Copa del Rey
Final

メッシ王!
リーガに続きドブレーテ達成!

Athletic Club FC Barcelona
1 3
30 de Mayo - Sab 21:30 h
Camp Nou
: 99,354
Goles
  Messi (20)
  Neymar (36)
  Messi (74)
Williams (79)  
Titular
Herrerin 【7】 Ter Stegen
Bustinza 【8】 Alves
Etxeita 【8】 Pique
Laporte 【8】 Mascherano
Balenziaga 【8】 Jordi Alba
Iraola 【8】 Busquets
San Jose 【8】 Rakitic
Beñat 【7】 Iniesta
Migel Rico 【10】 Messi
Williams 【8】 Luis Suarez
Aduriz 【8】 Neymar
Cambios
Iraola→ Susaeta (58) Iniesta→【8】 Xavi (55)
Beñat→ Ibai (75) Jordi Alba→【7】 Mathieu (76)
Migel Rico→ Iturraspe (75) Luis Suarez→【7】 Pedro (76)
Entrenadores
Ernest Valverde 【8】 Luis Enrique
Tarjetas
Iraola (43) Pique (42)
Balenziaga (57) Neymar (87)
Williams (67) Busquets (90)
Iturraspe (87)  
Arbitro
Velasco Carballo (madrileño)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 3 4 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
2 5 7 Tiros a puerta 11 4 7
1 1 2 Ocasiones de Gol 7 2 5
0 2 2 Corners 5 3 2
1 0 1 Fueras de juegos 6 3 3
12 17 29 Faltas 12 5 7
22%   26% Posesion del Balon 74%   74%
Formacion

全選手招集。監督判断でマシップ、モントーヤ、ドグラス、ベルマーレン、セルジ・ロベルトがベンチ外。ブラボ、チャビ、ペドロ、ラフィーニャ、バルトラ、アドリアーノ、マテューがベンチスタート。

テル・ステーゲンがゴールを守るコパ仕様のベスト布陣。太ももの違和感で2試合を欠場していたルイス・スアレスが復帰し先発となった。アルベスが少し中に入り、メッシがライン際に張ることが多かった。

最初の交代はイニエスタに代えてチャビ。カンプノウでの最終戦、戦術的意味、ドンがダメージを受けていたなどの理由による。残る二人は同時替えで、ジョルディ・アルバとスアレスがベンチへ退き、マテューとペドロがピッチへ。ペドロは今回も中央。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Messi (20)
  Neymar (36)
  Messi (74)
Williams (79)  
Reporte

FCバルセロナがアスレティック・クラブを1-3で下し、2014/15シーズンの国王杯王者に輝いた。ルーチョチームを今季二つめのタイトルへと導いたのは、2ゴールを決めたレオ・メッシ。バルサの10番は気合の入ったプレーにて攻守に貢献し、神業の個人技によって決めた先制点のインパクトはすさまじかった。ネイマール、スアレスらの状態も良く、ベルリンでの最終決戦にも大いに期待。夢の三冠達成に向け、あとひとつ。チャビ最高のフィナーレまで、あとひとつ!

ビルバオのプレス、かわすバルサ

今シーズン二つめのタイトルを賭けた大一番に、ルイス・エンリケが送り込んだのは鉄板の11人だった。バイエルン戦で痛めていた太ももの回復具合が注目されたルイス・スアレスは、無事間に合って元気に先発出場。右サイドでメッシとコンビを組んだダニ・アルベスが奇抜は髪型で世界に衝撃を与えた。

史上最高チームのひとつとも称されるルーチョバルサに対抗すべく、エルネスト・バルベルデ監督が採ったプランはアドゥリスウイリアムスを前線に置いた4-4-2だった。勇敢に最終ラインを押し上げ、コンパクトなプレッシングでバルセロナを圧迫。ただしアスレティックのプレッシングはバルセロナも織り込み済みであり、時間とともに対処法を見つけ始めていく。バレンシアガによるメッシへのマンマークも同じくだ。

メッシはまず9分、自分に徹底マークを付けるのであればチームメイトを活かすだけの話、とネイマールへの必殺パスでバスクチームの守備ラインを破る。もはや定番となっている、右のメッシから左のネイへのスルーパス。ブラジル人デランテロはこのボールに完璧に合わせ、見事ネットを揺らしたのだが、ベラスコ・カルバリョ主審はオフサイドがあったと判断しゴールを認めなかった(スロー映像で見ると、オンサイド)。

個人技で先制、チームによる崩しで追加点

このプレーあたりから、試合はバルセロナのペースとなっていく。それを確実にしたのが20分のギガクラックのスーパープレーだ。メッシはセンターサークル近くのタッチライン際で3人のマーカーに囲まれながら、巧みなボールタッチでそれを突破。ドリブルでぐいぐいとエリアへと迫っていく。さらにファール覚悟で止めようとしたミゲル・リコを抜き、ラポルテもまた難なくかわし、最後はニアポスト横のわずかなスペースへと正確無比な左足シュートを一撃!なんという理不尽なゴール戦術を個人の力量で破壊。3人でガッチリ囲みながら破れられては、監督としては堪らない。

このフットボルの悪魔による無茶な得点でアスレティックの受けたダメージは大きかった。バルサは逆にこの得点で勢いをつけ、追加点を奪うべく次々にバスク人GKへと迫っていく。対するエレリンは25分にネイマール、続く26分にピケの決定機を阻止。前半のうちに大差が付かなかったのは、彼の踏ん張りによるところが大きい。

だがそのエレリンもバルセロナの輝く連係プレーの前には成す術がなかった。36分、ラキティッチからのエリア内へのパスにルイス・スアレスが抜け出すと、自らも打てる場面ながら、左に出ていたネイマールへとパス。ネイはこれを悠々と押し込み、リードを2点へと広げている。短いパスを小気味よくつなげる、バルサ印の得点だった。

一方でビルバオはジョルディ・アルバのうっかりを逃さず、ウイリアムスがボレーを放つもボールはクロスバーをかすめて得点には至らず。試合は0-2でハーフタイムを迎えた。

メッシゴールでとどめ

後半の両チームのプレーには、前半のような激しさは見られなかった。バルサは2点差を維持していればよく、試合のコントロールを第一とした様子。アスレティックもなんとしてでも勝利というわけでなく、ゴレアーダを避けようとしている風だった。そこでルイス・エンリケは、少し前にベンチ前へ来てドクターに脚へのダメージを伝えていたイニエスタを休ませ、チャビ・エルナンデスを入れることを決断。これがカンプノウでの最後の試合となるカピタンが大歓声を受けながらピッチに立った。

バルサの国王杯獲得をほぼ決定付けたのはレオ・メッシだった。74分、ダニ・アルベスが右サイドを駆け上がり、ニアポスト前へのパスをダッシュで詰めたレオ・メッシが左足アウトサイドで押し込んで0-3!このアルベスとメッシの阿吽の呼吸はいつもながら見事で、ダニにはどうにか残留を選択してほしいのだがどうなるだろうか。

その5分にはウイリアムスがセンタリングを頭で押し込み意地と誇りの1点を返すのだが、反撃もそこまで。終了間際にはネイマールのヒールリフトを挑発(あるいは無礼)と受け取ったビルバオの選手が激高し、荒れた雰囲気になったりもしつつも、バルセロナが1-3で勝利を収めている。セレモニーではチャビとイニエスタが二人でトロフィーを掲げ、クレは感無量だ。

ということでFCバルセロナがリーガに続いてコパも手に入れ、国内ドブレーテを達成。残るチャレンジは1週間後ベルリンにて争われるチャンピオンズのみとなった。相手は同じく歴史的三冠を目指すユベントス。難しい試合となるだろうが、最後は“ミスター決勝戦”であるメッシの決定力が炸裂するものと信じている。夢のトリプレーテまであと90分!バモーース・バルサ!ドブレーテおめでとう!

【本日のバルサ】によるアスレティック戦まとめ