Liga Española
jornada 13

ベティス嵐をカウンターで攻略。
メッシ今季3度目の負傷・・・。

Betis FC Barcelona
1 4
10 de Noviembre - Dom 21:00 h
Benito Villamarin
: 40,222
Goles
  Neymar (36)
  Pedro (37)
  Cesc (64)
  Cesc (79)
Jorge Molina (92pk)  
Titular
Sara 【8】 Valdes
Steinhofer 【6】 Alves
Caro 【8】 Bartra
Figueras 【6】 Puyol
Nacho 【7】 Montoya
Nono 【7】 Song
Xavi Torres 【6】 Xavi
Vadillo 【8】 Cesc
Verdu 【5】 Messi
Juan Carlos 【7】 Pedro
Jorge Molina 【7】 Neymar
Cambios
Verdu→ Chuli (63) Messi→ 【6】 Iniesta (21)
Juan Carlos→ Didac (67) Neymar→ 【5】 Tello (73)
Nono→ Matilla (75) Cesc→ 【5】 Sergi Roberto (80)
Entrenadores
Pepe Mel 【6】 Gerardo Martino
Tarjetas
Juan Carlos (55) Valdes (18)
Nono (66) Alves (91)
Xavi Torres (76)  
Arbitro
Gonzalez Gonzalez (castellano-leones) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 3 3 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
6 9 15 Tiros a puerta 11 6 5
3 5 8 Ocasiones de Gol 8 4 4
5 4 9 Corners 0 0 0
0 1 1 Fueras de juegos 3 2 1
7 9 16 Faltas 12 5 7
48%   44% Posesion del Balon 56%   52%
Formacion

ピケ、ブスケツが休養。アルバ、ジョナタン、アフェライが負傷中。イニエスタ、アレクシス、ピント、マスチェラーノ、テージョ、アドリアーノ、セルジ・ロベルトがベンチスタート。ちょこっとローテーション。ピケ欠場にしたがい、セントラルはプジョル&バルトラコンビ。アドリアーノ、イニエスタ、アレクシスらも先発から外れ、モントーヤ、セスク、ペドロがスタメンを飾った。

1人めの交代は負傷によるもの。試合に入れてなかったメッシが左太ももを痛めて21分でイニエスタと交代。セスクが偽9番となる。2人めは終盤で、ネイマールがお役御免となってテージョが久々の登場。最後はヒザにダメージを受けたセスクが下がり、セルジ・ロベルト。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Neymar (36)
  Pedro (37)
  Cesc (64)
  Cesc (79)
Jorge Molina (92pk)  
Reporte

バルサらしからぬ、どちらかといえばマドリーっぽいプレー方法ながらも高い決定力によって効率よくベティスに完勝(1-4)。前半25分ほどはベティコたちの熱い声援に後押しされたベティスが怒涛の攻めを見せたが、聖ビクトルの攻守に阻まれゴールならず。タタチームはダイレクトなプレーによって相手ゴールに迫ると、88秒の2ゴールで勝負をほぼ決めている。エル・マドリガルにてアトレチコが引き分けたため、彼らとの差は3ポイントに拡大。しかしながらメッシがまたもや太ももを痛めたことが、バルセロナにうっすらと影を落とす週末となった。

ベティスの猛攻に防戦一方

このベティス戦は、ヘラルド・マルティーノ監督の色がよく表れた試合だった。まずはローテーション。ピケ、マスチェラーノ、アドリアーノ、ブスケツ、イニエスタ、アレクシスらが休養もしくはベンチスタートとなり、プジョル、バルトラ、モントーヤ、ソング、ペドロらが先発を飾ったのだ。一目して、ダイレクトなフットボルになりそうな面々。実際にピッチ上で展開されたのも、その予想に違わないプレーだ。

キックオフの笛とともに、主導権を握ったのは地元のベティスだった。木曜日にヨーロッパリーグ(対ビトリア・ギマラエス)をプレーし、かつ8選手が続けて先発したとは思えないほどの元気さでバルサ陣内へと押し入る緑の軍団。暫定最下位とは思えない勇敢で迫力あるプレーに、タタチームはなんとか持ち堪えるのが精一杯となる。マルティーノが試合後に「何点か決めるに相応しいプレーだった」と称えたベティスが前半を無得点で終えたのは、バルデスの活躍があってこそだ。ビクトルは17分と18分、ホルヘ・モリーナとファン・カルロスのシュートをパラドンで阻止している。バルトラの守りもすばらしかった。

ベティスのプレッシャーにあっぷあっぷとなり、“ビジャマリン・ビーチ”と酷評されるひどい状態の芝生に手を焼いていたバルセロナが逆襲を開始するのは、前半が残り15分を切ってからだ。狙ったのは相手守備ライン後方のスペース。フエラではイニシアチブを譲りつつ、折を見て裏を狙う。今季はどうやらそんな感じでいくようだ。

メッシ負傷、ネイとペドロが一気に2得点

ゲーム序盤、薄暗い気持ちでテレビを見ていたクレをさらに落ち込ませたのは、19分あたりのメッシの負傷だ。それまで全く存在感のなかったレオは速攻中のカロとの接触?によって太ももを負傷。イニエスタと交代でベンチへと退いている(21分)。それに伴いセスクが自由に動く偽9番となり、ペドロとネイマールの2トップ気味に。結果としてこれがチームにはプラスに作用し、36分からの2分弱でスコアを0-2にしてしまうのだ。

最初に好機をモノにしたのはネイマールだった。起点になったのは、守備に追われっ放しだったアレックス・ソングからセスクへの絶妙すぎるスルーパスだ。これに反応したセスクがエリア内へと切れ込んでいき、左を走っていた11番が横パスをきっちりと沈めて先制に成功している。

さらにその1分後、最後列のバルトラからのボールをグラウンド中央で受けたペドロが、前方へとボールを展開。ネイマールはオフサイドポジションだったために自分へのパスとしてペドロはそのままドリブル突破、アンリ的な右足シュートを逆サイドへと突き刺したのだった。ペドロは45分にもネイのキラーパスから決定機を手にしており、内容的には出来過ぎ感は否めない。

ベティス再び攻めるも、セスクがとどめ

ハーフタイム後も前半同様、ベティスは勇敢にバルサ陣内へと突進をかけてきた。このまま敗れ最下位になってたまるものか!との気迫溢れるプレー。しかしこの夜の彼らには運がなかった。47分のベルドゥのミドルシュートはわずかに枠を捉えず、51分のノノのミドルもポストを直撃。そして冷や汗を流しつつも嵐をしのいだバルサが、その後効率よくネットを揺らすのも前半と同じだ。

60分のネイマールによる至近距離弾2連発はGKサラによってブロックされるのだが、その3分後、タタチームはセスクのゴールによって点差を3に広げる。イニエスタからの必殺のパスを受けたモントーヤが左サイドを深くえぐり、折り返したボールをセスクが押し込んで0-3。バルサの4番はさらに79分、アルベスからのセンタリングに頭で合わせて勝負を決定付けた(その後、右ヒザのダメージがあったためにセルジ・ロベルトと交代)。

勇敢だったベティスがささやかな報酬を手にしたのは、試合終了間際のアディショナルタイムのことだ。アルベスがエリア内でマティージャの肩に手を掛けて倒し、ゴンサレス主審はペナルティを宣告。ホルヘ・モリーナがこれを確実に沈め、意地の1点を返している。

試合終了後のマルティーノ監督のコメント