Liga Española
jornada 30

メッシ抜きでのマニータ祭り。
アビダル、感動の公式戦復帰!

FC Barcelona Mallorca
5 0
6 de Abril - Sab 22:00 h
Camp Nou
: 65,127
Goles
Cesc (19)  
Alexis (21)  
Cesc (36)  
Alexis (37)  
Cesc (46)  
Titular
Pinto 【6】 Aouate
Alves 【7】 Hutton
Bartra 【6】 Nunes
Pique 【7】 Bigas
Montoya 【6】 Kevin
Song 【7】 Nsue
Thiago 【6】 Pina
Iniesta 【7】 Tissone
Cesc 【8】 Alfaro
Alexis 【8】 Giovani
Tello 【7】 Hemed
Cambios
Iniesta→ Jonathan (50) 【6】 Nsue→ Marti (46)
Cesc→ Deulofeu (65) 【5】 Hemed→ Arizmendhi (46)
Pique→ Abidal (69) 【8】 Pina→ Javi Marquez (70)
Entrenadores
Tito Vilanova 【7】 Gregorio Manzano
Tarjetas
Alexis (74) Alfaro (63)
Arbitro
Muniz Fernandez (asturiano) 【7】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
13 7 20 Tiros a puerta 10 5 5
6 4 10 Ocasiones de Gol 3 1 2
1 4 5 Corners 5 4 1
1 1 2 Fueras de juegos 2 1 1
4 7 11 Faltas 14 8 6
68%   70% Posesion del Balon 30%   32%
Formacion

バルデスが出場停止。プジョル、アドリアーノ、マスチェラーノ、ペドロ、メッシが負傷欠場。チャビが温存。ビジャ、ジョナタン、ブスケツ、アルバ、アビダル、デウロフェウ、オイエルがベンチスタート。PSG戦を意識した先発メンバー。左ラテラルにモントーヤが入った。偽9番にはセスク。

前半で勝負が付いたため、後半は早々に選手交代開始。50分時点でイニエスタがお役御免となり、ジョナタンが登場してジョバニとの兄弟対決が実現。65分にはセスクがベンチへ退きデウロフェウに出番。金髪ボーイは最初右に入っていたが、後にテージョとポジション交代。最後はピケを休ませて、アビダル!406日ぶりに公式戦のピッチに立った。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Cesc (19)  
Alexis (21)  
Cesc (36)  
Alexis (37)  
Cesc (46)  
Reporte

メッシが欠場でチャビも温存しつつも、セスクとアレクシスが爆発して久々のマニータ。アビダルも復帰し、チームのムードをアゲ上げにする最高の試合となった。

パリ・サンジェルマンとの決戦を4日後に控えた、リーガ優勝はほぼ確保した状況での19位マジョルカを地元へ迎えてのゲーム。控えメンバー中心で臨んで思いのほか苦戦、てなパターンも多いにありえるのだが、マジョルキンたちの守備の緩さとセスク&アレクシスの大暴れによって、期待以上のフィエスタで終わっている。

欠場者の相次ぐセントラルには、やはりバルトラが起用された。ラテラルは怪我明けのアルバが温存され、好調アルベスはフル出場。注目されたメッシ不在の穴埋めは、こちらも予想どおりにセスクの偽9番だった。悩める4番の復活はチームにとっての重要課題だったが、マジョルカの守備が高いライン設定のわりに緩かったことで、アレクシスと2人でやりたい放題。感覚と自信を取り戻してくれたことだろう。

チャビを休ませたことによるパス展開への不安も、イニエスタが中盤に君臨することで解消された。この日はパスにリズムがあり、変にこね回すことなくテンポよく攻撃。序盤こそオープンになり、マジョルカにエリアへと迫られたものの、先制に成功してからのティトチームは一気に勝負を片付けている。

アレクシスとセスクで4ゴール

まず最初の一撃は19分のことだ。ドン・アンドレスからパスを受けたセスクは、アレクシスとの壁パス交換でライン裏へと侵入。GKアワテと1対1になると、あとは持ち前の冷静さでボールをネット内へと流し込むだけだった。

そしてこのビンタに気落ちしているマジョルカを、返す手の平で往復ビンタ。同じくセスクからの強烈シュートをアワテが弾いたところを、アレクシスが難なく蹴り込んで2-0としている(21分)。

バルサにカンプノウで2点をリードされても、前に出てきたマジョルカは称えるべきだが一歩及ばず。ただ25分のチアゴのシュートブロックの際のハンドは、笛が鳴ってもおかしくはなかった。ムニス・フェルナンデス主審は35分、シュート体勢に入ろうかというアレクシスがケビンに押し倒された場面も流しているのでおあいこか。

セスク&アレクシスによるダブルパンチは、36分と37分に再び訪れる。まずは9番との壁パスを決めた4番がネットを揺らして3-0とすると、その1分後には逆パターンで、セスクからの長距離スルーパスに抜け出したアレクシスが左足で押し込んで4点目。サンちゃんもこんなゴラッソが決められるんなら、もうきっと大丈夫という得点だった。

セスク、初ハットトリック

前半だけで2ゴール2アシストと気分を良くしたセスクは、後半開始直後にもうひと暴れする。エリア内にてイニエスタからのディアゴナルなパスを受けた4番は、左斜めに切れ込みながらシュートを見せかけて軽やかに切り返し。マークを外すと、余裕の右足シュートをニアへと蹴り込んでいる(46分)。これによってマニータは完成し、試合の関心はアノ選手へと移ることとなった。ちなみにこちら、セスクにとってプロ初のハットトリックらしく。おめでとう!

おかえりアビダル!

勝負に決着が付いたことで、ティト・ビラノバはPSG戦へと向けて主力たちを休ませていく。まずはイニエスタがベンチへと下がり、ジョナタンが登場。マジョルカ選手としてジョバニがピッチにいたので、兄弟対決が実現した(50分)。さらに65分にはヒーローセスクがお役御免となってデウロフェウが登場。スタンドはやんやの声援を送っている。

しかしこの夜、カンプノウが最も沸いたのは69分のことだ。55分からアップを始めていたアビダルが22番のユニフォームを身にまとい、ピケと交代でピッチへ!スタジアムは盛大な拍手とアビさんコールに包まれ、世界中のクレが涙腺を緩ませた。おかえり、アビダル!!

その後はバルサとマジョルカにさほど決定的でもないチャンスが幾つか訪れつつ、スコアは動くことなく終了。85分にはアレクシスが大事をとってベンチへと下がり、10人でプレーするというアクシデントもあったが、幸い怪我には至っていない。

というわけで、PSGとの決戦を前に士気にターボブーストを掛けたティトチーム。ここで気を良くしたセスクとアレクシス、成長ぶりを示したテージョ、切れているイニエスタらが再び存在感を示し、充電OKのビジャ、チャビ、アルバ、ブスケツらと共に大活躍しますよう。メッシにはもう1試合休んでもらうくらいのパフォーマンスでよろしく!

【試合終了後のジョルディ・ロウラのコメント】