Liga Española
jornada 8

前半は堅守とカウンターに苦戦。
後半は順調に3得点。

FC Barcelona SD Eibar
3 0
18 de Octubre - Sab 20:00 h
Camp Nou
: 75,546
Goles
Xavi (59)  
Neymar (72)  
Messi (74)  
Titular
Bravo 【8】 Irureta
Alves 【5】 Boveda
Pique 【4】 Alventosa
Mathieu 【6】 Ekiza
Jordi Alba 【6】 Abraham
Mascherano 【7】 Lillo
Xavi 【8】 Dani Garcia
Sergi Roberto 【5】 Errasti
Pedro 【4】 Capa
Messi 【8】 Saul Berjon
Neymar 【7】 Javi Lara
Cambios
S. Roberto→ Iniesta 【7】(54) Javi Lara→ Piovaccari (56)
Pedro→ Sandro 【5】(71) Capa→ Boateng (76)
Neymar→ Munir 【5】(77) Saul Berjon→ Dani Nieto (77)
Entrenadores
Luis Enrique 【6】 Gaizka Garitano
Tarjetas
Neymar (39) Lillo (45)
Iniesta (82) Javi Lara (52)
Arbitro
Antonio Teixeira Vitienes (cantabro)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 13 21 Tiros a puerta 4 2 2
4 5 9 Ocasiones de Gol 2 0 2
6 6 12 Corners 3 2 1
0 0 0 Fueras de juegos 1 0 1
5 4 9 Faltas 13 7 6
79%   74% Posesion del Balon 26%   21%
Formacion

ドグラスが負傷欠場。モントーヤ、ラキティッチ、ブスケツ、ベルマーレン、マシップは監督判断で招集外。スアレスは出場停止中。テル・ステーゲン、イニエスタ、ラフィーニャ、バルトラ、アドリアーノ、サンドロ、ムニールがベンチスタート。

中盤でローテーション。ブスケツとラキティッチが招集外となり、マスチェラーノが今季初めてピボーテで先発起用された。アルバはリーガでは3試合ぶり。インテリオールはチャビとセルジ・ロベルト(今季初先発)のコンビ。胃腸炎疑惑で可能性は低いと一部で報じられたペドロが先発でピッチへ。

状況打開を狙った後半、一人目の交代は胸を強打したセルジ・ロベルトに代わってイニエスタで、イニチャビコンビを編成。残る2枚のカードはいずれも前線で、まずはペドロに代えてサンドロを、続いてネイマールに代えてムニールを送り込んだ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Xavi (59)  
Neymar (72)  
Messi (74)  
Reporte

スコア(3-0)だけを見れば楽勝のようにも思えるが、実際のところ前半は守備を頑張るエイバルを崩せず、カウンターを浴びての2度の危ない場面も。後半に入って発動したクラックたちの連動&決定力により快勝した試合だった。レオ・メッシはなんだかんだで1ゴール1アシストの活躍。ネイマールもまた1ゴール1アシストで良好なフォームを保っている。クラウディオ・ブラボはピンチに遭いながらも幸運と自らの好守でリーガ開幕8連続完封を達成。次節のクラシコへ向け、士気は上々だ。

中盤でローテーション

FIFAウィーク直後でアヤックス戦、マドリー戦を控えたこのエイバル戦。ルイス・エンリケは中盤でローテーションを実行し、ブスケツとラキティッチを休ませる決断を下した。イニエスタもベンチスタートとなり、先発はマスチェラーノ、チャビ、セルジ・ロベルトの3人ヘフェシートのピボーテでの先発は今季初とのことで、このトリオによる中盤も今季初となる。

その他のメンバーでは、胃腸にトラブルを抱えているとSPORTが報じていたペドロが前線右サイドで先発。代表戦でアジア遠征をしたメッシとネイマールはどちらも休むことなくスタメンに名を連ねた。セントラルはピケと、リーガ8試合中の7つで先発のマテューによるノッポコンビ。守護神はもちろんクラウディオ・ブラボだった。左ラテラルはリーガでは3試合ぶりとなるジョルディ・アルバ

待ち構えてのプレッシングに苦労

エイバルは2013/14シーズンにセグンダへと復帰昇格(5年ぶり)すると、いきなりの優勝でプリメーラへと昇格したチーム。クラブ史上初となるプリメーラでもここまでの7試合を2勝3分2敗、得点8失点7で9位と、なかなかの戦いぶりを見せている。初のカンプノウ訪問でも観光客となる考えはなく、勝点獲得を目指して活発なプレーを展開。前半はこれがツボにハマっていた。

エイバルの作戦はGKイルレタの前に2本のラインを敷きつつ(5-3-2)、ボールの出所に鋭いプレッシャーをかけてカウンターを仕掛けることにあった。FIFAウィークの2週間をバルサ戦に充てられた彼らは、準備万端といったところ。序盤はエイバルの寄せのスピードが、バルセロナの組み立てを上回っていた。エリアを8人で固められると簡単には破れない。前半のこれだ、という決定機は、アルベスのスルーパスに抜け出したメッシによるイルレタの股間を狙ったシュート(20分)と、チャビへの縦パスがカットされたこぼれ球を叩いた同じくレオのシュートくらいだった。

(決まりはしなかったものの、35分のメッシのセンタリングに飛び込んで行ったチャビのプレー、このインテリオールの侵入が後半の先制点への布石になっていた)

オフサイドラインを2度破られる

ハーフタイム前には、開幕から続いている無失点記録がついに途切れるか、と覚悟した場面が2つほどあった。最初は40分、なんでもないスペースへのパスによってカパにオフサイドを突破され、クラウディオ・ブラボも抜き去られたシーン。しかし無人のゴールへと放たれたカパのシュートは、余裕がありすぎて逆に硬さが出たのか、サイドネットを揺らすに止まっている。

さらにその4分後、再びライン裏へとボールを送り込まれると、サウール・ベルホンにまたもやピケがあっさりと振り切られてブラボと1対1のピンチ。幸いチリ代表カピタンの気合のブロックによってこのピンチは阻止されたが、クラシコを前にワカ旦那のこの抜かれ様は困る。ピケはコーナーの際もシュートをきっちり枠に飛ばせず、ピッチ外での騒動(交通警官への罵声云々)に集中を乱しているか。

後半のブラボにはこれといった危ない場面はなく、リーガ開幕からの無失点記録を8試合(720分)へと伸ばしている。

クラックたちのコンビネーション発動

後半に入ってからも、序盤は試合展開に変化はなかった。そこでルイス・エンリケは、ハビ・ララとの接触でセルジ・ロベルトが負傷したことを受け、イニエスタをピッチへと送り込む。その結果ボールの回りは良くなり、すぐ後のチャビの先制点へとつながるのだが、ロベルトとしてはこれまでで一番内容が良かっただけに、怪我での交代はツキがない。

バルサ待望の先制点は59分、メッシとチャビの連係から生まれている。エリア正面のチャビが右のメッシへとボールを送ると、メッシはチャビの意図を瞬時に理解。エリア内へとスルーパスを送り込み、抜け出したカピタンがワンタッチの柔らかなシュートをネットへと突き刺してのゴールだった。

リードを奪ってしまえば、試合はバルセロナのペースとなる。大勢を決める追加点は72分のことだった。その直前に途中出場していたサンドロがエリア内でDFたちの注意を引きつけておいて、ダニ・アルベスのセンタリングをネイマールがダイレクトボレーで仕留めて2-0!さらにその2分後にはネイマールとのワンツーによって左サイドを突破したメッシがついに本来の決定力を示し、右ポストへのシュートで3-0としている。

メッシはさらに90分と93分にもネットを揺らすチャンスがあったが、これらはイルレタが阻止してテルモ・サーラの記録に並ぶことは出来ず。新記録はサンチャゴ・ベルナベウで達成しましょう、ということか。