Liga Española
jornada 34

トリデンテとチャビの大ゴール祭り!
残り4試合!

FC Barcelona Getafe CF
6 0
28 de Abril - Mar 20:00 h
Camp Nou
: 65,356
Goles
Messi (9pk)  
Suarez (25)  
Neymar (28)  
Xavi (30)  
Suarez (40)  
Messi (47)  
Titular
Bravo 【7】 Guaita
Alves 【7】 Arroyo
Bartra 【7】 Velazquez
Mathieu 【7】 Alexis
Adriano 【6】 Roberto Lago
Busquets 【7】 Juan Rodriguez
Rafinha 【7】 Lacen
Xavi 【8】 Pedro Leon
Messi 【8】 Emi
Luis Suarez 【8】 Freddy
Neymar 【8】 Baba
Cambios
Busquets→ Sergi Roberto 【6】(46) Baba→ Ivi (49)
Xavi→ Pedro 【5】(59) Juan Rodriguez→ Felip (64)
Alves→ Montoya 【5】(68) Pedro Leon→ Escudero (75)
Entrenadores
Luis Enrique 【7】 Pablo Franco
Tarjetas
   
Arbitro
Fernandez Borbalan (andaluz)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
13 7 20 Tiros a puerta 7 3 4
6 5 11 Ocasiones de Gol 2 1 1
2 3 5 Corners 6 4 2
0 1 1 Fueras de juegos 3 2 1
2 9 11 Faltas 5 2 3
78%   71% Posesion del Balon 29%   22%
Formacion

ジョルディ・アルバが出場停止。マシップ、ピケ、ドグラス、ベルマーレンが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、モントーヤ、ラキティッチ、ペドロ、イニエスタ、マスチェラーノ、セルジ・ロベルトがベンチスタート。

ハードな連戦の後のカンプノウでの中位チームとの対決ということで、各所でローテーションを実施。セントラルはバルトラとマテューがペアを組み、左ラテラルはアドリアーノ。ラフィーニャが2試合連続での先発出場で、相棒はチャビ師匠。前線は南米トリデンテで先発濃厚といわれたペドロはベンチ。

前半で勝負がついたことで、後半はさらにローテーション。ハーフタイム中にブスケツがお役御免となって、セルジ・ロベルトに出番。ロベルトはもうすっかりメディオセントロ起用。二人めはチャビに代えてペドロ。メッシが2列目に下がるも、チャビのようにスペースをカバーしないので、中盤が省略されることが多くなった。時にペドロがカバー。最後はアルベスからモントーヤ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (9pk)  
Suarez (25)  
Neymar (28)  
Xavi (30)  
Suarez (40)  
Messi (47)  
Reporte

タイトル獲得へと向けてフォームを上げているルーチョバルサが、ヘタフェに6-0で圧勝。メッシ、ネイマール、スアレスのトリデンテが次々とネットを揺らし、前半だけでマニータを完成させた。チャビが途中交代するまでの1時間はフットボルの内容もすばらしく、パスが流れてシュートの雨あられ。守ってからのカウンターに賭けたヘタフェの守備をものともせず、高いパス・シュート精度によって粉砕した。リーガはこれで残り4試合。マドリーの躓きを期待するものの、この勢いで突っ切ってしまえそうだ。

立ち上がりからバルサが支配

“トゥールマレ”と言われた峠越えの連戦を終え、中2日でリーガ中位のヘタフェをカンプノウに迎えた試合。ともすれば落とし穴になりそうな試合ではあったが、前日会見でルイス・エンリケが信頼を示していたように、選手たちに緩くいってもOKなんて姿勢は見られなかった。一気に勝負を決めてしまうぜ、とバルサ選手たちはキックオフとともに攻撃開始。プレーはほぼヘタフェ陣内で展開された

ルイス・エンリケはこの試合で主に守備陣にローテーションを行い、ピケ、マスチェラーノ、イニエスタ、ラキティッチら主力級がベンチ(スタンド)観戦となっている。ジョルディ・アルバも出場停止で休み。だがチームのパフォーマンスにメンバーの入れ替わった影響は特に見られなかった。チャビとメッシを中心に、ボールが気持ちよさそうにピッチを駆ける

最初の決定機は9分に訪れた。前線で縦パスの受け手として存在感を放っていたルイス・スアレスに向けバルトラからのボールが送り込まれ、そのままエリア内へと抜け出そうとしたスアレスにアロヨが足をかけて倒す痛恨のファール。フェルナンデス・ボルバラン主審は迷うことなくペナルティスポットを指差し、キッカーメッシがこれをきっちりと蹴り込んでいる(1-0)、、、のだが、これが柔らかいパネンカだから恐れ入る。GKグアイタが横っ飛びしたことで空っぽになった中央に、ボールはふんわりと入っていった。

28分でトリデンテ揃いぶみ

1-0となったことによる試合展開の変化はなかった。1点差ならまだヘタフェにも勝点を得るチャンスはある。実際に彼らは惜しい場面を手にしており、チャビによる右CKでラフィーニャのヘッドがわずかに枠を外れた直後の15分、前に出ていたクラウディオ・ブラボに対してフレディがソンブレロを一発、慌てて戻ったブラボが寸でのところでボールをかき出している。

ただし前半のヘタフェの見せ場はここまでだった。その後はバルサの攻撃陣が猛威を振るっていくのだが、そのきっかけとなるルイス・スアレスの得点がえぐかった。右サイドでメッシがボールを受けると、スアレスは猛然とエリア内へのダッシュを開始。そこへ完璧なボールが後ろから届くや、ジャンピングボレーでこれをゴール右隅に突き刺しちゃうんだから笑うしかない。どんだけシュートが上手いねん、ルイシート(25分、2-0)。

ここからの5分間はやりたい放題だ。まずは28分、ラフィーニャのボール奪取からルイス・スアレスがボールを運び、左のネイマールがひらりとDFをかわして左ポスト横へと鋭く狙い澄ましたシュートを一発。30分を待たずしてトリデンテが揃いぶみ、彼ら3人の年間ゴール数も100に達した。

2つのロスカで前半マニータ完成

トリデンテによるゴール祭りに彩りを加えたのが、カピタンのチャビだった。マエストロは左サイドでネイマールとパスを交換した後、相手DFたちのマークが外れたのを見るや、オレだってこれくらいはいけるんだぜ、とエリア外からのミドルシュート。そうしてゴール右端へと見事なロスカが決まり、リードは4点へと広がった。もうどうにも止まらないの図だ。

ヘタフェとしてはそろそろもうご勘弁を、と言いたいところだろうが、ホームチームの締め上げは続いた。この感じなら前半マニータがやれそうだからやっちゃおう!という雰囲気。その野心が現実となったのは40分のことだ。右方面でラフィーニャとの壁パスを決めたレオ・メッシが、エリア際中央にいたチャビへとパス。これは少しずれたようだったがチャビはおしゃれなヒールパスで対応し、最後は左サイドで待っていたスアレスが強烈なロスカを右サイドネットへと突き刺したのだった。ゴール祭りに沸くカンプノウ。わっしょいわっしょい!

メッシ弾で6-0、ギアを落とす

前半だけで5-0と勝負がついたことで、ルイス・エンリケはハーフタイムでセルヒオ・ブスケツの任務を終了としてセルジ・ロベルトを送り出す。そして後半が始まってわずか2分足らずの46分数十秒で、レオ・メッシによる容赦ない本日2つめのゴール誕生。エリア右方面でボールを受けたレオはセンタリングを送り込むのかと思いきや、意表を突いたシュートによってグアイタを攻略。そのいとも簡単な様子には、ただただ「レオ様!」とひれ伏すしかない。

大差をつけたことで、さすがにバルサ選手たちのギアも少し下がり、ヘタフェがブラボへと迫る場面も増えていた。後半に存在感を発揮していたのは前線の選手たちよりもマテュー、バルトラのセントラルたちだったといえる。ヘタフェは6-0以降もロングボールによってチャンス演出を試み、59分のチャビ交代(⇔ペドロ)以降はセントラルたちの活躍の機会が増えていた。中盤の選手がラフィーニャロベルトだけでは、そりゃあボールは落ち着かなくなる。68分にはアルベスが交代となり、スタンドは大きな拍手で彼の契約延長目前報道に好意を示した。

名誉のゴールを目指すヘタフェは70分、大きなチャンスを手にしたものの、フレディのシュートは右ポストさんが最後のDFとなったことで得点とはならず。83分にはメッシのフリーキックをグアイタが横っ飛びセーブで7点目を阻止している。

といった感じで、リーガ第34節のヘタフェ戦は終了。このシーズン終盤にチームを上々のフォームへと仕上げてきたテクニコたちの仕事には拍手を送りたい。集中力を失うことなく試合に臨んだ選手たちの姿勢もよし。この状態ならバイエルンにも勝てる、と自信がみなぎってくる。

【本日のバルサ】でのヘタフェ戦まとめ