Liga Española
jornada 24

メッシ、バルサでの公式戦301ゴール。
ミラン戦を前に逆転勝利。

Granada FC Barcelona
1 2
16 de Febrero - Sab 20:00 h
Los Carmenes
: 22,000
Goles
Ighalo (25)  
  Messi (49)
  Messi (72)
Titular
Toño 【7】 Valdes
Nyom 【6】 Alves
Siqueira 【6】 Pique
Iñigo Lopez 【6】 Mascherano
Mainz 【5】 Adriano
Mikel Rico 【7】 Busquets
Recio 【6】 Thiago
Torje 【6】 Cesc
Nolito 【9】 Messi
Ighalo 【6】 Pedro
Aranda 【4】 Alexis
Cambios
Aranda→ El Arabi (58) Adriano→【6】 Jordi Alba (38)
Nolito→ Bounanotte (73) Alexis→【5】 Tello (61)
Torje→ Brahimi (75) Pedro→【6】 Iniesta (72)
Entrenadores
Lucas Alcaraz 【6】 Jordi Roura
Tarjetas
Siqueira (34) Thiago (87)
Nyom (69)  
Arbitro
Del Cerro Grande (madrileño) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 3 6 Tiros a puerta 17 10 7
2 2 4 Ocasiones de Gol 8 6 2
1 1 2 Corners 1 0 1
0 0 0 Fueras de juegos 6 3 3
9 6 15 Faltas 14 8 6
29%   30% Posesion del Balon 70%   71%
Formacion

チャビ(太もも痛)とビジャ(腎疝痛)が欠場。プジョル、イニエスタ、ピント、アルバ、モントーヤ、ソング、テージョがベンチスタート。水曜日のミラン戦を意識した編成となっている。アドリアーノが前半で負傷したため、ジョルディ・アルバがピッチへ。両エストレーモはあまり開かず、ラテラルがスペースを利用。

交代の二人目は出来のいまいちだったアレクスに代えてテージョ。後にペドロに代わってイニエスタが入り、テージョは右に回った。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Ighalo (25)  
  Messi (49)
  Messi (72)
Reporte

チャンピオンズ再開を控えるなかで、ちょっとそちらに気持ちが向いた感じの試合。2ゴールによってチームに勝点3をもたらしたのは、やはりスーペルメッシだった。

プジョル、アルバ、イニエスタがベンチスタート

怪我から回復中のチャビ、今週は腎結石に苦しんだビジャを欠く状況で、ジョルディ・ロウラは先発から複数のレギュラー格(プジョル、アルバ、イニエスタ)を外している。もちろんそれは、4日後に待つサンシーロでのミラン戦を考慮してのことだ。

好機を逸すアレクシス

バルサはこのグラナダ戦に、久々に1週間の準備期間を得て臨んでいる。しかしながら前半の出来栄えは芳しいものではなく、ハーフタイム前に放ったシュート7本のうち枠内は2本と、フィニッシュの精度もいまひとつ。とりわけ惜しかったのは4分、メッシのスルーパスからGKトーニョと1対1になりつつも、その機を逃したアレクシスだ。先週のヘタフェ戦とは対照的に、一発目を外したサンチェス。これによって彼は"焦りモード"がスイッチONとなってしまう。

アレクシスはチームメイトや監督が口を揃えるように、マークを外すまではすばらしい。しかしその後のボールコントロールが落ち着かず、シュートまでたどり着けないのが大問題。25分にも彼が決め損なった直後のカウンターがグラナダの先制点になっており、ダブルパンチのイタタだった。

グラナダ先制

2週間前にロス・カルメネスでマドリーを沈めていたグラナダは、この日も規律だった堅い守りにてバルサを自由にはさせず、右サイドのクロスから左のノリートへ、という崩しで何度かチャンスを演出。6分の好機や、先制点がまさにその形で、右のアランダからのボールをファーポストのノリートが折り返し、ゴール正面のイガロが押し込んで1-0としている。実際はイガロの位置はわずかにオフサイドだったが、デル・シエロ主審はこれを有効と判断した。

ダイナミズムを欠いたバルサが最初に感じさせたゴールの可能性は、決まっていればゴラッソという29分のアドリアーノのゴール右角を狙ったシュートだ。37分にはこれをバルセロナという崩しからメッシが決定機を手にするも、至近距離弾は身体を張ったトーニョがナイスブロック。42分にはアレクシスがライン裏に抜け出しドフリーとなったが、鮮やかすぎて線審はオフサイドと勘違いだ。

そういえばハーフタイム前には、バルセロニスタにとって「おいおい!」の場面もあった。自陣エリア手前でのフリーキック。チアゴの軽率なパスがアランダへの贈り物となり、あわや2-0かというピンチを招いたのだ。もしこれを決められていたら、正直厳しかったかもしれない。そうして前半は1-0で終了している(38分、アドリアーノが負傷し、ジョルディ・アルバにポジションを譲った)。

メッシ現れ2ゴール

続く後半、バルサは立ち上がりでの同点に成功する。それは49分のことだ。セスクの意表を突いたミドルシュートをトーニョが取りこぼし、詰め寄ったメッシがねじ込んで1-1!これにてエースはリーガ14試合連続ゴールを達成するとともに、バルサでの公式戦300ゴールも成し遂げた。まだ25歳の若さなのに。

後半となってプレッシングが機能し始めたバルセロナは、その後もボールを支配。追加点を目指してグラナダゴールへと押し寄せていく。54分にはセスクがネットを揺らすも、アシストをしたメッシの位置が存在しないオフサイドだったとして無効に。59分はカウンターから抜け出したアレクシスが1対1になりかけながらも、ボールタッチを誤りシュートへと持ち込めなかった。その1分後、ロウラはアレクシスに代えテージョを送り込んでいる。

バルサの攻めは続き、65分にはペドロによるミドルシュートが左ポストを直撃。ペドロはその2分後にネットを揺らすのだが、こちらは惜しくもオフサイドだった。

アスルグラナ(この日はオレンジイエロー)に待望の追加点が訪れたのは72分のことだ。ロウラがイニエスタを投入したその直後、ゴール正面からのフリーキックをメッシが直接蹴り込んで1-2!レオは前半に同様のシュートをトーニョに止められており、それを見事に修正しゴールとしている。

コントロールを欠いた終盤

ようやく逆転に成功し、あとはゲームをコントロールすればOKだったバルサだが、そうは問屋が卸してくれないのがこのリーガだ。アルカラス新監督によって自信を取り戻しているグラナダはそこから反撃開始。試合はオープンな展開となっていった。見方によってはスリリングなのだが、精神衛生上よくはない。

84分のゴールチャンスでは、テージョが(いつものように)思い切りよくシュートを放ち、ゴール正面のメッシがムッとした感じてな場面も。終了前は得点機の連続となり、87分はイニゴ・ロペスの叩きつけるヘディングをバルデスがキャッチ。91分にはブラヒミの壁パスからの至近距離弾がサイドネットを揺らし、クレの肝を冷やしている。そして92分はメッシの強力な右足シュートをトーニョが防いでハットトリックならず。試合は1-2でホイッスルとなった。

と、苦しみはしたものの、最終的には難しいチームを相手に勝点3を確保したバルサ。モラルを上昇させ、ミラノへと乗り込むことが出来るだろう。

【試合終了後のジョルディ・ロウラのコメント】