Liga Española
jornada 38
力及ばず。
おめでとう、アトレティコ!
FC Barcelona | Atletico Madrid |
1 | 1 |
17 de Mayo - Sab 18:00 h Camp Nou : |
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Goles | |
Alexis (34) | |
Godin (49) | |
Titular | |
Pinto 【4】 | Courtois |
Alves 【4】 | Juanfran |
Pique 【5】 | Godin |
Mascherano 【6】 | Miranda |
Adriano 【4】 | Filipe Luis |
Busquets 【5】 | Tiago |
Cesc 【4】 | Gabi |
Iniesta 【5】 | Koke |
Messi 【4】 | Arda Turan |
Alexis 【6】 | Diego Costa |
Pedro 【4】 | Villa |
Cambios | |
Busquets→ Song (57) 【4】 | Diego Costa→ Adrian (16) |
Pedro→ Neymar (62) 【4】 | Arda Turan→ Raul Garcia (22) |
Cesc→ Xavi (77) 【4】 | Adrian→ Sosa (71) |
Entrenadores | |
Gerardo Martino 【4】 | Diego Simeone |
Tarjetas | |
Pique (5) | Godin (36) |
Messi (45+) | Tiago (37) |
Busquets (45+) | Filipe Luis (69) |
Song (73) | Raul Garcia (92) |
Mascherano (89) | |
Arbitro | |
Mateu Lahoz (valenciano) 【5】 | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
3 | 2 | 5 | Tarjetas Amarillas | 4 | 2 | 2 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
4 | 5 | 9 | Tiros a puerta | 11 | 6 | 5 |
2 | 0 | 2 | Ocasiones de Gol | 2 | 2 | 0 |
1 | 3 | 4 | Corners | 8 | 2 | 6 |
0 | 1 | 1 | Fueras de juegos | 0 | 0 | 0 |
5 | 6 | 11 | Faltas | 14 | 9 | 5 |
61% | 67% | Posesion del Balon | 33% | 39% |
Formacion | |
バルデス、プジョル、ドスサントスが負傷欠場。モントーヤ、アフェライ、クエンカ、セルジ・ロベルトがベンチ外。チャビ、ネイマール、バルトラ、ソング、ジョルディ・アルバ、テージョ、オイエルがベンチスタート。怪我明けのピケが先発に復帰。チャビがベンチを温めたのが小さなサプライズ。フゴネス4人ではなく、トリデンテ式が選択された。 一人目の交代は腰?を痛めたブスケツに代わってソング。続いてペドロがベンチへと退き、怪我明けのネイマールの登場となった。途中、メッシが低い位置でボールを受けること多数。3人目の交代はセスクに代えてチャビ。アトレティが守りを固めたゲーム終盤はピケが前線に残り、両ラテラルも上がっていたので、ほぼマスチェとソングの2バック。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Alexis (34) | |
Godin (49) | |
Reporte | |
今のバルサにはタイトルをがっちりもぎ取るだけの力が無い、そう再確認した試合だった。90分間の勝負ゆえ、もしやとの期待もあったが、それでもチーム力はピッチ上にて表れるもので。闘う集団であるアトレティコ・マドリーは前半での怪我人2人発生の逆境にも挫けることなく、10万人弱のクレから後押しされたバルサを退けての戴冠となった。タタチームは念願の先制点をアレクシスのゴラッソで奪いながらも、後半早々の勝負の時間帯に追いつかれて消沈。あと1点が非常に非常に遠かった。なんであれ、おめでとうアトレティコ!そのままドブレッテしちゃってください。 気持ちはあったが...クアトロ・フゴネスかトリデンテか、が注目された先発メンバー。ヘラルド・マルティーノ監督の選択はアレクシス・メッシ、ペドロの後者だった。しかしインテリオールでイニエスタとペアを組んだのはチャビではなくセスク・ファブレガス。今度こそ輝いてくれますように、と祈るクレ。セントラルには怪我明けのピケが先発復帰した。 引き分けOKのこの試合に、シメオネチームは専守防衛とはしなかった。その心意気には痺れるところではあるが、少々高く付いたのも確かだ。開始わずか16分にしてジエゴ・コスタが、さらにその6分後にはアルダ・トゥランが怪我によってピッチを去ることになったからだ。来週にはマドリーとのチャンピオンズ決勝も待っていることを考えれば、呪われているような負傷。だが彼らはこの精神的ショックにも崩れることはなかった。 タイトルが欲しければ是が非でも勝つしかない状況で、ホームチームは立ち上がりから積極的にクルトワの守るゴールを目指していく。しかし、攻守両面の連係の悪さやアイディアの無さがいきなり改善されることはなく、攻めは単調で迫力もなく。鉄壁の中央を崩すにはダイナミズムとスピードが足りず、繰り返されるアルベスのクロスには可能性も感じなかった。 アレクシスのゴラッソ炸裂そんな悶々する状況に突如として飛び込んできたのが、アレクシス・サンチェスのゴラッソだった。34分のこと。セスクからのボールがエリア内へと送り込まれ、メッシが胸で落としたところを、サンちゃんがズドンと一撃。フガドラッソによるミサイル弾がほぼ全くコースのなかったニアへと突き刺さり、カンプノウを歓喜させたのだ。これにはさすがのクルトワもどうすることも出来ず。バルサはこれで、カンペオンへと一歩近付いた。 先手を奪われたアトレティコは、下を向くことなく同点を目指した。彼らのダイレクトなフットボルを、今のバルセロナが問題なく封じるのは困難だ。ピントはいつものように全力でプレーをしていたものの、ボールがエリアへと迫るたびにヒヤヒヤ。前半終了間際の連続コーナーキックは、非常に危なっかしかった。 タタチームはアレクシスの先制点以降、ゲームのコントロールに手を焼いていた。お互いのサポートがいまいちで、パスも不正確。このままだとしんどいことになりそうな気配がピッチに漂う。マテウ・ラオス主審が前半終了の笛を吹いた後、その終わらせ方に不満を持ったメッシがイエローカードをもらい、抗議したブスケツにもカードが提示された。 アトレティコの怒涛の攻め、そして同点ヘッドハーフタイム前の勢いをそのままに、アトレティコは後半開始からアクセルを吹かしてきた。まずはいきなりの46分、ダビド・ビジャのシュートが左ポストを直撃。ビジャはさらに48分にもエリア内にて絶好のシュートチャンスを迎えるのだが、アドリアーノがなんとか対応し事なきを得ている。このままだとやられるのは時間の問題か・・・とのクレの不安は程なくして現実となる。49分のコーナーキックをゴディンに頭で決められ、スコアは1-1に。セットプレーは悲しいほど苦手だ。 カンペオンとなる条件を再びアトレティに持っていかれたバルサだったが、幸いまだ時間はたっぷりとあった。ただ1点決めれば、今度はこちらが優位に立てるのだ。しかし今のタタチームに、ここでなんとかするパワーはなかった。ブスケツが負傷し、ベンチに下がったのも泣きっ面に蜂(57分)。そしてタタさんは62分、ペドロに代えて怪我明けのネイマールをピッチに送り込む。 個人技頼みホームチームのプレーは試合終盤に入ると、より個人技頼みとなっていた。それぞれがアトレティコの守備網に挑んではあっさりと跳ね返されるの繰り返し。シメオネチームはファールも巧みだった。それでも64分にはボールが上手く動き、レオ・メッシが渾身のシュートでネットを揺らすのだが(イニエスタが右へ、アルベスがクロス、こぼれ球をレオ)、惜しくも彼はその直前でオフサイド。その後の良い攻めは、クルトワがコーナーにしたダニのミドル(79分)くらいだったろうか。 残り時間も少なくなると、アトレティコはいよいよ守りを固めていく。マルティーノ監督は77分にセスクに代えてチャビを送り出したが、もはや6番のパスが活きるような状況ではなかった。ピケが前線に残るパワープレー(アレサンコ方式というようだ)も効果を発揮せず、ボールを奪われては少人数ながらも自陣へと攻め込まれ、時間を削り取られていった。 そうして奇跡も起こることなく、試合は1-1で終了。アトレティコ・マドリーが18年ぶりというリーガ優勝を決めている。溢れるガッツでタイトルを獲得したシメオネチームを、カンプノウは盛大な拍手で称え、“アトレティ!アトレティ!”のコールも。おめでとう、アトレティコ。次は是非リスボンにて、マドリーのデシマを阻止してくださいませ。試合終了後に退任を発表したタタさんは、お疲れ様でした。
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