
2 | 5 | 7 | Corners | 3 | 2 | 1 |
0 | 2 | 2 | Fueras de juegos | 0 | 0 | 0 |
11 | 7 | 18 | Faltas | 16 | 9 | 7 |
67% | 69% | Posesion del Balon | 31% | 33% |
Formacion | |
プジョル、ピケ、チアゴらが欠場。ビジャ、アレクシス、ピント、バルトラ、モントーヤ、ソング、セルジ・ロベルトがベンチスタート。ソングでもバルトラでもなく、アドリアーノがセントラルというサプライズ。イニエスタはエストレーモというよりは中盤。セスクが上手く活かせなかった。 1人目の交代は怪我による。アルベスがベンチへと下がり、モントーヤがピッチへ。2人目にして最後はセスクからアレクシス。イニエスタが中盤にきちっと入り、パス回しと攻撃が安定した。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Cristiano (22) | |
Messi (29) | |
Messi (60) | |
Cristiano (65) | |
Reporte | |
またしてもモウチームに必殺の一撃を加え損なったクラシコ。チーム事情もあるとはいえ、全力を出し切った感のないエンパテというのが煮え切らない。悪くない結果なのだけれど。 まさかのアドリアーノ かつてないセニェーラ(カタルーニャ旗)模様のモザイクで始まったこの一戦。まず驚かされたのは、回復が間に合わなかったジェラール・ピケの代役として、ソングでもバルトラでもなくアドリアーノが起用されたことだった。リストが発表された時点では、4バックなのか3バックなのかも読めないアドリアーノの文字。ふたを開ればビックリのセントラルだったわけで、クラシコでいきなりそれとは、度胸がいいというかなんというかだ。 タイトル争いから早くも脱落しないためには、マドリーにはここで勝つ必要があった。今回のモウリーニョは奇策を用意することなく、正攻法でティトチーム攻略を目指してきた。中盤で激しい圧力をかけてバルサにゲームを作らせず、一気にカウンターを仕掛けるいつもの作戦だ。急造ディフェンスラインのバルサはやはりラインを高く保つことが難しく、それが中盤での連係にも影響を及ぼしていた。20分でのイニエスタによるアクセントを付けようとしたシュートが、この日の初シュートといえば、どれほどプレーが上手くいっていなかったのかも分かるだろう。 クリスティアノの一撃 しかもその直後の22分、エリア周辺で右から左へと上手くボールを展開され、ベンゼマがポストになってお膳立てしたボールを、最後はクリスティアノがバルデスのニアポストに突き刺して0-1。ビクトルは最近どうも、CR7のカモにされてしまっている。コーチの指示だろうけれどもボールは大きく蹴りだすことがほとんどで、らしくないのだ。 バルサにとって幸いだったのは、ゲームを決めていたかもしれないチャンスをベンゼマが外してくれたことだ。白組の9番はゴール前で完全フリーだったシュートをポストに当て、リバウンドを狙ったディ・マリアもこれを枠に飛ばすことは出来ず。バルセロニスタが胸を撫で下ろしたその数分後にはダニ・アルベスが負傷退場でベンチへと下がるというアクシデントも発生し、重苦しい空気がスタジアムを包み込んでいた。 メッシの2発 そのイヤなムードをふり払ったのが、エースの一発だった。イニエスタからのパスを受けたペドロが右サイドから危険なクロスを送り込み、セルヒオ・ラモスとペペがこれをクリアし損なったところを、颯爽と現れたメッシが蹴り込んで同点!チームが苦しい時、決まって助けてくれるのがこのギガクラックだ。 マドリーの張り巡らせた首尾網に、四苦八苦だったバルサ。この45分間のシュート数がわずかに2本なのだから、その苦しみようが見て取れる。しかもファールが11対7。同点でハーフタイムに入れたのは好い結果だったと言えよう。 どうやってマドリーの守りを崩そうか。後半のティトチームは、だいぶ本来のプレーができるようになっていた。後半はまず、マスチェラーノにハンドがあったとしてエジルが、ペペのピソトンを食らったとしてイニエスタがペナルティを互いに要求する場面から始まる。59分にはメッシがドリブル突破を仕掛けたところ、シャビ・アロンソが強引なファールでこれを阻止。カンプノウの観客は2枚目のカードを出せ!と要求したが、デルガド・フェレイロ主審はこれを見逃している。 しかしそこで得たフリーキックにて、メッシがまたも大仕事をしてくれた。世界ナンバーワンクラックによって蹴り出されたボールは唸りをあげながら壁を越え、鮮やかな軌道でゴール左隅へと飛び込んでいったのだ。さしものカシージャスも、これにはどうすることも出来ず。冴えない内容ながら、バルサがスコアをひっくり返した。 負けじとCR7 2-1となった直後、両監督は試合をさらに動かすべくカードを切る。ティト・ビラノバは輝けなかったセスクに代えてアレクシスを投入。モウはベンゼマを下げてイグアインを送り込んだ。サンチェスが左でポイントとなり、イニエスタが中盤に下がったことで、バルサのプレーはより安定したように思えた。 だがしかし、カンプノウがメッシの逆転弾に沸いたわずか5分後、またもやクリスティアノに冷や水を浴びせられる。ケディラがイニエスタを突いてボールを奪取すると、エジルがクリスティアノにスルーパスを供給。ライン裏へと抜け出したCR7が、あっさりとバルデスを料理している。試合後のティト曰く「明らかなファールからの失点」だが、アドリアーノが1人ラインを上げられず、オフサイドで処理できなかったのも痛かった。よくやっていたアドリだが、このあたりの微妙なプレーは急造セントラルでは辛いか。 モントーヤ、そしてペドロ 今シーズンは"逆転のバルサ"と異名をとるティトチーム。2-2となってからのラスト25分は、ほぼ彼らのペースだった。前半に飛ばしたのが効き、見るからにガス欠モードとなっていたマドリー。しかしながら最後の崩しであと一歩及ばず、決定的なチャンスも運がもうちょっと足りなかったのがこのクラシコでのバルサだ。 アルベスに代わって出場するや、高い安定感で右サイドを落ち着かせていたモントーヤの終了間際のミドルシュートは、全世界をHUYYYYYY!といわせたクロスバー直撃弾。さらにはこのゲームのラストプレーとなったロスタイムでのカウンターでも、単騎突破までは成功したペドロのシュートが、惜しくもわずかにポスト左。これがもしダビド・ビジャだったら・・・。難しい判断だっただろうが、あと1枚残っているカードで、グアッヘをピッチに送り込んでほしかった。 というわけで、マドリーを炎上させる好機だったこのクラシコは2-2で終了。面白いゲームではあったが、バルサはやり方次第ではもう少し好い結果を得られた感じがするだけに欲求不満が残った。とはいえ、勝点差8に変化がなかったのは悪くない。もし「5差→8差」だったら大満足だったわけで、決定的一撃を期待したぶん悔しさ爆発だが、緊張感を保つためにはこのくらいがちょうど好いと納得することにする。 |