Liga Española
jornada 12

メッシ伝説に新たな大記録
テルモ・サラ超えついに達成!

FC Barcelona Sevilla FC
5 1
22 de Noviembre - Sab 20:00 h
Camp Nou
: 78,283
Goles
Messi (21)  
  Alba (47pp)
Neymar (49)  
Rakitic (66)  
Messi (72)  
Messi (78)  
Titular
Bravo 【6】 Beto
Alves 【6】 Coke
Pique 【6】 Pareja
Mathieu 【6】 Carriço
Jordi Alba 【6】 Fagueira
Busquets 【7】 Banega
Xavi 【7】 Krychowiak
Rakitic 【7】 Aleix Vidal
Luis Suarez 【8】 Denis Suarez
Messi 【10】 Vitolo
Neymar 【8】 Bacca
Cambios
Luis Suarez→ Pedro 【5】(74) Aleix Vidal→ Deulofeu (60)
Xavi→ Rafinha 【6】(77) Denis Suarez→ Gameiro (60)
Jordi Alba→ Adriano 【5】(81) Bacca→ Iago Aspas (74)
Entrenadores
Luis Enrique 【6】 Unai Emery
Tarjetas
Mathieu (56) Coke (26)
  Pareja (48)
Arbitro
Martinez Manuera (valeciano)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
6 9 15 Tiros a puerta 3 3 0
3 5 8 Ocasiones de Gol 1 1 0
3 2 5 Corners 4 3 1
0 0 0 Fueras de juegos 4 4 0
2 6 8 Faltas 21 9 12
63%   61% Posesion del Balon 39%   37%
Formacion

イニエスタが負傷欠場。モントーヤ、ドグラス、ベルマーレン、マシップ、マスチェラーノは監督判断で招集外。テル・ステーゲン、ペドロ、ラフィーニャ、バルトラ、セルジ・ロベルト、アドリアーノ、ムニールがベンチスタート。

FIFAウィーク直後のため、代表選手たちの起用法が注目されたが、マスチェラーノが招集外になった以外は現在のベスト(定番)イレブンを採用。インテリオールにチャビがいる安心感は大きい。スアレスは最初は右、後は中央寄り。両ラテラルの攻め上がりが目立った。

交代はまずルイス・スアレスに代えてペドロで、ペドロは右エストレーモの配置。続いてチャビがお役御免となって、ラフィーニャが登場。最後はジョルディ・アルバがベンチへと退き、アドリアーノに出番。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (21)  
  Alba (47pp)
Neymar (49)  
Rakitic (66)  
Messi (72)  
Messi (78)  
Reporte

メッシが笑うとクレも幸せ、メッシの幸せはバルサの幸せ、という試合。FCバルセロナのスーペルクラックがテルモ・サラの記録(251)を更新し、リーガ歴代最多得点者(253)となった。リーガではここ3試合得点がなく、サラの記録を前に足踏みしていたレオだったが、前半の先制点で伝説と並ぶと、後半のハットトリック達成で一気に単独首位に。将来を巡っての発言が取り沙汰されたこの1週間を、「メッシ永遠なれ」で締めくくるところがさすがだ。

完璧なフリーキック弾

2014年最後のFIFAウィークを終え、冬休みまでの約1ヶ月間に3つのコンペティションで9試合をこなしていくことになるバルセロナ。その重要なセビージャとの初戦に、ルイス・エンリケは彼のベストイレブンを送り出した。カンテラーノを試すことはなく、代表選手もマスチェラーノを休ませただけの定番メンバー。確実にこの3ポイントを取りにいくぞ、との監督の意思がうかがえる。

試合は終始バルサペースで進んだ。セビージャは守備のポジショニングが良く、前半はバルサに決定的なチャンスを与えはしなかったものの、攻撃においての怖さはなし。初カンプノウで注目されたデニス・スアレス(セビージャに貸し出し中)も、逸る気持ちをプレーに結び付けられず、、、といった様子だった。バルサはボールとゲームを支配していたけれど、その割にはシュートが少なく。危なげはないのだが、ボールの動きは多少落ち着きがなかった。

メッシ祭りの幕開けとなる先制点は21分のことだ。自らが手にしたゴール正面でのフリーキックを、絶妙のコースでゴール左角へと突き刺して1-0。唸りを上げながら壁の頭上を超えてネットへと飛び込む、GKにはどうしようもないシュートだった。3試合続いた沈黙を破り、ついにテルモ・サラの記録(251)に並んだメッシ。カンプノウには地元ファンによるメッシコールが響いた。

オウンゴールで同点となるも、すぐさま勝ち越し

前半のバルサの決定機はよく数えても3つほどで、得点もセットプレーによるものだったとはいえ、セビージャのシュートはゼロにつき、よほどドジをふまなければ苦しまずに勝つだろうという印象だった。後半はしかし、おいおいしっかり、の展開で始まっている。

左サイドをビトロにするりと破られ(ピケが軽かった)、センタリングがジョルディ・アルバのオウンゴールとなって同点に追いつかれたのだ(1-1、47分)。ニアに詰めていたデニス・スアレスへの対応のためにクラウディオ・ブラボがボールを処理できず、抜けたボールのアルバの足への当たり方も運がなく。幸いだったのは心配する間もなく、ネイマールの勝ち越し点で流れが再びバルサに戻ったことだ。

それは49分のこと。チャビが蹴った後方からのフリーキックに合わせてエリア内へと切れ込んだネイマールが、とても上手に頭で決めて2-1。セビージャの希望はこれで消散し、以後はバルサの結果を伴った攻撃が繰り広げられていく。

ハットトリックで大記録に花を添える

66分の3点目は新戦力コンビによるものだった。ピケ!のスルーパスによってライン裏へと抜け出したルイス・スアレスが、ファーポストへと走り込んでくるラキティッチを見逃さず、優しいボールを供給。元セビジスタがこれを頭で押し込み(3-1)、勝負を決定付けた。なお、ラキティッチは事前の言葉どおり、古巣への得点に祝福のパフォーマンスは行っていない。

そしてここから、ケーキにイチゴを乗せていったのが大クラックのレオ・メッシだ。しかも今回は新記録記念パーティってことでイチゴもスペシャルに2つ。その1つめは72分、ショートカウンターからのいわゆる泥臭いプレーによるものだった。メッシはスピードに乗った3対2で、パスの出し先に左のネイマールを選択。ネイはそのレオの期待にキラー横パスで応え、逆ポスト前のメッシがスライディングでこれを押し込んでいる。右でスルーされちゃったスアレス、ドンマイ。メッシはこれでリーガ通算252ゴールとし、歴代単独トップスコアラーとなった。初めて目にする、試合中の胴上げ^^

さらにメッシはその新記録達成の余韻がまだ残る77分にも1点を追加し、カンプノウを祭りの場と変える。ハットトリックでマニータにもなるゴールは、これぞメッシというかたちだった。右方面から中央へと持ち込み、一度ネイマールに預け、ワンタッチで戻ってきたボールにシュートコースを作ってズバッと左足。この得点パターンの豊富さがすばらしき哉。

試合終了後には選手たちがグラウンドに残っての、メッシの偉業を称えるセレモニーが催された。スクリーンで上映されたおめでとうビデオを楽しんだバルサの10番は、チームメイトたちが作るパシージョとスタンドの拍手に送られてロッカールームへ。おめでとうメッシ!これからも末永くおねがいします!