Liga Española
jornada 2

今度はサンドロ!
無失点2連勝でがっちり首位キープ。

Villarreal FC Barcelona
0 1
31 de Agosto - Dom 19:00 h
El Madrigal
: 20,000
Goles
  Sandro (82)
Titular
Asenjo 【6】 Bravo
Mario 【6】 Alves
Musacchio 【6】 Pique
Victor Ruiz 【5】 Mathieu
Jaume Costa 【6】 Jordi Alba
Pina 【7】 Busquets
Bruno 【7】 Rakitic
Trigueros 【5】 Rafinha
Cani 【6】 Munir
Cheryshev 【8】 Messi
Giovani 【6】 Pedro
Cambios
Jaume Costa→ Gabriel (58) Munir→【6】 Neymar (58)
Cheyshev→ Vietto (63) Pedro→【7】 Sandro (69)
Cani→ Espinosa (69) Rafinha→【6】 Xavi (75)
Entrenadores
Garcia Torral 【7】 Luis Enrique
Tarjetas
  Pedro (37)
  Alves (42)
Arbitro
Velasco Carballo (madrileño)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 2 0 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 6 8 Tiros a puerta 18 10 8
1 4 5 Ocasiones de Gol 7 5 2
2 1 3 Corners 10 4 6
1 0 1 Fueras de juegos 3 1 2
7 5 12 Faltas 9 1 8
24%   25% Posesion del Balon 75%   76%
Formacion

テル・ステーゲン、ベルマーレン、イニエスタが負傷欠場。スアレスは出場停止中。マスチェラーノも出場停止。足首捻挫のネイマールが招集リストに復帰。アドリアーノが招集外。モントーヤ、チャビ、ネイマール、バルトラ、ロベルト、マシップ、サンドロがベンチスタート。

基本ラインは前節エルチェ戦と同じ先発メンバー。ただしラフィーニャは今回は前線ではなくインテリオールでの起用。トリデンテは左右に開かず、スペースはラテラルがカバー。ダニ・アルベスが頻繁にクロスを供給していたが、あまり効果は得られず。

交代の1人目は、新星ムニールに代わって怪我明けのネイマール。続いては、ペドロをベンチに下げて活きのいいサンドロ(公式戦デビュー)をピッチへ。3人目の交代枠はチャビの今季初登場。ラフィーニャに代わっての出場で存在感を発揮。珍しく左のインテリオールを務めた。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Sandro (82)
Reporte

薄氷を踏むような勝利ではあったが、勝ちは勝ち。毎年苦労しているエル・マドリガルにて、きっちりと勝点3を確保できたのは非常に大きい。試合はビジャレアルが守備固めを第一としたこともあり、1点を争う展開となった。今回ルーチョバルサを救ったのは、Bチーム所属ながらチャンスを与えられたサンドロ・ラミレス。前節のムニールに続くカンテラっ子の活躍に、クレとしては頬が緩まずにはいられない。これでバルサは2試合連続無失点(唯一)の勝利で勝点6。アノエタで2点差をひっくり返されたマドリーに、3ポイント差を付けた。

球際での激しさ、強さ

相手チームとの実力差が大きかったために、快勝は嬉しくはあるけれどもあまり参考にはできなかったエルチェとの開幕節。ルイス・エンリケ率いる新生バルサのポテンシャルを測るには、エル・マドリガルは不足のない場所だった。この試合でもルーチョは、前節と同様に複数の新加入選手を先発起用。ブラボ、マテュー、ラキティッチ、ラフィーニャ、ムニールがスタメンに名を連ねた。セントラルには出場停止明けのピケ。若手が多く先発起用されているなかで、バルトラはもう少し辛抱か。モントーヤセルジ・ロベルトも、まだ出番待ち。

プリメーラ有数の難所であるエル・マドリガルで、バルサは非常に意欲的に勝利を目指した。まだまだ熟成中ではあるものの、ボールへのプレッシングや激しさが復活。ここにエンリケチームの特徴として、ダイレクトで速いフットボルが加えられている。そのなかで攻守両面で存在感を放つのが、イバン・ラキティッチ。特に球際での強さはこれまでのバルサにはなかったもので、ボールへの寄せと奪取力はお見事だ。ラキティッチがいることで、ダニ・アルベスは安心して攻め上がれ、ブスケツの負担も減っている。

レオ・メッシのボールへのチェックも今季の変更点。“10番”のボール奪取からバルサがチャンスとなる場面はしばしば訪れていて、GKアセンホの好守に阻まれたペドロのシュート(15分)もその一つとなる。

前半のビジャレアルはほぼ守りに精力を傾けていたが、一度だけ先制点のチャンスがあった。それは23分の右コーナーキックからのボールを、ファーポストでフリーだったビクトル・ルイスがふかした場面。

ハーフタイム前はお互いに多くチャンスは作れず、あとはメッシのフリーキックがポストに弾かれたくらいで(29分)、ビジャレアルの守りを崩せないまま0-0で休憩時間を迎えている。

決まりそうで決まらないゴール

後半は打って変わって、両チームともにたくさんのシュートと幾つかの決定機が生まれた。基本的にはボールはバルサの支配下にあったのだが、ビジャレアルに攻められる際はけっこうピンチを迎え、「危ねぇ・・・!」と安堵することも複数回。50分には左からのクロスに対するマテューのカットがあわやオウンゴールになりかけ(ポストに当たる)、72分にはピナのシュートがポストを直撃するなど、ボールの飛びどころが違えば結果も異なるものになっていた場面も数度あった。

特に60分から70分にかけては、無秩序な展開。バルサもまた60分のラキティッチのクロス、66分のメッシのフリーキック、67分のネイマール(ダニの縦パスにメッシが裏を取り横パス)と決定機を作りながらもネットを揺らせず、そのドタバタした試合を落ち着かせるべく75分、ルイス・エンリケはラフィーニャに代えてチャビをピッチに送り込んでいる。直後の76分にはメッシのシュートが右ポストをかするも得点にはならなかった。

サンドロが決めた

そんな、届きそうで届かないゴールを遂に陥落したのは、頼もしきカンテラーノの若者だった。大きな仕事をしたのは、その10数分前にペドロと交代で出番をもらっていたサンドロ・ラミレス(19)。ネイマールのスルーパスに裏へと抜け出したメッシによる、フェイントを交えつつ放たれた角度のないシュート(左足アウトサイド)がすばらしかったとはいえ、きっちりゴール前へと詰め入り、ボールを押し込んだサンドロの貪欲さをここは称えたい。また、このプレーのきっかけが、前線でのメッシの守備だったのも注目だ。

その後も、クロスバー上空を通過したビエットのシュートなど、少々ヒヤッとする場面もあるにはあったものの、バルセロナは失点を許すことなく0-1で逃げ切りに成功。レオ・メッシも内転筋に過負荷を起こすほどのチーム一丸の頑張りに、相応しい勝点3を持ち帰ったのだった。これでルーチョチームは上々の2連勝で代表戦によるパロンへ。代表選手たちが無事チームに戻ってくることを祈りつつ、次なる強敵(アスレティック)との試合への準備を進める。