Liga Española
jornada 29

終了間際に追いつかれるも
白組も分けてポイント差変わらず。

Celta de Vigo FC Barcelona
2 2
17 de Marzo - Sab 16:00 h
Balaidos
Goles
Natxo Insa (37)  
  Tello (42)
  Messi (71)
Oubiña (88)  
Titular
Javi Varas 【6】 Pinto
Jonny 【5】 Alves
Cabral 【5】Bartra
Demidov 【5】 Pique
Roberto Lago 【6】 Montoya
Borja Oubiña 【5】 Song
Pranjic 【4】 Thiago
Natxo Insa 【4】 Cesc
Augusto Fernandez 【7】 Messi
Orellana 【4】 Alexis
Park 【7】 Tello
Cambios
Park→ Mario Bermejo (59) Thiago→【5】 Iniesta (64)
Pranjic→ Quique de Lucas (68) Alexis→【5】 Villa (67)
Natxo Insa→ Madinda (80) Cesc→【4】 Busquets (84)
Entrenadores
Abel Resino 【5】 Jordi Roura
Tarjetas
Cabral (32) Cesc (25)
Oubiña (41) Alexis (64)
Lago (62) Busquets (88)
A. Fernandez (87)  
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 2 4 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 2 5 Tiros a puerta 8 4 4
3 1 4 Ocasiones de Gol 5 2 3
4 1 5 Corners 8 4 4
2 3 5 Fueras de juegos 6 2 4
7 8 15 Faltas 12 7 5
28%   28% Posesion del Balon 72%   72%
Formacion

バルデスが出場停止。プジョル、アドリアーノ、アルバ、チャビ、ペドロが負傷欠場。ビジャ、イニエスタ、マスチェラーノ、ブスケツ、アビダル(398日ぶりの招集!)、デウロフェウ、オイエルがベンチスタート。代表戦と来週のチャンピオンズが先発メンバーに大きく影響を与え、若者たちに出番が回ってきた。右セントラルにバルトラ、左ラテラルはモントーヤ、右インテリオールにチアゴ、左エストレーモにテージョ。

一人目の交代はチアゴからイニエスタ。二人目はアレクシスからビジャ。そして最後はセスクからブスケツで、ソングとドブレピボーテになる最近よくある起用。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Natxo Insa (37)  
  Tello (42)
  Messi (71)
Oubiña (88)  
Reporte

勝てただけに勿体ない引き分けだったけれども、各種状況を考慮すれば、バライドスでの1ポイント獲得は悪くない。際立っていたのはメッシとテージョによるコンビだ。

FIFAウイルスとチャンピオンズの狭間で

数日前までチームの大半がムンディアル予選の激戦をプレーし、3日後にはパリでのチャンピオンズ1/4ファイナル・イダも控える難しい状況。しかもFIFAウイルスに感染し使えない選手も3人出たことで、ジョルディ・ロウラ(火曜日に帰国したティトは、今回はお休み)は主力の多くをベンチに置き、バルトラ、モントーヤ、チアゴ、テージョら若者たちに出番を与えた。

こういう状況での試合での常として、プレーの出来栄えは芳しくはなかった。前半は特にデフェンサ陣のパスに正確さがなく、チアゴとセスク、ソングで構成する中盤もボール展開にリズムを作れない。最初のシュートがようやく30分頃だったことが、その残念さを表している。

メッシからテージョ・・・

動きの重そうなチームの中で、唯一元気いっぱいだったのはクリスティアン・弾丸・テージョだった。この試合でのアスルグラナの好機は、ほとんど全てテージョ絡み。セルタの最終ラインが高かったことで、裏のスペースをスピードスターは突きまくった。

まず決定機を演出し、さらには先制に成功したのは地元のセルタだった。ピケのクリア失敗をピントがパラドンし、その跳ね返りを打ったオウビーニャの至近距離弾もどうにかパラドンでしのいだ約10分後の37分。バルサ守備陣がエリア陣内でもさもさしていたところ、ナチョ・インサにシュートを押し込まれてしまうのだ。

しかしハーフタイム目前となった42分、センターサークル上からレオ・メッシが良質パスを左サイドへと送り込むと、巧みなトラップで抜け出したテージョが必殺の右足シュートをファーポスト横へと突き刺して1-1の同点!この二人は30分にもコンビネーションから好機を作り出していた。以前はレオに叱られていた弾丸男の成長が嬉しい。

・・・テージョからメッシ

メッシとテージョのMTコンビは後半もまた良い働きを見せた。というか、テージョの切れ味が後半もまた素晴らしく良かった。まずは70分、圧倒的なるスピードでジョニーをぶち抜いてエリア最深部まで侵入し、中央のビジャ(消えていたアレクシスに代わって途中出場)へと絶妙のセンタリングを供給。これは惜しくも寸前でラゴにクリアされたが、アスルグラナの鉄砲玉は72分、レオの斜めスルーパスから再び左サイドを破ると、再び完璧なセンタリングにてメッシの逆転弾をアシストしている。

バルサの10番はこれで、リーガ19試合連続ゴールの超離れ業を達成。つまりはプリメーラの全チームに連続して得点を決めたことになり、これは史上初の偉業だ。過去にはCR7だけが成し遂げていたらしい、全チーム相手への得点記録もこれで完成した。

土壇場で同点に

ロッカールームでの指示により、守備に関しては改善の見られていたバルサではあったが、パス回しにリズムとキレがない点では変化はなかった。ただ64分にイニエスタが入ったあたりからは、特に危なげなくゲームを展開。逆転に成功して以降は主導権もほぼ手に入れ、勝点3確保に向けて順調に時計の針を進めていた。

だがフットボルとは分からないもので、バルサは1つのプレーから同点にされてしまう。88分、コーナーもスローインも与えないぞ、というブスケツのライン際での頑張りが今回はあだとなりボールを奪われると、オレジャナにクロスを許し、逆サイドでフリーだったオウビーニャに頭で押しこまれたのだ。

もしスローインにさせていたら、失点はなかったかもしれない。似たようなパターンでの失点にガックリもする。勝てていたであろう試合だっただけに、2ポイントを失った感もありあり。と、後味はかなり酸っぱめなのだが、残留に必死のセルタを相手に、FIFAウィーク直後にバライドスで引き分けは悪くはない。白組さんもお付き合いしてくれたことでポイント差も変わらず、別にダメージはないのだ。

【試合終了後のジョルディ・ロウラのコメント】