Copa del Rey 1/4
vuelta

王者の貫録勝ち。

Malaga FC Barcelona
2 4
24 de Enero - Jue 22:00 h
La Rosareda
: 30,000
Goles
  Pedro (7)
Joaquin (11)  
  Pique (49)
Santa Cruz (68)  
  Iniesta (76)
  Messi (80)
Titular
Kameni 【5】 Pinto
Jesus Gamez 【7】 Alves
Demichelis 【7】 Pique
Weligton 【6】 Mascherano
Eliseu 【6】 Jordi Alba
Seba 【7】 Busquets
Camacho 【7】 Xavi
Iturra 【7】 Cesc
Duda 【7】 Messi
Joaquin 【8】 Iniesta
Santa Cruz 【7】 Pedro
Cambios
Duda→Portillo (62) Messi→【5】 Thiago (82)
Seba→ Saviola (80) Pedro→【5】 Alexis (86)
Joaquin→ Piazon (82) Alba→【5】 Adriano (89)
Entrenadores
Manuel Pellegrini 【6】 Jordi Roura
Tarjetas
Iturra (14) Busquets (32)
Eliseu (25) Alba (38)
Weligton (38) Cesc (45)
  Mascherano (68)
  Alves (81)
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 1 3 Tarjetas Amarillas 5 2 3
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 1 4 Tiros a puerta 14 10 4
2 1 3 Ocasiones de Gol 9 5 4
0 1 1 Corners 8 4 4
2 2 4 Fueras de juegos 1 1 0
14 7 21 Faltas 8 4 4
42%   38% Posesion del Balon 62%   58%
Formacion

ジョナタン、モントーヤ、バルトラ、クエンカが招集外。バルデス、プジョル、ビジャ、アレクシス、チアゴ、アドリアーノ、ソングがベンチスタート。ポルテーロがピントである以外は鉄板メンバー。アルバの上がりは若干控えめだったか。右アルベスの方が目立っていた。

交代はいずれも終盤で、最初は筋肉に違和感というメッシを用心のため休ませ、チアゴがピッチへ。続いてペドロに代わり、アレクシスが登場している。最後はジョルディ・アルバからアドリアーノ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Pedro (7)
Joaquin (11)  
  Pique (49)
Santa Cruz (68)  
  Iniesta (76)
  Messi (80)
Reporte

前年度コパ王者バルサが、王者らしくきっちりとマラガに勝利。レアル・マドリー(騒動多発中)の待つ準決勝へと駒を進めた。

病気の治療のため、今回はティト・ビラノバが不在。留守を預かるジョルディ・ロウラは勝利が求められたこの試合に、1-3で勝利した11日前のリーグ戦と同じメンバーを送り込んでいる(GKのみバルデスではなくピント)。平たく言えば、必勝ガチメンバーだ。

オープンな序盤

ゲームは序盤、オープンな展開となった。バルサは慎重にプレーをスタートし、ややマラガの出足をうかがう感じ。ペジェグリーニチームが中盤でのボール奪取+速攻を狙ってきていたこと、ラ・ロサレダのピッチがアイスリンクのようだったことで、前半は内容で圧倒するには至っていない。ボールは両陣営を落ち着きなく行き来し、ゴールも双方が一つずつ奪い取っている。

まず先手を取ったのはアスルグラナだった。開始7分、この日は積極的な攻め上がりの目立ったアルベスがチャビのスルーパスに抜け出し、丁寧な折り返しをペドロが頭で押し込んで先制。しかしブランキアスールも負けじと11分、なかなか見事な速攻から、ホアキンがゴール右隅へと巧みで強力なシュートを突き刺している。ただしこの一連のプレー、セバの明らかなるハンドに端を発してはいた(1-1)。

カメニのセーブ

同点に追いつかれたことはさほど問題ではなく、2点を奪うことがより重要なバルサはその後も相手ゴールを狙い続けていった。そして決定機も数度手にするのだが、そこに立ちはだかったのはGKのカメニだ。24分にはメッシとの1対1をブロックし、39分にも再びレオのシュートをセーブ。36分にはイニエスタのシュートがクロスバーに弾かれている。

対するマラガのチャンスは36分、ガメスの強烈ミドルシュートがピントを襲い、こぼれ球をセバが拾う前に、ベテランGKが無事キャッチした場面くらい。ホームチームのファール数が前半だけで14というのが(バルサは4)、おおよそを説明している。

デランテロ顔負けのピケゴール

ここ数試合は後半になると調子を落としていたバルサだが、その教訓は活かせたようで、今回はハーフタイム後にパフォーマンスを低下させることはなかった。まず、滑り出しが最高だ。49分、イニエスタからのライン裏へのパスに抜け出したのは、なんとセントラルのピケ!2日前に第一子が誕生したばかりのWAKA旦那は見事な胸トラップでボールをコントロールすると、左足シュートでそのままゴールも陥落。控えめなるおしゃぶりパフォーマンスにて、長男ミランへとゴールを捧げている。お前さんはデランテロかよ、と思わず言ってしまうゴールだった。

準決勝へと進むためには2点目が不可欠となったマラガは反攻を試みるが、らしさを取り戻したバルサのボール支配を崩すことは出来ない。チャビ、メッシ、イニエスタ、セスク、そしてブスケツらがとっかえひっかえ居場所を代えてパスをつないでは、簡単にどうにかなるものではない。時間の問題と思われたバルサの追加点を、彼らはかろうじて防いでいるような状況だった。

しかしながらゲームは分からないもので、68分、ひとつのプレーからスコアは動く。メッシがカメニと1対1になるもブロックされ、その際にセスクがウェリグトンに脚を踏まれて悶絶。バルサ選手たちがファールだろ!?と言ってる間にカウンターを食らい、サンタクルスに2-2のゴールを捻じ込まれてしまうのだ。

カンペオンのリアクション

単発のカウンターから2失点(しかも相手のファール絡み)とは愚痴りたくもなるところだが、さすがだったのは、ここからのバルサのリアクションだ。同点にされたなら、もう一度突き放せばいいじゃんと攻め続け、76分にはセスクの軽やかなるターン&パスから最後はイニエスタが決めて2-3。

これでほぼ勝負は付いたが、バルセロナはさらに80分、アルベスからのどんぴしゃのクロスにレオ・メッシが頭で合わせて4点目。マラギスタたちの希望を消滅させている。クラックはそのすぐ後、脚に違和感を覚えたことで大事をとって交代を要求。チアゴがピッチに入った。

そうして特にアクシデントもなくゲームは終了し、合計スコア6-4でバルサの勝ち上がりが確定。クラシコとなった準決勝では是非、内紛状況のモウチームに引導を渡してさしあげたい。