Liga Española
jornada 30

快勝&白組連敗も、
ショックなバルデス負傷離脱。

FC Barcelona Celta de Vigo
3 0
26 de Marzo - Mie 20:00 h
Camp Nou
: 67,162
Goles
Neymar (6)  
Messi (29)  
Neymar (66)  
Titular
Valdes 【6】 Yoel
Adriano 【7】 Hugo Mallo
Bartra 【7】 Cabral
Mascherano 【7】 Aurtenetxe
Jordi Alba 【7】 Jonny
Song 【6】 Fontas
Iniesta 【6】 Madinda
Cesc 【6】 Alex Lopez
Messi 【7】 Augusto Fernandez
Alexis 【6】 Orellana
Neymar 【7】 Santi Mina
Cambios
Valdes→ Pinto (23) 【8】 Cabral→Iñigo Lopez (37)
Iniesta→ Sergi Roberto (46) 【6】 Orellana→Bermejo (53)
Neymar→ Pedro (71) 【7】 Fontas→ Oubiña (73)
Entrenadores
Gerardo Martino 【7】 Luis Enrique
Tarjetas
Adriano (19) Augusto Fernandez (74)
Alba (45+4) Hugo Mallo (83)
Arbitro
Ayza Gamez (valenciano) 【5】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
2 0 2 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 7 15 Tiros a puerta 8 4 4
4 2 6 Ocasiones de Gol 2 2 0
3 1 4 Corners 6 5 1
4 2 6 Fueras de juegos 2 1 1
5 6 11 Faltas 8 6 2
68%   65% Posesion del Balon 35%   32%
Formacion

プジョル、ドスサントス、クエンカが負傷欠場。チャビ、アフェライ、モントーヤ、オイエルが監督判断で招集外。ピケ、ペドロ、ピント、ブスケツ、テージョ、アルベス、セルジ・ロベルトがベンチスタート。中2日の3連戦の真ん中、複数個所でローテーションを採用。アルベス、ピケ、ブスケツ、チャビが休養日となった。ジョーカー・アドリアーノは今回は右ラテラル。

前半のアクシデントでビクトル・バルデスが負傷交代。急きょピントがゴールを守った。交代の2人目は左腿に違和感を覚えたイニエスタに代えてセルジ・ロベルト。カピタンマークはバルデス、ドン、メッシへと移っていった。最後はネイマールを休ませペドロ登場。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Neymar (6)  
Messi (29)  
Neymar (66)  
Reporte

バルサがきっちりルーチョ・セルタに快勝し、ピスファンではセビージャが吠えてマドリー連敗。本来であれば最高の日となるところなのだが、バルサファンの心を大いに痛めているのがビクトル・バルデスの負傷だ。医療部の診断によればビクトルは右ヒザ前十字靭帯の損傷で要手術。通常ならば全治6ヶ月となり、残りシーズンだけでなくムンディアルにもサヨナラとなる。甘味と苦味を同時に食べたら、苦さの方が強く後に残った。そんな朝(夜)。

悠々とあっさり先制

ベルナベウでの熱戦から中2日、コルネジャでのデルビーまでも中2日。更にその直後にはアトレチコとのチャンピオンズも控えている。このタフな状況下でのセルタ戦におけるマルティーノ監督の決断はローテーションの実施だった。チャビが招集リストから外れ、アルベス、ピケ、ブスケツもベンチスタート。前線はアレクシスが先発に復帰したものの、ネイマールとメッシの起用は変わらず。

一方でルイス・エンリケ率いるセルタは、いつもとは異なるシステムでバルサ封じを狙ってきた。セントラルを3人並べ(カブラル、ジョニー、フォンタス)、その前に3人のセントロカンピスタを配置した5-3-2。しかしながら中央を固めるこのルーチョの策は機能せず、バルセロナは早々に先制パンチを決めることに成功している。

前日の会見では「勇敢に、攻撃的にいく必要がある」と予告していたエンリケ監督だったが、蓋を開けてみるとセルタのアプローチは守備的だった。とはいえプレッシングはさほどきつくはなく、バルサ選手は前を向いてボールを持てる。中央こそ分厚かったが、付け焼刃のやり方ではバルセロナの裏への抜け出しを封じるのは困難で、クレからすればこれはありがたい、というところだ。

4分のメッシのゴール(イニエスタの長距離スルーパス!)はオフサイドで無効とされたが、この試合でのそれは大したことではない。そのわずか2分後、ホームチームは再びセルタ守備陣の裏を取って見せる。エリア右でボールを受けたメッシが中央へ切れ込み、マークを外したアレクシスへとスルーパス。エリア内へと侵入したチレーノがGKヨエルを引き付け中央へセンタリングを送ると、あとはフリーとなったネイマールが難なく押し込むだけだった(1-0)。

バルデス負傷・・・レオの一撃

いつものやり方を止め、それが功を奏さなかったセルタに対し、バルサはその後もボールを支配しチャンスを連発させていった。10分にはゴールラインのネイマールからアレクシスへの折り返しをカブラルが辛うじてブロック。13分、アドリのクロスにネイが頭から飛び込むもわずかに届かず。14分、トリデンテのカウンターがちょっと未完成。15分、メッシとの1対1をヨエルがセーブなどなどだ。

だが19分、押しまくっていたバルサに暗雲が立ちこめる。きっかけとなったのはエリア際でのフリーキック。アドリアーノのハンドによるファールだが(アイサ・ガメス主審が最初ペナルティスポットを指差したのは驚いた)、オレジャナのシュートをキャッチする際、バルデスが右ヒザを痛めてしまったのだ。。。苦悶の表情を浮かべ、ピッチに倒れこんだビクトル。両手で顔を覆って担架カートで運ばれる姿には、楽観的になれる要素はどこにもない。試合後、バルデスは右ヒザ前十字靭帯損傷と発表された。これが彼にとってバルサで最後の試合になるのか・・・ANIMS VICTOR!

セルタもまた、カブラルが足首を捻って負傷(28分)。一度はピッチに戻るも、38分に交代している。

心穏やかではないカンプノウに、目の前の試合における安心感をもたらしたのはエースのメッシだった。イニエスタからのノールック的絶妙パスを受けてラインを突破したレオは、GKヨエルを抜き去ると、最後はボールを右足で軽く流し込んで2-0。勝負の大勢はこれで決した。

33分にはメッシのパスを受けたネイマールがネットを揺らすのだが、オフサイドで追加点とはならず。44分のアレクシスのミドルシュートはわずかにポスト右を通過している。

ピントのドブレパラドン

好事魔多しというか、チームが良い流れになっている中での怪我人発生は心配なところ。バルデスからカピタンマークを引き継いでいたアンドレス・イニエスタもまた左腿の違和感によってハーフタイム中にセルジ・ロベルトと交代するのだが、彼の筋肉が無事であることを願うばかりだ。

ビクトルが重傷であるとの知らせに、後半のバルサは精神的ダメージを受けているようだった。そこで気を吐いて見せたのが、残りシーズンのゴールを任せられたホセ・マヌエル・ピントだ。副守護神は53分、アウグストのシュートを右手一本で弾き、こぼれ球を叩いたサンティ・ミナのシュートもブロックするというドブレパラドンを披露。自らが信頼に足るポルテーロであることを示した。

勝負を決めたのはネイマール

後半はセルタのプレーが改善され、彼らがバルサ陣内でプレーする機会も増えていた。バルセロナのゲーム支配は弱まり、決定機も数えるほどに。59分にはメッシのフリーキックからセスクがゴールを決めるも、オフサイドにつきこれは認められず。結果を揺るぎないものとする3点目は、66分まで待つこととなる。

3-0の主はネイマールだった。きっかけはセルタのコーナーキックに始まるカウンターだ。右のアレクシスから長距離パスを受けた左のネイは、胸と頭でボールを支配下に置くととエリア内へとドリブル侵入。デフェンサ2人に追い付かれはしたものの、左足を振り抜きゴールを陥れている。ネイマールはその5分後、ペドロと交代でベンチへ退いた。

その後はペドロのパスを受けたアレクシスが1対1を逃したり(72分)、ロベルトからのバックパスを処理しそこなったピントがベルメホのシュートを避けようとしてポストにヒザをぶつけたり(76分)、ベルメホのヘッドをピントがジャンプキャッチしたり(84分)、ロベルトのシュートをヨエルが阻止したり(86分)と両チームにチャンスはあったが得点は変わらず。バルセロナが3-0で貴重な勝点3を確保している。

バルサが試合を終えた2時間後、サンチェス・ピスファンではレアル・マドリーがセビージャに2-1で敗北。タタチームが白チームを2ポイント上回り2位へと浮上するのだが、ビクトル・バルデスの負傷は痛く、陽気な鼻歌は歌えない。ビクトルの怪我が1日も早く回復しますよう!