Copa del Rey 1/2
ida

決勝進出に前進も、勝負を決め損なった感。
幸運と不運がブレンドされた試合。

FC Barcelona Real Sociedad
2 0
5 de Febrero - Mie 22:00 h
Camp Nou
: 38,505
Goles
Busquets (43)  
Zubikarai (60pp)  
Titular
Pinto 【7】 Zubikarai
Alves 【5】 Zaldua
Pique 【4】 Mikel Gonzalez
Mascherano 【4】 Ansotegi
Jordi Alba 【5】 Iñigo Martinez
Busquets 【6】 Jose Angel
Xavi 【5】 Elustondo
Cesc 【5】 Gaztañaga
Messi 【6】 Zurutuza
Alexis 【5】 Griezmann
Pedro 【5】 Vela
Cambios
Alexis→ Iniesta (74) 【5】 Mikel Gonzalez→ Carlos Martinez (19)
Cesc→ Tello (85) 【4】 Vela→ Canales (73)
  Griezmann→ Seferovic (83)
Entrenadores
Gerardo Martino 【5】 Jagoba Arrasate
Tarjetas
Busquets (26) Vela (39)
Mascherano (36) Iñigo Martinez (44TR)
Messi (74) Elustondo (57)
  Gaztañaga (63)
  Zubikarai (85)
  Zaldua (90)
Arbitro
Gonzalez Gonzalez (castellano-leones) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 1 3 Tarjetas Amarillas 5 4 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 0 1
12 11 23 Tiros a puerta 3 0 3
6 4 10 Ocasiones de Gol 2 0 2
8 7 15 Corners 0 0 0
0 2 2 Fueras de juegos 0 0 0
5 7 12 Faltas 13 5 8
82%   77% Posesion del Balon 23%   18%
Formacion

オイエル、ジョナタン、ネイマールが怪我で欠場。モントーヤ、バルトラ、アフェライ、クエンカがベンチ外。バルデス、プジョル、イニエスタ、ソング、テージョ、アドリアーノ、セルジ・ロベルトがベンチスタート。いわゆる先発組がほぼ丸ごと起用されたイレブン。“コパ組”はピントのみで、残り10人は敗れたバレンシア戦と同じ顔ぶれ。

交代は今回も2人。まずアレクシスに代わってイニエスタが登場。ペドロが右へと移動し、左はジョルディ・アルバがエストレーモ的になっていた。その後、セスクに代えてテージョをピッチへ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Busquets (43)  
Zubikarai (60pp)  
Reporte

バレンシア戦での黒星を受けて、自分たちがやれるところを示すことが重要な課題となったレアル・ソシエダをカンプノウに迎えてのコパ準決勝。最終的なスコアは2-0とまずまずだったが、内容はといえば少々不安定さが目立ち、また得点機を活かしきれない場面も何度もあった。印象としては、もう1、2点は欲しかったところ。ただし同点の場面ではマスチェラーノの際どいプレーが見逃されるなど、判定に助けられてもいる。最近のタタチームは、守備がかなり危なっかしい。

不安定な守備

前日会見にて「決定的」と定義していたこのラ・レアル戦に、マルティーノ監督はバレンシア戦と同じ(ピント除く)先発メンバーを起用した。試合後の説明によると、「何人かの選手にはリベンジの必要があるという感覚があった。もしバレンシア戦のメンバーから誰かを外していれば、その選手はおそらく今後ダメになっていただろう」というのがその理由となる。

この試合では、現バルサの課題が2つ再確認された。チャンスを逃しまくる仕上げの精度と、ゴール前へボールを進められると即ピンチになる守備の脆さだ。キックオフの笛が鳴って間もなく、バルセロナはピンチを迎える。開始2分、ベラにすいすいと自陣深くまで進攻を許し(マスチェがクリアできずに抜かれる)、グリースマンのシュートがピントを強襲。バルサ守備陣はこの2人のスピードに手を焼いており、42分にもまた1本のボールからベラが突破、ピントが辛うじてしのぐ場面もあった。控え守護神の活躍がなければ、結果はまた別物になっていただろう。

マスチェラーノとピケがラ・レアルのデランテロたちに苦しめられていたのは確かだが、前線と中盤でのプレッシングが上手く機能していないことが、簡単に危ないボールを進められる要因に。ラテラル陣の背後のスペースも上手く利用されている。

ブスケツ弾でようやく先制、イニゴが抗議で退場

一方、攻撃ではシュートの飛ぶ方向に運と精度が足りず、ラ・レアルのGKスビカライの攻守も光った。11分にはセスクの、12分にはアレクシスのシュートが“門番”によって阻まれたりサイドネットに刺さったり。25分のメッシによるエリア内からの連続シュートもまた、スビカライの反応によって阻止されている。レオは38分にもまた、ほぼ完璧なフリーキックが今度はクロスバーによって弾かれており、あと少しのところで波に乗れない感じだ。

80%を超えてボールを支配し、10本以上のシュートを放っていたアスルグラナだったが、惜しいところでゴールに手が届かない。待望の得点が生まれたのは、前半もあと2分で終わりという43分のことだった。42分にカウンターからベラに決定機を作られた直後、コーナーキックからのボールを最後はブスケツが押し込んで1-0!その後、ベラを倒したマスチェラーノはファール=PKだったのではないかと抗議したイニゴ・マルチネスがレッドカードで退場処分となっている。マスチェの対応は実際、けっこう危ないものだった。

珍奇なオウンゴールで2-0

イニゴが退場となり、10人となったレアル・ソシエダはシステムを5-3-2から4-4-1へと変更する。後半の彼らは、アノエタへは1-0のまま帰れればOKという様子で守備に専念。自陣から出ることはほぼなく、シュートも0本に終わっている。

守りを固めたラ・レアルをバルサは包囲し、第2戦をより有利にするための追加点を狙っていった。そして2-0のゴールは思わぬ形で決まる。60分、セスクからの絶妙スルーパスにライン裏へと抜け出したアレクシスの1対1からのシュートが、これまた右ポストを直撃。こぼれ球を処理すべく向かったエルストンドはきっと焦っていたのだろう。センタリングの如く中央へと蹴り込んだボールがGKスビカライの胸に当たり、ゴールネットを揺らしたのだ。これほどに回避可能なオウンゴールにはそうは出会えない。

不運な失点があったとはいえ、スビカライがこの夜のMVPだったのは間違いないだろう。“チュリウルディン”の守護神は84分、再びのパラドンでチームを救う。右ペドロからのセンタリングにメッシが華麗な左足ボレーで合わせるも、ポルテーロがこれを阻止。もしこれが決まっていたなら勝負もほぼ付いていただけに、非常に大きなセーブだった。

試合終了後のマルティーノ監督のコメント】