Champions League
jornada 3

レオとネイは良い仕上がり。
勝負を決められず、終盤にドタバタ。

FC Barcelona AFC Ajax
3 1
21 de Octubre - Mar 20:45 h
Camp Nou
: 79,357
Goles
Neymar (7)  
Messi (24)  
  El Ghazi (88)
Sandro (90+3)  
Titular
Ter Stegen 【5】 Cillessen
Alves 【6】 Van Rhijn
Bartra 【5】 Veltman
Pique 【4】 Moisander
Jordi Alba 【6】 Viergever
Mascherano 【7】 Zimling
Rakitic 【6】 Klaassen
Iniesta 【7】 Andersen
Pedro 【5】 Shone
Messi 【8】 Sigthorsson
Neymar 【7】 Kishna
Cambios
Neymar→ Sandro 【7】(61) Kishna→ Milik (46)
Messi→ Munir 【5】(66) Zimling→ Riedewald (55)
Iniesta→ Rafinha 【5】(76) Sighthorsson→ El Ghazi (73)
Entrenadores
Luis Enrique 【6】 Frank de Boer
Tarjetas
Pedro (80) Veltman (32)
  Van Rhijn (69)
  Riedewald (90)
Arbitro
William Collum (Escocia)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 10 15 Tiros a puerta 8 5 3
4 3 7 Ocasiones de Gol 2 2 0
1 2 3 Corners 3 1 2
2 1 3 Fueras de juegos 0 0 0
6 4 10 Faltas 17 10 7
65%   58% Posesion del Balon 42%   35%
Formacion

ブスケツ、アドリアーノ、ドグラスが負傷欠場。マテュー、ベルマーレン、セルジ・ロベルト、マシップは監督判断で招集外。スアレスは出場停止中。モントーヤ、チャビ、ラフィーニャ、ブラボ、サンペール、サンドロ、ムニールがベンチスタート。

週末のクラシコを意識しつつ、基本ラインはPSG戦と同じ先発メンバー。一番の違いはマテューとブスケツが欠場し、マスチェラーノがピボーテを務めている点だ(エイバル戦から2試合連続)。セントラルはピケとバルトラのコンビ。ゴールを守ったのはやはりテル・ステーゲン。

選手交代はいずれも、クラックたちがお役御免となって若者たちにチャンスが与えられる形。まずネイマールとメッシがベンチへと退き、サンドロとムニールが登場。シーズンのここまで、エンリケの交代は大体この2人。3人目はイニエスタに代わって怪我から復帰のラフィーニャ。ペドロは最後までアピールの機会をもらった。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Neymar (7)  
Messi (24)  
  El Ghazi (88)
Sandro (90+3)  
Reporte

チャンピオンズでのアヤックス戦、リーガでのマドリー戦と重要な試合が連発する、今シーズン最初の“グレートな1週間”。グループステージ突破を軌道に乗せ、かつクラシコへと弾みをつけたいこの一戦は、ルーチョバルサが順当に勝利を収めた(3-1)。前半24分で2-0としながらもとどめを刺せなかったことと、終盤に守備への緊張感が緩んだことで引き分けもちらつく展開となったが、全体としては完勝での勝点3獲得。メッシとネイマールの連係がまたも炸裂したことが、最大の満足要素だ。

マドリー戦を意識したメンバー

今はアヤックス戦にのみ集中するとは言っても、どうしても脳裏にちらつくのがクラシコ。ルイス・エンリケの選んだ先発メンバーや選手交代からも、その影響は見て取れた。先発では腰部に打撲を負っているというセルヒオ・ブスケツを大事をとって休ませたほか、レギュラー格のジェレミー・マテューも温存。上り調子のチャビがベンチであったり、ペドロがフル出場した一方でネイマール、メッシ、イニエスタが早めにお役御免となったことも、マドリー戦があるからに違いない。

ピボーテはサンペールではなく、週末のエイバル戦に続いてマスチェラーノを起用。セントラルはピケとバルトラがコンビを組んだが、この試合でも危なっかしいワカ旦那は本調子に遠そうだった。ポルテーロはチャンピオンズでの前2試合と同じくテル・ステーゲン

メッシ→ネイマールで先制

ゲームは思いのほか、ゆっくりとしたペースで始まった。リスクを冒し、高いライン設定とハイプレッシャーで来るかと予想されたアヤックスは、コンパクトながらもボールへの圧力はさほど掛けてこず。バルサは悠々とボールを回しつつ、相手の出方を窺っていった。そして7分、ここぞとアクセルを踏み込むや、早々の先制点ゲットに成功する。後方からのボールをラキティッチがポストとなって捌き、メッシ、ペドロ、再びメッシのワンタッチのパス交換。メッシのドリブル開始と共に彼らが一気に駆け上がり、最後は左で大外のネイマールが“決めてくれ”のラストパスをきっちりねじ込んでのゴールだった。このレオ→ネイの得点パターンは最近の定番だ。

早い時間帯で先制をすれば、プレーがバルサの支配下になるのは必定。激しくこないアヤックスの攻撃の芽を摘むのは難しいことではなく、ルーチョチームは前半が残り5分となるまで相手にシュートすら許していない。

メッシの異次元ゴール

追加点は24分のことだった。起点はマスチェラーノによる中盤で縦パスカットだ。これがそのままイニエスタへのパスとなり、ドンはゆるゆると前進しつつ、ここぞのタイミングを計る。そこでダッシュを始めたメッシを見て、エリア内へとパスを供給。それはもう容赦のない速度のボールだったが、バルサの10番は異次元のテクニックによって左足アウトサイドでトラップすると、次の瞬間には同じ左足でシュート!GKシレッセンはボールに触ったものの、得点を阻止するには至らなかった(2-0)。

クレがいろんな意味で残念がったのは、29分のペドロ弾が右ポストに弾かれた場面だ。ルイス・スアレスの出場解禁が目前に迫り、なんとかアピールをしようとの熱意が伝わってきたペドロだったが、逸る気持ちが微妙にコントロールに影響を及ぼすようで今回も無得点。82分にはカウンターから超フリーになっていたが、ムニールがシュートを選択して、、、という場面もあった。なんだかんだで、ペドリートのトンネルはまだ出口が見えない。

気にかかるのは35分と43分にそれぞれアヤックス選手にボールを奪われ、ピンチを招きかけたジェラール・ピケだ。どちらもテル・ステーゲンとバルトラのフォローで事なきを得ているが、一流クラック相手だと致命傷になりかねない。

ネイマール、メッシ、イニエスタがベンチへ

ハーフタイム後も、試合の流れにこれという変化はなかった。49分にはペドロのシュートをGKシレッセンが弾き、こぼれ球をメッシが押し込むもオフサイドと判定されて3点目ならず。その数分後のメッシによるペドロとの壁パスからの変態的個人突破も、シュートがわずかに逸れて得点には至らなかった。メッシはそして66分、ムニールと交代でピッチを後にする。ここ最近のデマ報道を打ち消すが如く、なんら不満を示すことなく大歓声を受けながらクラックはベンチへと退いた。

ルイス・エンリケはさらにその前後、ネイマールを下げてサンドロを(61分)、イニエスタに代えてラフィーニャをピッチへと繰り出している(76分)。まだ25分を残し、リードも2点差ということで、思い切った采配という印象。監督は試合後、マドリー戦を意識したわけではなく予め考えていた交代だと説明したが、そうはいってもクラシコが控えてこその選択だろう。いずれにせよ、彼ら3人の脚を休ませられたのは大きい。

落ち着いていたゲームが再び活気付いたのは、残り時間もあと数分となった頃だった。2人で攻め込んでくるアヤックスに対し、バルサは合計5-6人で守っていたのだが、どの地点でもボールを奪い取ることができず侵入を許し、最後はフリーだったエル・ガジが押し込んで2-1に(88分)。その後、ペドロ、ラフィーニャ、サンドロの連係で3-1のゴールが決まるまでは、なんとも落ち着かない数分間だった。失点は少ないものの、改善すべきポイントは多い。