Liga Española
jornada 34
誇りの勝利。
まだリーガを諦めない。
FC Barcelona | Athletic Club |
2 | 1 |
20 de Abril - Dom 21:00 h Camp Nou : 57,090 |
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Goles | |
Aduriz (50) | |
Pedro (72) | |
Messi (74) | |
Titular | |
Pinto 【5】 | Gorka |
Alves 【5】 | De Marcos |
Bartra 【5】 | San Jose |
Mascherano 【6】 | Laporte |
Adriano 【5】 | Balenziaga |
Song 【5】 | Iturraspe |
Xavi 【5】 | Moran |
Iniesta 【6】 | Susaeta |
Messi 【6】 | Herrera |
Alexis 【7】 | Muniain |
Pedro 【6】 | Aduriz |
Cambios | |
Xavi→ Cesc (70) 【5】 | Moran→ Mikel Rico (63) |
Alexis→ Tello (87) 【5】 | Iturraspe→ Beñat (83) |
Susaeta→ Toquero (85) | |
Entrenadores | |
Gerardo Martino 【5】 | Ernesto Valverde |
Tarjetas | |
Bartra (21) | Iturraspe (8) |
Pedro (79) | Herrera (71) |
Marcos (74) | |
Arbitro | |
Juan Martinez Munuera (valenciano) 【6】 | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 1 | 2 | Tarjetas Amarillas | 3 | 2 | 1 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
10 | 8 | 18 | Tiros a puerta | 10 | 5 | 5 |
5 | 5 | 10 | Ocasiones de Gol | 5 | 2 | 3 |
7 | 2 | 9 | Corners | 4 | 1 | 3 |
3 | 5 | 8 | Fueras de juegos | 1 | 1 | 0 |
5 | 11 | 16 | Faltas | 15 | 6 | 9 |
63% | 63% | Posesion del Balon | 37% | 37% |
Formacion | |
バルデス、ピケ、プジョル、アルバ、ネイマール、ドスサントス、クエンカが怪我で欠場。ブスケツが出場停止。モントーヤ、セスク、アフェライ、テージョ、セルジ・ロベルト、オイエル、セルジ・ゴメスがベンチスタート。負傷者とカード制裁により、ピボーテ以後は選択肢がほとんどなかった。 交代は2人。まず1人目はチャビに代えてセスク。2人目は終了間際。久々のテージョ登場でアレクシスがベンチに下がり、ペドロが右サイドへ移動。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Aduriz (50) | |
Pedro (72) | |
Messi (74) | |
Reporte | |
バルベルデ率いるアスレチック・クラブとの熱戦を制したバルサが、リーガ逆転優勝への希望を留めさせた。試合はタタチームが優勢に進め、好機を連発させながらも、ネットを揺らすことができずに逆に先制を許す苦しい展開。しかし後半ペドロ、メッシの連続ゴールでスコアをひっくり返すと、そのままなんとか逃げ切り、4試合ぶりとなる勝利(2-1)を手に入れている。リードされながらも懸命に戦い、最終的に勝点3をもぎ取ったのはバルサとして大きな意味がある。白ハンカチはとりあえず片付けようぜ、そんな勝利だった。 オープンな展開怪我人と出場停止によって多数の欠場者(バルデス、ピケ、プジョル、ネイマール、ブスケツ、アルバ......)が出る苦しい台所事情のなか、ヘラルド・マルティーノ監督はセスクをベンチへと残し、ペドロとアレクシスを両翼で起用するイレブンを選んだ。2つのタイトルを失った悪夢の1週間で大きな批判を受けた選手たちは、リアクションを示すべく、積極的にゲームに入っていった。 試合は総じてオープンな展開となっている。アスレチックの狙いはバルサの傷心を利用すること。中盤で精力的に圧力をかけてボールを奪っては、前線のアドゥリスへとそれを送り込む戦術がよく機能していた。アドゥリスのプレーへの参加っぷりがお見事で、なにかと脅威となっていた。ゲーム最初のチャンスはバスクチーム。スサエタからの縦パスにアドゥリスが抜け出すと、ニアへのシュートをピントがコーナーへと逃れている。 対するバルサも負けてはおらず、連続してアスレチックゴールへと襲い掛かった。13分、メッシからのパスでペドロがGKゴルカ・イライソスと1対1になるも、仕上げがもう一つでゴルカがこれを難なく処理。14分にはペドロのパスを受けたメッシがエリア前からシュートを放つも、ラポルテのマークもありゴルカの壁を越えられず。19分、イニエスタ(左)からの正確無比なセンタリングをメッシ(右)が決めるも、わずかにオフサイドで無効の判定など。アレクシスとペドロがピッチ幅を広げることで、スペースを得たメッシがより良い形でボールを受けられるようになっていた。 ゴールフレームが阻むゴールそれ以後もタタチームに好機は続いた。21分にはアドリアーノのシュートをバレンシアガがゴールライン寸前でクリア。33分にはペドロが左サイドを突破し、申し分ないセンタリングをアレクシスが押し込むかに思えたが、ボールは何故か浮き上がってクロスバーに弾かれた。さらに38分にはGKイライソスがペドロのシュートをブロックと、これが連敗中のチームだと言わんばかりにボールはゴールネットへと届かなかった。 一方でビジターチームにも決定機はあった(21分)。右からのクロスへと合わせたアドゥリスのチレーナがポストを叩き、そのリバウンドを打ったスサエタのシュートをピントが左手で弾いた場面だ。両ポルテーロが力を発揮しつつも、チャンスの数で上回りながらも活かせなかったバルサにモヤッとした雰囲気。そんな前半だった。 またまたまたまた許した先制ゴールそして後半、タタチームへの逆風はさらに強くなる。この3連敗のパターンだった相手チームによる先制点が、またも繰り返されてしまうのだ。それは50分のことだ。ゴール正面でムニアインと対峙したバルトラがボールを失い、拾ったアドゥリスがゴール右隅へと狙い定めたシュートを突き刺して0-1に。おいおい・・・とため息のカンプノウには、ちらほらながらも白いハンカチの姿も見られた。 さらに54分、バルサはマスチェラーノのエラーからスサエタに再びゴールを陥れられるのだが、これはボールを落としたアドゥリスがわずかにオフサイドだったので無効の判定。もしこれが決まっていたなら、逆転はほぼ無理だったことだろう。 クレとして嬉しかったのは、リードを奪われたその後もバルサ選手たちに闘志が見られたことだ。まずはスコアを対等とすべく、反撃を開始するタタチーム。ここからの数分間、クレは「ウィー!」の連続となる。 まずは58分、エリア内で1対1となったペドロのシュートを、ゴルカが左足で阻止すると、その2分後には今度はメッシが1対1からの仕上げに失敗(ボールはわずかにポスト脇を通過)。このままいつまでも決まってくれないのではないか、とすら思えるほどにバルサのクラックたちはチャンスを逃しつづけた。 意地と誇りの逆転勝利しかし安堵の時はようやく訪れる。それはちょっとばかり手詰まり感のあった72分のことだ。右サイドでダニ・アルベスが粘り勝ち、アレクシスが中継したボール(シュートミス?)を最後はペドロが押し込んで1-1の同点に。待ち侘びたゴールの到来に、カンプノウの観客たちも喜びを爆発させた。 そして気合の逆転弾は74分のメッシだった。自らのプレーで得たエリア際でのフリーキック。ゴールまでの距離は近く、逆に難しい位置だったが、ならばと強打したバルサの10番のシュートは仲間たちの空けた隙間を抜け、猛烈な勢いでネットへと突き刺さったのだ。これにはさしものイライソスもどうすることも出来ず。エースの怒りをも感じさせる、魂のこもったシュートだった。 最終的に試合はそのまま2-1で終了するのだが、1点を守るのではなく3点目を決めて勝とうとするバルサ選手たちの気概は良かった。特に印象に残ったのは、マスチェラーノによるドリブルでの持ち上がりからのミドルシュートだ。決めてしまえマスチェ!と叫んだクレは多かろう。そのヘフェシートは90分、ミケル・リコのあわや同点というシュートを胸ブロックで救ってもいる。ということで、チャンスを逃しまくることで苦戦となったバルセロナではあるが、逆転優勝を信じる心をプレーで示したのは◎。マドリー勢が取りこぼす日を期待し、圧力をかけていこう。 |