Liga Española
jornada 38

チャビのリーガ最終戦。
デポル追いついて残留。

FC Barcelona Deportivo la Coruña
2 2
23 de Mayo - Sab 18:30 h
Camp Nou
: 93,742
Goles
Messi (4)  
Messi (59)  
  Lucas (66)
  Salomao (75)
Titular
Masip 【5】 Fabricio
Adriano 【5】 Laure
Bartra 【6】 Lopo
Vermaelen 【7】 Sidnei
Mathieu 【5】 Canella
Sergi Roberto 【5】 Borges
Rafinha 【6】 Bergatiños
Xavi 【7】 Dominguez
Messi 【8】 Salomao
Pedro 【5】 Lucas
Neymar 【6】 Cavaleiro
Cambios
Vermaelen→ Douglas 【5】(62) Canella→ Medunjanin (38)
Bartra→ Mascherano 【6】(69) Dominguez→ Oriol Riera (61)
Xavi→ Iniesta 【6】(84) Lucas→ Jose Rodriguez (84)
Entrenadores
Luis Enrique 【6】 Victor Sanchez
Tarjetas
Mathieu (74) Juan Dominguez (56)
  Bergatiños (90+2)
  Medujanin (90+3)
Arbitro
Calros Clos Gomez (aragones)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 3 3 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
10 6 6 Tiros a puerta 8 7 1
3 1 4 Ocasiones de Gol 2 2 0
2 2 4 Corners 4 2 2
2 2 4 Fueras de juegos 3 1 2
1 5 6 Faltas 9 4 5
80%   75% Posesion del Balon 25%   20%
Formacion

スアレスが大事をとって欠場。テル・ステーゲン、ピケ、アルベス、ラキティッチ、ブスケツが監督判断で招集外。ブラボ、モントーヤ、イニエスタ、マスチェラーノ、ドグラス、アルバ、ムニールがベンチスタート。

リーガ優勝確定後の地元でのお祭り試合なので、ローテーション多数。ゴールはリーガ初出場のマシップが守り、右ラテラルはアドリアーノ。バルトラとコンビを組んだのは、これがバルサデビュー戦になるベルマーレンで、左ラテラルはマテュー、ピボーテにはセルジ・ロベルト。リーガ最終戦となるチャビは監督の予告どおり先発。前線には2試合連続でペドロ。

一人めの交代はベルマーレンに代えて、こちらも久々のドグラス。アドリアーノが左に回り、マテューがセントラルに入った。二人めはアクシデントによる交代でバルトラが退きマスチェラーノが登場。最後はチャビからイニエスタ。スタジアムは大拍手とチャビコールをカピタンに捧げた。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (4)  
Messi (59)  
  Lucas (66)
  Salomao (75)
Reporte

生ける伝説チャビ・エルナンデスのリーガ最終戦。偉大なるマエストロとリーガ優勝を祝うべく、93,000人のクレがカンプノウに駆けつけた。試合はレオ・メッシの2ゴールによってバルセロナがリードするも、デポルティーボが気持ちの入った得点で2点差を追いつく展開。このエンパテでデポルの残留が決まり、良い雰囲気でセレモニーを迎えたので結果オーライってところだ。ベルマーレンもデビューおめでとう。フィエスタはひとまずこれで終え、次は一週間後のコパ決勝だ。

いきなりメッシ弾

前節でリーガ優勝を決め、チャビ主将を良い形で送り出す以外に勝敗に重要性のないバルセロナ。ルイス・エンリケは残る2つの決勝戦のために、多くの主力を温存してこのデポルティーボ戦へと臨んだ。代わりに先発となったのはGKマシップ、バルトラ、ロベルト、ラフィーニャ、ペドロら控え中心だったカンテラーノたちとアドリアーノ、マテュー、これがバルサデビューのベルマーレン(おめでとう!)、そしてリーガ最後の試合を迎えた主役チャビメッシネイマールはいつものように先発出場。

試合は基本的にバルセロナがボールを支配する形で進んでいる。残留の懸かったデポルティーボはポゼッションは放棄し、数少ないチャンスに賭ける作戦。サイドの守りも捨て、ペナルティエリア幅で中央を固めてきた

先制点は呆気なく訪れた。それは4分のことだ。デポル側のCKからバルセロナがカウンターを発動させ、レオ・メッシから左ラテラルのマテューへと長いボールが送られる。敵陣深くまで突っ走ったマテューからペドロへのセンタリングはGKファブリシオによって逸らされたものの、右でこぼれ球を拾ったラフィーニャが縦へと抜け出し、折り返したボールを逆ポストのメッシが頭で押し込み1-0としたのだった。

守るデポル、攻めるバルサ

いきなりリードを許したことで、デポルは凹んだようだった。さらに他会場では残留を争うアルメリアやエイバルがリードする展開で、ガリシアチームに降格の影が大きくなって迫る。もうこれ以上の失点は許されないデポルティーボは、より守りを固めた。

エリア正面にはスペースはほぼ無かったが、それでもゴールチャンスを作り出すのがバルサのすばらしさだ。14分にはメッシが追加点を決めたものの、存在していないオフサイドの判定によって無効に。さらに17分にはメッシの正面からのシュートをGKファブリシオが弾き、詰めたペドロの至近距離弾もまた右手パラドンで阻まれている。

バルセロナはその後も圧倒的にボールを保持し、良いテンポでパスがつながる場面もしばしば見られたが、なにぶん相手選手の数が多いだけに最後の崩しでは自由にさせてもらえない。左サイドではマテューがよく攻撃に加わっていたのが印象的。ベルマーレンのパス供給もまずまずだった。42分にはネイマールのカウンターからペドロがつなぎ、最後はチャビが正面でシュートを放つもDFに当たって枠を逸れた。

カウンターから追加点

後半もさして大きな変化なくゲームは続いていった。バルセロニスタの関心はほぼチャビに集まっていて、偉大なるセントロカンピスタのプレーをじっと見つめていると時計の針が回っていく感じ。デポルは相変わらず自陣に引きこもり、ほぼ守りに徹していた。

追加点が生まれたのは59分のことだった。デポルが収め損なったGKからのボールをセンターサークル内のペドロが頭でライン裏へと落とし、ネイマールがドリブルにてエリアへと疾走。そのまま自分で仕上げても良かったところだが、右を併走していたメッシへと譲り、バルサの10番がリーガ43回目のゴールを押し込んだ。ネイくん、ええ子や。

デポルの反撃、同点で終了

カンプノウで2-0。これでデポルティーボの降格は確定だろう、、と思われた。その後もメッシが追加点を決め、CR7からピチーチの座も奪ってしまうんじゃないだろうかと。しかし現実は違った。ガリシアチームの希望を甦らせたのは66分のルカス弾だ。ボールをつないだデポルは右(バルサの左)からエリア深く侵入し、戻したボールを中央のルカスがターンしながら左足のゴラッソ。迷いないシュートがゴール左端に突き刺さっている(2-1)。

残留への希望を甦らせたデポルティーボは、同点ゴールを求めて前に出てきた。対するバルセロナはギアを落としており、守勢に回る展開。62分にベルマーレンがベンチに下がり(スタンドは大きな拍手)、アドリアーノが左に回った後からバルサの守りは緩くなっており、65分にバルトラが顔にダメージを受けて交代を余儀なくされたも逆風となっていた。

75分、サロマオのシュートはマテューの腕に当たってフリーキックとなる。わずかにエリア外でPKは免れたが、結果としては同じようなものだった。そのフリーキックはバルサの壁に弾かるのだが、さらにメドゥンジャニンのシュートがバルサを襲い、そのリバウンドを左足で叩いたサロマオのシュートがずどんとゴール右隅へと叩き込まれた。マシップもこれは見送るしかなかった(2-2)。

その後はスコアは動くことなく、ゲームは2-2で終了することになる。スタジアムが沸いたのは、チャビによるフリーキックと(大きく吹かした)、カピタンの交代の場面だ。チャビは84分、イニエスタと交代でベンチへと退き、スタンドは盛大なスタンディングオベーションを彼に捧げた。そして大きなチャビコール。ベンチに座るカピタンは目元を手で拭っていた。

チャビのリーガ最終試合につき、出来れば勝利で終えたいところでもあったのだが、残留を決めたデポルティーボの選手たちが喜びを爆発させていたので、これもまた良い結末だったとも思う(お通夜の横では祝いにくい)。試合終了後はリーガ優勝をみんなで祝い、チャビを胴上げ。来週のコパ決勝でもぜひ、カピタンには宙を舞ってもらいましょう!

【本日のバルサ】でのデポルティーボ戦まとめ