Copa del Rey 1/2
vuelta

良いとこなく、コパに別れ。
ドブレッテの夢をつなぐための猶予は2週間。

FC Barcelona Real Madrid
1 3
26 de Febrero - Mar 21:00 h
Camp Nou
: 95,002
Goles
  Cristiano (12)
  Cristiano (56)
  Varane (67)
Jordi Alba (88)  
Titular
Pinto 【4】 Diego Lopez
Alves 【3】 Arbeloa
Pique 【3】 Sergio Ramos
Puyol 【3】 Varane
Alba 【4】 Coentrao
Busquets 【3】 Khedira
Xavi 【3】 Xabi Alonso
Cesc 【2】 Di Maria
Messi 【3】 Ozil
Pedro 【3】 Cristiano
Iniesta 【5】 Higuain
Cambios
Cesc→ Villa (59) 【3】 Higuain→ Callejon (70)
Pedro→ Tello (71) 【3】 Ozil→ Pepe (78)
Xavi→ Thiago (73) 【3】 Xabi Alonso→ Essien (83)
Entrenadores
Jordi Roura 【2】 Jose Mourinho
Tarjetas
Pique (12) Arbeloa (36)
Puyol (39)  
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro) 【6】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 0 2 Tarjetas Amarillas 1 0 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
6 9 15 Tiros a puerta 13 6 7
2 2 4 Ocasiones de Gol 4 3 1
2 5 7 Corners 3 3 0
1 4 5 Fueras de juegos 2 0 2
6 3 9 Faltas 13 5 8
64%   62% Posesion del Balon 38%   36%
Formacion

負傷欠場はなし。アレクシス、アビダル、ジョナタン、バルトラ、モントーヤがベンチ外。バルデス、ビジャ、チアゴ、マスチェラーノ、アドリアーノ、ソング、テージョがベンチスタート。GKがピントである以外、なんの驚きもない定番イレブン。

交代は後手後手。一人目は2点差となった59分、セスクに代えてビジャ。セビージャ戦とは異なり、右よりの配置。二人目は3点差となった後でペドロからテージョ。最後はチャビに代わってチアゴがピッチへ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Cristiano (12)
  Cristiano (56)
  Varane (67)
Jordi Alba (88)  
Reporte

悪夢の試合。ばっちり練られたバルサ対策に手も足も出ず、自信を凹まされる敗北となった。思い切った対処策を採らなければ、ずるずる沈みそうな気配。

1ヶ月ぶりにやってきた、コパ準決勝のブエルタ。両チームの状況は、1月末とは大きく異なっていた。ベルナベウでのイダではバルサが決定機を逃したことと新星バランの同点弾(1-1)によって救われたマドリーだったが、このひと月の間に白チームは復調。疲れの見えるバルサとは対照的に、活力と自信を取り戻している。

立ち上がりから攻めるも・・・

地元でのクラシコを制し、ミランとの決戦へと弾みをつけたいバルサ。ジョルディ・ロウラは予想どおり、いつもの定番イレブンをピッチへと送り出している。中盤にセスクを置き、イニエスタを偽エストレーモとして起用する布陣だ。サンシーロでも封じ込まれたこの面子。もちろん、モウリーニョもまたこのバルサ対策をきっちりやってきた。

バルセロナとして惜しかったのは、宣言どおりに攻め込んだ立ち上がり1分のメッシの決定機を活かせなかったことだ。ペドロが右から切れ込み、ボールを受けたレオのシュートは、ポストのわずかに左。もしこれが決まっていれば、、、と悔やむも、外れてしまうのが現チームの勢いか。

・・・カウンターからマドリー先制

バルサはその後もボールを保持し、ミラン戦ではなかった激しさをもってプレーした。そこまでは良かった。しかしマドリーは得意の武器で、ティトチームに一撃を与えてくれる。それは11分、この試合最初のカウンターでのこと。1本のパスからクリスティアノがバルサ陣内深く侵入し、最後の壁であるピケに対してフェイントを2つほど。ワカ旦那のスライディングはボールに届くことなくロナウドを倒し、ペナルティキックによってCR7が自ら先制ゴールとしている。

1点を奪われることまではまだ許容範囲だったホームチームは、まずは同点に追いつくべくボールを回した。しかしポジショニングがいまひとつな上に、ダイナミズムも不足。上手く守るマドリーのエリア内へと侵入するのもままならず、得点の匂いがしたのは38分のメッシのフリーキック(わずかにポスト横)くらい。その他はアロンソがエリア内でペドロを押しつぶした場面(33分)あたりだ。

波状攻撃が実らず・・・

攻略法をばっちり仕込まれている状況を変えるには、なんらかの思い切りが必要だったバルサだが、そこが正指揮官不在の悲しさか。チームは後半にも前半と同じメンバーで臨み、流れを引き寄せることは出来なかった。

惜しかったのは、まんまと1対1を手にしたコエントランの素直なシュートをピントが難なくキャッチした(49分)、その2分後の波状攻撃だ。チャビ、イニエスタ、ブスケツの連続シュートがマドリーゴールを襲った場面。これが決まらないのも、両チームの運不運を表すようだ。

・・・敗北を決定付ける0-2、そして0-3

バルサのコパ連覇が絶望的となったのは、そのすぐ後の56分。コーナーキックからの流れでピケが前線に残っていた場面で再びカウンターを食らい、ディ・マリアがエリア内へと侵入。マークに行ったプジョルがかわされ、最初のシュートはピントが足で弾いたものの、そのこぼれ球をクリスティアノにしっかりと押し込まれている。これにてスコアは0-2となり、勝負は事実上決着した。

ベンチがようやく動いたのは、ミッション達成が現実味を失った59分のことだ。セスクがベンチへと退き、クレ待望のビジャがピッチへ。しかしながらこの処方箋は、正直あまりにも遅すぎた。グアッヘ投入でも試合のパノラマはなにも変わらず、67分にはバルセロニスタの心の傷をさらに深くする3失点目。ベルナベウでのイダと同じくコーナーキックから、バランが頭で合わせてトドメとしている。

後手後手

後手後手となったベンチが、ペドロに代えてテージョを送り込んだのはこの2分後だ。だが週末のセビージャ戦では良い仕事をしたこの弾丸男もビジャも、チームとしてのリアクションがない状況では輝くことは出来ない。バルサの見せ場は訪れないままに時間が経過し、もう試合よ早く終われと思っていた88分、ようやくアルバが一矢報いるゴールを決めたのだった。

後半最初の波状攻撃も、きっかけはアルバの飛び出し。この意地の1点もそう。やはりライバルの守備網を破るには、2列目からの突破が欠かせないと改めて痛感する。

ということで決勝進出に向けて有利な立場と去れていたバルセロナは、その優位を活かすことなくコパから姿を消すこととなった。果たしてこの手負い状態のチームは、3日後のベルナベウクラシコ(リーガ)で逆襲することが出来るだろうか。そして超難問に思えるミランへの逆転ミッション。兎にも角にも立ち上がる、バルサにはもうそれしかない。クレはそれを信じて待つのみ。傷ついたチームに求められるのは、思い切った治療法だろう。

(ベルナベウ戦には厳しかろうとも)ミランとのブエルタまではあと2週間。問題を解決するための時間はある!バモス!

【レアル・マドリー戦後のジョルディ・ロウラと選手たちのコメントはこちら】