Champions League
jornada 2
メッシ不在のタフな試合にセスク弾で勝利。
昨年の教訓を活かした。
Celtic Park | FC Barcelona |
0 | 1 |
1 de Octubre - Mar 20:45 h Celtic Park : 60,800 |
|
Goles | |
Cesc (75) | |
Titular | |
Forster | 【8】 Valdes |
Lustig | 【6】 Alves |
Ambrose | 【7】 Bartra |
Van Dijk | 【6】 Pique |
Izaguirre | 【6】 Adriano |
Matthews | 【6】 Busquets |
Brown | 【6】 Xavi |
Mulgrew | 【7】 Iniesta |
Samaras | 【7】 Cesc |
Commons | 【5】 Pedro |
Stokes | 【8】 Neymar |
Cambios | |
Lustig→ Forrest (69) | Pedro→ 【7】 Alexis (73) |
Stokes→ Kayal (69) | Cesc→ 【5】 Tello (77) |
Commons→ Pukki (85) | Iniesta→ 【sc】 Song (89) |
Entrenadores | |
Neil Lennon | 【7】 Gerardo Martino |
Tarjetas | |
Lustig (43) | Cesc (54) |
Brown (59TR) | Busquets (74) |
Samaras (76) | Alexis (90) |
Izaguirre (85) | |
Arbitro | |
Stephane Lannoy (francia) 【4】 | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 3 | 4 | Tarjetas Amarillas | 3 | 3 | 0 |
0 | 1 | 1 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
2 | 3 | 5 | Tiros a puerta | 13 | 7 | 6 |
0 | 2 | 2 | Ocasiones de Gol | 6 | 4 | 2 |
1 | 1 | 2 | Corners | 6 | 2 | 4 |
0 | 2 | 2 | Fueras de juegos | 5 | 2 | 3 |
5 | 13 | 18 | Faltas | 10 | 9 | 1 |
28% | 28% | Posesion del Balon | 72% | 72% |
Formacion | |
プジョル、アルバ、マスチェラーノ、メッシらが負傷欠場。セルジ・ゴメス、パトリックがベンチ外。モントーヤ、アレクシス、ジョナタン、ピント、ソング、テージョ、セルジ・ロベルトが控えスタート。大方の予想どおりのスタメン。セスクが偽9番を務めた。ネイマールは時折中央へ入り、セスクと縦の関係に。空いたスペースをアドリアーノが使った。 1人目の交代はペドロからアレクシス。セルティックが前に出た先制後はセスクを下げてテージョを投入。ネイマールが中央に移動した。かねてから見てみたかった形。最後の交代はイニエスタをお役御免としてソングが登場。 |
|
Titular | Final |
Goles | |
Cesc (75) | |
Reporte | |
予想されたとおりの、セルティック・パークでのハードな戦い。メッシ不在のなかでチームに3ポイントをもたらしたのは、偽9番が決して上手くいった訳ではないものの、持ち前の得点感覚でネットを揺らしたセスク・ファブレガス。そこへと至るまでのネイマール、アレクシスのプレーも見事だった。バルサにはその後、勝負を終わらせるチャンスも数度。いずれにせよ、順調に結果を残し続けているタタ・マルティーノ監督だ。 レオ・メッシ欠場を受け、監督の下した決断はセスクの偽9番起用だった。セントラルではマルク・バルトラ(去年もこのスタジアムでプレー)がピケとコンビを組み、両サイドはブラジル人ラテラル。中盤はブスケツ、チャビ、イニエスタのポゼッショントリオ。前線ではネイマールとペドロが両翼に入っている。選手入場時の、きらきら光る“PARADISE”のモザイクは壮観だった。 得点機の少なかった前半前日の記者会見で、セルティックがカメになってくるかどうかは始まってみなければ分からないと言っていたマルティーノ監督。ふたを開けてみると試合はおおよその予想どおりの展開だった。ホームチームはカメとはいかないまでもエリア周辺で2つのラインを敷いて守り、サマラスとストークへのロングボールを狙う作戦。バルサは8割近くボールを保持し、壁のほころびを見つけようとしていた。 セルティックの守備に穴のなかった前半は、両チーム共に好機は手にしていない。セルティックが最もバルデスに迫ったのは、5分のサマラスの突破くらい(バルデスがブロックしコーナーに)。このギリシャ人選手は試合を通じ、非常に活発。長い髪を振り乱しながら、なにかと存在感を発揮していた。 対するバルサはネイマールが果敢になにかをしようとしていたものの、巨人たちにガッチリ守られるとなかなか厳しく。16分のネイマールシュート、19分のイニエスタミドル、26分のアドリアーノはいずれもGKフォスターを慌てさせるには至っていない。35分にはネイマールがイサギーレと頭をぶつけ、そのまま交代か?との場面も。40分にはそのネイに好機が訪れたが、左足アウトサイドボレーは惜しくも枠を外している。45分のチャビのサイドからのフリーキックも、フォスターが弾いてゴールとはならなかった。 ブラウンが退場ハーフタイム後も試合のパノラマに大きな変化はなかった。違っていたのはバルサの動きが若干遅くなり、セルティックが激しくなっていたことだ。それが良い意味でのハードさならば良かったのだが、ラフになってしまってはいただけない。59分にはキャプテンであるブラウンが、ネイマールを強引に倒した上で無駄に蹴りつけて一発退場。試合の行く末に大きな影響を及ぼす自滅行為だった。その後のネイマールへのブーイングやラフなタックルはお門違いだ。 バルデスのパラドン2発これで数的優位に立ったバルサは、アクセルを吹かしていく。ボールの展開速度を速くし、ネイマールやイニエスタは積極的に勝負を仕掛ける。セルティックはサマラスも守備に回し、奇跡のカウンターに賭けていた。 優勢となったバルセロナはしかし、あわやというピンチを迎える。それは72分のこと。エリア内でのフォレスト(途中出場)のシュートをバルデスがパラドン。それによって与えたコーナーキックから、マルグルーの十中八九決まっていそうなヘッドがポスト横を通過したのだ。 サンチェスから〜セスク!そしてピンチの後にはチャンスあり。76分、ブスケツからのパスを受けたネイマールが溜めを作り、前方のスペースへパスを供給。直前にペドロに代わってピッチに入っていたアレクシスがゴールライン際まで切れ込むと完璧なクロスを上げ、逆サイドのセスクが頭でねじ込んだのだった。突然現れては重要なゴールを決める選手なり。 リードを奪われ、前に出るしかなくなったセルティック。彼らのライン間隔は間延びし、バルサはそれを悠々と利用できるようになっていた。惜しむらくは、試合を終わらせるチャンスを2度ほど逃していること。87分のネイ&アレクシスの連発シュートと、90分のネイマールとの1対1はいずれも決定的だったが、英国人GKの反応と読みがそれに勝っていた。 試合終盤で見られた、ネイマールを中央に配置し、アレクシスとテージョが両翼というシステムは、これからもっと見てみたいオプションの1つ。熟成が進めば、メッシ不在時の良い選択肢となりそうだ。相手によってはソングのインテリオールも然り。バルトラも信頼を得るに相応しい出来栄えだった。 というわけで、去年苦汁をなめたセルティック・パークにて、教訓を活かして勝利をモノにしたバルセロナ。この調子でどんどん逞しさと強さを増していってほしい。 |