Liga Española
jornada 23

決定的メッシ。
嵐の試合を制し首位復帰。

Sevilla FC Barcelona
1 4
9 de Febrero - Dom 21:00 h
Sancez Pizjuan
: 25,000
Goles
Alberto Moreno (15)  
  Alexis (34)
  Messi (44)
  Messi (55)
  Cesc (88)
Titular
Beto 【6】 Valdes
Figueiras 【5】 Montoya
Fazio 【6】 Bartra
Pareja 【5】 Pique
Alberto Moreno 【6】 Adriano
Iborra 【6】 Song
Carriço 【6】 Xavi
Vitolo 【7】 Iniesta
Rakitic 【8】 Messi
Gameiro 【7】 Alexis
Bacca 【6】 Pedro
Cambios
Iborra→ Trochowski (63) Pedro→ 【6】 Cesc (73)
Gameiro→ Cheryshev (63) Xavi→ 【5】 Busquets (83)
Vitolo→ Jairo (77) Alexis→ 【5】 Sergi Roberto (89)
Entrenadores
Unai Emery 【6】 Gerardo Martino
Tarjetas
Carriço (39) Song (20)
Figueiras (70) Pedro (58)
Cheryshex (71) Valdes (68)
Arbitro
Antonio Teixeira Vitienes (cantabro) 【4】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
6 7 13 Tiros a puerta 10 5 5
4 3 7 Ocasiones de Gol 6 4 2
0 6 6 Corners 0 0 0
0 1 1 Fueras de juegos 3 2 1
13 9 22 Faltas 8 6 2
33%   38% Posesion del Balon 62%   67%
Formacion

プジョル、ジョナタン、ネイマール、オイエルが怪我で欠場。マスチェラーノとジョルディ・アルバは出場停止。クエンカが招集外。セスク、ピント、ブスケツ、アフェライ、テージョ、アルベス、セルジ・ロベルトがベンチスタート。モントーヤ、ソングらに出番。イニエスタが先発に復帰した。

交代の1人目はペドロからセスク。イニエスタがちょっぴり前目のポジションとなる。続いて、チャビに代えブスケツ。そのままインテリオールに入る。最後はアレクシスに代えてセルジ・ロベルトで、セントロカンピスタだらけとなった。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Alberto Moreno (15)  
  Alexis (34)
  Messi (44)
  Messi (55)
  Cesc (88)
Reporte

降りしきる雨の中で行われた試合(特にハーフタイム前は暴風雨)に、1-4で勝利したバルセロナが、1週間で首位へと返り咲きを果たした。ウナイ・エメリ率いるセビージャは先制に成功し、さらにはリードを広げるチャンスも手にしていたが、両チームを分けたのは決定力の差。好機を確実に活かしていったバルサと、逃し続けたセビージャの違いがスコアに表れた。結果とともに明るいニュースは、高度なゴールを2つ叩き込んだレオ・メッシに当たりが戻ってきたこと。悪天候の中、イニエスタとレオの巧さが際立っていた。

セビージャの嵐

前夜にアトレチコがアルメリアに敗れ、マドリーがビジャレアルに勝利していたため、バルサは勝てば首位奪還、そうでなければ白組が首位に立つという状況で迎えたこの試合。ただでさえ難しい試験をより難問にしていたのは、この日アンダルシア地方を襲っていた低気圧だった。それも大陸の雨は時に半端ではない。前半終了前には、台風かと思うほどの暴風雨となっている。

選手起用面で大きな要素となったのはマスチェラーノとジョルディ・アルバの出場停止だ。それによって最終ラインはモントーヤ、バルトラ、ピケ、アドリアーノの見慣れない組合せ。重いピッチを考慮してか、ピボーテにはソングが起用された。インテリオールから前は、チャビ&イニエスタ、アレクシス、メッシ、ペドロの見慣れた顔ぶれだった。

さて試合は天候同様、セビージャの嵐で始まっている。エメリチームによる前線からのプレッシングは非常に激しく、バルサはその暴風にただ耐え凌ぐしかないような状態。のろのろと回るボールを奪われては、次々に自陣への侵攻を許すプレーが続いた。15分に先制されたのも自然な流れだ。セビージャはエリア内でほいほいとボールをつなぐと、最後はアルベルト・モレーノの一撃(バルトラに当たってコースが変わる)でゴールを陥れている。

しくじるセビージャ、決めるバルサ

サンチェス・ピスファンの歓声に後押しされ、セビージャの攻勢は続いた。20分には好調ラキティッチの蹴ったフリーキックに頭で合わせたバッカのシュートが左ポストを直撃。さらに29分には個人突破でピケに勝ったバッカのアシストを受けたラキティッチが、これまた絶好機を逃している。もしこのどちらかが決まっていれば、バルサがそのまま沈んでいた可能性も高い。

30分頃からようやくボールを進められるようになっていたバルサに、大きくバランスが傾くのは34分のことだ。きっかけはメッシに対するパレハのハードなタックルだった。それによって得たフリーキックで、レオは絶妙なボールを壁の裏へと送り込む。そして飛び出したアレクシスのヘディング弾が、同点のゴールとなるのだ。サンチェスの位置はオフサイドだったけれど。

この同点弾は、バルサに勢いを与えた。雨風がいよいよ強まり、嵐と呼んで差し支えない荒れ模様となる中で、タタチームもペースアップ。44分には一気のカウンターから逆転のゴールを叩き込むのだ。決めたのは“雨の神”となったレオ・メッシ。左ペドロからのパスを右足でトラップすると、落ち際のボールを左足でズドン!難しい気象条件では、クラックの技術が際立つ。アイルトン・セナを勝手に思い出した。注意をひきつけたアドリアーノの走りも良かった。

メッシが再びゴラッソを沈め・・・

雨風が幾分弱まった後半。最初にチャンスを手にしたのはエメリチームだった。51分、ビトロの1対1のシュートが、ポストをかすめながら枠を逸れてクレは安堵のため息。ここはモントーヤの対応が軽かった。さらに54分にはバッカとガメイロの連続シュートをビクトル・バルデスがセーブ。これらもまた、決定力のあるゴレアドールならば確実に活かしていたであろう場面だ。

一方でバルサも、気を良くしていた後半はリアクションを示した(スペースが多分にあったため、このあたりは殴り合いといった様相)。53分のアレクシスによるシュートはポストをわずかに外れたものの、その2分後のエースの仕事は見事だった。お膳立ては、こちらも雨中でレベルの違いを示したイニエスタ。ドンからのボールを受けたメッシは、こちらも右足トラップでデフェンサたちの間にボールを置くと、事もなげに左足シュートをネットへと沈めている。

セスクがとどめのバセリーナ

状況を打開すべく、ウナイ・エメリはトロショウスキとチェリシェフをピッチへと送り出す(イボーラとガメイロがOUT)。しかしセビージャは73分、74分、76分と好機を手にしながらも、それを活かすことが出来ない。対照的にチャンスを活用したのが、ペドロに代わって途中出場していたセスク・ファブレガスだ。アドリアーノのシュートが惜しくもポスト左を通過した(83分)その2分後、アレクシスからのパスを受けたセスクは余裕のバセリーナを決めて4点目。勝負の決着は付いた。

こうしてオフサイドによる同点弾やセビージャの精度不足に後押しされながらも、白星を手にしたバルセロナ。マドリー、アトレチコと勝点で並び(57)、得失点差によって先週失ったリーガ首位を奪還している。

試合終了後のマルティーノ監督のコメント