Liga Española
jornada 25

ラキティッチ-スアレス・ライン!
苦手のスタジアムと試合時間を克服。

Granada CF FC Barcelona
1 3
28 de Febrero - Sab 14:00 h
Los Carmenes
: 18,200
Goles
  Rakitic (25)
  Luis Suarez (49)
Fran Rico (53pk)  
  Messi (71)
Titular
Oier 【8】 Bravo
Nyom 【5】 Alves
Babin 【5】 Bartra
Cala 【4】 Mathieu
Foulguier 【6】 Jordi Alba
Iturra 【6】 Mascherano
Fran Rico 【8】 Rakitic
Robert 【5】 Xavi
Javi Marquez 【6】 Messi
Lass 【8】 Luis Suarez
Jhon Cordoba 【4】 Neymar
Cambios
Javi Marquez→ Rochina (67) Xavi→【5】 Rafinha (65)
Lass→Candeias (78) Mathieu→【5】 Busquets (74)
Jhon Cordoba→ Success (78) Luis Suarez→【5】 Pedro (78)
Entrenadores
Abel Resino 【5】 Luis Enrique
Tarjetas
Javi Marquez (3) Luis Suarez (15)
Lass (86) Neymar (54)
  Mathieu (58)
Arbitro
Santiago Jaime Latre (aragones) 【】
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 1 2 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
6 3 9 Tiros a puerta 16 8 8
2 1 3 Ocasiones de Gol 7 3 4
3 1 4 Corners 4 3 1
3 0 3 Fueras de juegos 7 3 4
3 10 13 Faltas 13 9 4
42%   38% Posesion del Balon 62%   58%
Formacion

ベルマーレンが負傷欠場。ピケが出場停止。監督判断でドグラス、セルジ・ロベルト、マシップが招集外。テル・ステーゲン、モントーヤ、ブスケツ、ペドロ、イニエスタ、ラフィーニャ、アドリアーノがベンチスタート。

中盤と最終ラインでローテーション。セントラルはバルトラとマテューのコンビとなり、ピボーテにマスチェラーノ、インテリオールにラキティッチとチャビ。前線は予想されていたペドロの先発ではなく、今回も南米トリデンテだった。メッシが中に絞ると、右のスペースをラキティッチが使う。それで空いたスペースはアルベスがカバー。

交代の1人目はチャビからラフィーニャ。続いてマテューに代わってブスケツが入り、マスチェラーノがセントラルへ。最後はスアレスがベンチに下がって、ペドロの出番。そのまま中央に入っていた。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Rakitic (25)
  Luis Suarez (49)
Fran Rico (53)  
  Messi (71)
Reporte

チャンピオンズでのマンチェスター決戦直後、毎回苦労しているロス・カルメネス、不吉な土曜16時キックオフと向かい風となる要素がてんこ盛りの試合ではあったが、FCバルセロナがグラナダに1-2で勝利。取りこぼせない勝点3を持ち帰り、マドリーとの勝点差を暫定で1とした。いわゆるバルサらしい輝きのなかった試合の主役となったのは、ラキティッチとスアレスのホットライン。内容的には冴えなかった試合で勝利を手にできたのは、今回は彼らのゴールが勝負を決めたからだった。

リズム低調ながらも先制

先週のマラガ戦での敗北により、もう勝点を落とせないバルサ。事前に報じられていたように、ルイス・エンリケはこのロス・カルメネスでの試合に複数のローテーションを行っている。まずピケが出場停止だったセントラルは、バルトラとマテューのコンビ。ピボーテはマスチェラーノが占め、インテリオールはチャビが3試合ぶりの先発となった。スタメン予想されていたペドロはベンチスタートとなり、前線は今回も南米トリデンテだ。

そういった入れ替えも空しくというか、16時開始はやはり調整が上手くいかないのか、エティハドで気合を入れまくった反動がきているのか、この日のバルセロナのプレーは低調だった。リズムは悪く、スピードはなく、活発さも感じられず、深みもなく、ネイマールとメッシにキレがない。そんななかで存在感を出していたのはルイス・スアレスとラキティッチ、それにクラウディオ・ブラボだ。

バルサの最初のシュートが22分のチャビ(元アスルグラナのGKオイエル・オラサバルがコーナーに逃れる)だったことからも、内容のいまいちさは判る。しかしながらゴール運には恵まれており、2本目のシュートから先制点につながったのはありがたかった。

それは25分のことだ。ジョルディ・アルバからのエリア内へのふんわり縦パスにルイス・スアレスが抜け出し(オイエルが前に出られず)、やや角度のない位置からシュートを放つ。それは当たり損ねとなり、中央にいたデフェンサの足でブロックされるのだが、クリアが甘くなったこぼれ球にラキティッチが詰め寄って0-1!守備の乱れに助けられつつ、出来の悪いバルサが先制に成功した。

ブラボの好セーブ

前半はグラナダのペースで進んでいた。バルサは攻撃だけでなく守備面でも不安定で、19位にいるグラナダに簡単にボールを運ばれてはシュートを打たれていた。そんな中で良いプレーを見せたのが守護神のブラボで、ハビ・マルケスによるミドルシュートを2本しっかりとセーブする活躍。後半開始早々にラスの危険な突破を許した際も、センタリングをがっちりキャッチでピンチを防いでいる。

バルセロナは0-1とした後もリズムが上がらず、低調なプレーが続いた。36分にはそれまで消えていたメッシが鋭い侵入からのシュートでやや存在感を示したが、ボールは枠の外。中盤を省略してのカウンターにしても、精度を欠いて好機へとつなげられなかった。

バルサ追加点、その直後のグラナダPK弾

後半に入っても、バルサのプレーは春眠暁を覚えず、、といった様子が続いた。しかしながらここで気を吐き、チームを大いに助けたのがラキティッチ-スアレスのホットラインだった。バルサの2点目は49分、二人の連係から生まれた。4番とのワンツーによってエリア内へと切れ込んだ9番が、DFとの競り合いをものともせず、GKオイエルを技ありの右足アウトサイドシュートで攻略して0-2。柔らかいシュートがころころとゴール内へと転がっていく映像は、ミサイル弾とはまた違った心地良さがある。

2点差がつき、さあこれで安心だと安堵したクレだったが、その平穏も長くはなかった。そのわずか4分後、PKによってグラナダが点差を1へと戻すからだ。アルベスを抜き、左からエリアへと侵入したラスを、バルトラが脚をかけ倒してしまってファールの判定。フラン・リコによるPKではブラボの読みは当たっていたものの止めるには至らず、スコアは1-2となっている(53分)。

またもラキティッチ-スアレス

後半はグラナダに攻め込まれる場面も減り、与えたチャンスはそのPKくらいとなっていたバルサではあったが、1点差では何が起こるかは分からない。是非とももう1点追加し、安心したい、、、。そんなチームを再び助けたのがラキティッチとルイス・スアレスだった。70分、クロアチア人MFによる見事な縦パスを受けたウルグアイ人FWが、1対1のオイエルを抜いた瞬間でほぼ勝負はあった。しかしここでスアレスはシュートには行かず、中央にいたメッシ(おそらくオフサイドポジション。スアレスを止めるためにオイエルが前に出ていた)へとパスを選択、エースがこれを沈めて1-3としている。エゴを全開にせずゴールを譲る気前の良さ。スアレスへの好感が上がる。

こうして2点差が付いた以降は、グラナダの戦意は減退。バルセロナが試合をコントロールし、そのまま1-3で終了のホイッスルを迎えている。褒められた内容ではなかったが、最重要任務である3ポイントの確保には成功したことでこの試合は良しとしよう。メッシ・ネイの元気がない中で、スアレスが決定的な仕事をしたのも大きい。勝負の3月第3週の頃には、また全体のフォームが上がっていると期待して。