Liga Española
jornada 32
ピリッとしなかったが
勝ちは勝ちってことで...。
FC Barcelona | Real Betis |
3 | 1 |
5 de Abril - Sab 18:00 h Camp Nou : 81,978 |
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Goles | |
Messi (15pk) | |
J. Figueras (67og) | |
Ruben Castro (68) | |
Messi (86pk) | |
Titular | |
Pinto 【5】 | Adan |
Alves 【5】 | Juanfran |
Bartra 【5】 | Amaya |
Mascherano 【5】 | Jordi |
Adriano 【5】 | J. Carlos |
Busquets 【7】 | N'Diaye |
Xavi 【5】 | Nono |
Iniesta 【5】 | Lolo Reyes |
Messi 【5】 | Cedrick |
Alexis 【6】 | Leo Baptistao |
Pedro 【4】 | Vadillo |
Cambios | |
Iniesta→ Cesc (78) 【4】 | Cedrick→ Ruben Castro (60) |
Pedro→ Neymar (78) 【5】 | Vadillo→ Molina (60) |
Xavi→ Song (88) 【5】 | Leo Baptistao→Braian Rodriguez (82) |
Entrenadores | |
Gerardo Martino 【5】 | Gabriel Calderon |
Tarjetas | |
Lolo Reyes (60) | |
Amaya (77) | |
Arbitro | |
Eduardo Prieto Iglesias (navarro) 【6】 | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Amarillas | 2 | 2 | 0 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
6 | 7 | 13 | Tiros a puerta | 12 | 4 | 8 |
3 | 2 | 5 | Ocasiones de Gol | 3 | 2 | 1 |
3 | 1 | 4 | Corners | 4 | 2 | 2 |
2 | 3 | 5 | Fueras de juegos | 0 | 0 | 0 |
3 | 6 | 9 | Faltas | 14 | 8 | 6 |
62% | 65% | Posesion del Balon | 35% | 38% |
Formacion | |
バルデス、ピケ、プジョル、ドスサントス、クエンカが負傷欠場。ジョルディ・アルバが出場停止。アフェライが招集外。モントーヤ、セスク、ネイマール、ソング、テージョ、セルジ・ロベルト、オイエルがベンチスタート。予想されたとおりのスタメン。 交代の一発目は2人同時に。イニエスタとペドロがベンチに退き、セスクとネイマールが送り込まれた。最後はチャビがお役御免となり、ソングが入って守備固め。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Messi (15pk) | |
J. Figueras (67og) | |
Ruben Castro (68) | |
Messi (86pk) | |
Reporte | |
FCバルセロナが最下位ベティスをカンプノウに迎えて3-1の勝利と、結果だけを見ればごく順当に勝利したと勘違いする試合。しかしながらリーガ優勝を争ううえで不可欠なる3ポイントをチームにもたらしたのは輝かしいフットボルではなく、2つのペナルティとオウンゴールによる3ゴールだった。ベティスにもう少しパンチ力があれば、危ないことになっていた可能性が濃厚な試合。カンペオンを目指すチームならばっちり快勝してほしかったところだが、次のアトレチコ戦で大満足のフットボルがあると期待しよう。 アクセル半開すぐ後にアトレチコとの“ファイナル”が控え、最下位チームとカサで対戦と、落とし穴になる要素がたっぷりあったこの試合。数日前にはFIFAによる選手獲得禁止処分がクラブを揺るがしてもおり、難しい状況なのは確かだった。そこでマルティーノ監督が主力メンバーによる先発イレブンを編成したのは分かる。 最終ラインの選択肢は少なかった。ピケが負傷し、プジョルも間に合わなかったことでセントラルはバルトラとマスチェラーノで確定。ジョルディ・アルバの出場停止を受け、左ラテラルはアドリアーノで決まりだ。少しは調整があるかとも思われた中盤も、ブスケツ、チャビ、イニエスタが起用された。ベンチを温めたのはアトレチコ戦での先発であろうセスクとネイマール。全体的にピリッとしなかったチームの中で、気合十分で元気いっぱいなのは右翼のアレクシスだった。 先日のアトレチコ戦がキレまくっていただけに、落差が目立ったのはイニエスタだ。この数週間すばらしかった反動でエアポケットに入ったか、ドンはらしからぬ様子で攻守に精彩がなく。チャビもまた同様だったことでチームはチャンスを作り出すことがままならず、プレッシングも効かないために、ボールを失った際には簡単にエリア前まで攻め込まれた。序盤のベティスは積極的に前線から圧力をかけていた。 PKで先制バルサの攻めは一直線にゴールへと向かうダイレクトなパスが中心だった。最初のチャンスは11分。アドリアーノからの低いセンタリングに中央のチャビが合わせ、GKアダンがこれをパラドンしている。そしてその3分後、アレクシス・サンチェスがドリブルでエリアまで攻め入り、3人のDFに囲まれながらも、ひらりひらりと右へ左へ。するとジョルディ・フィゲラスの足がかかってサンちゃんは倒され、イグレシアス主審はペナルティスポットを指し示した。キッカーとなったメッシのシュートはアダンの逆を突き、バルサは先制に成功する(15分、1-0)。 バルセロナが省エネフットボルを続ける一方で、ベティスは徐々に勢いを増していった。タタチームはとりあえずはゲームをコントロールしていたものの、パスをつないで相手をいなすというようなことはなく。30分あたりからは、プレーの多くはバルサ陣内で繰り広げられるようになっていた。38分にはカウンターのピンチをブスケツの華麗なる守備が救う。後方からのスライディングによって見事にボールを止めた場面だが、実際は彼がそんなスレスレの守りをせざるを得ないことが問題だ。 のらりくらりとプレーをしていたバルサに追加点のチャンスが訪れたのは41分のこと。イニエスタからボールを受けたメッシが個人技でエリア際まで持ち込み、狙いすましたシュートを放つも、ボールは惜しくも左ポストのわずか横を通過している。 オウンゴールで2-0にこの調子ではいつ同点とされて事がややこしくなるか分からない。ハーフタイムでの修正が効き、さくっと勝負を決めてほしいところだったが、残念ながら後半もタタチームのパフォーマンスに大きな変化はなかった。チャビによる正面からのフリーキックが決まっていれば状況はなっていたが、シュートはクロスバーをかすめるに止まり2点目とはならず。むしろゴールに迫っていたのはベティスのほうで、彼らの攻めの精度の低さによって助けられていたのは否めない。 ベンチワークで先手を取ったのはベティスのカルデロン監督。60分に彼らはバディージョとセドリックを下げ、ルベン・カストロとホルヘ・モリーナを送り込んでくる。残り30分になればアクセルを踏み込むとのゲームプランどおりの采配だったのだろう。63分にはンディアイエのシュートがピントを襲い、副守護神はこれを好セーブでコーナーへと逃れている。 すると67分、思わぬ形でスコアが動く。バルサが遅攻からギアを1つ上げた場面。アドリアーノからペドロへのスルーパスをジョルディ・フィゲラスがカットしようとしたところ、それが不運にもオウンゴールとなってしまったのだ。フィゲラスは1点目のペナルティも献上しており、今日は厄日。 ベティスの反撃、2つ目のPK2-0となったことでタタチームは勝ちへと大きく近づいた。かと思えた。しかしそのわずか1分後、スコアは再び動くことになる。ンディアイエが左サイド深く侵入し、戻したボールを受けたルベン・カストロがエリア内へ。シュートフェイントによってバルサ守備陣を引っ掛けると、お上手なシュートをゴール左へと蹴り込んでいる(68分、2-1)。バルセロニスタは再び、落ち着かない時間を過ごすことになる。 これを受け、マルティーノ監督はネイマールとセスクをピッチへと送り出す(ペドロとイニエスタがベンチへ)。そして決定的な役目を果たすのが、ブラジルの若きエースだ。86分、ネイマールがエリア左からセンタリングを供給したところ、ボールがエリア内にいたアマヤの右手に当たってペナルティの笛(なんだか最近、妙にPKをよくもらえる)。メッシによるこの日2つめのPKにアダンは2度触れたものの、こぼれた場所が正面だったことにより、レオが落ち着いて押し込み3-1としている。 こうしてバルサはパッとしないながらも勝点3を確保した。それこそが最優先ポイントであるのだけれど、もうちょっと胸躍る試合を見たいのがクレ。次のビセンテ・カルデロンにて、この物足りなさが満足させられると期待しよう。 |