Liga Española
jornada 11
決定的ネイマール。
勝点+3の首位で次節クラシコへ。
FC Barcelona | Villarreal |
3 | 0 |
8 de Noviembre - Dom 16:00 h Camp Nou : 74,109 |
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Goles | |
Neymar (61) | |
Suarez (70pk) | |
Neymar (84) | |
Titular | |
Bravo 【7】 | Areola |
Dani Alves 【7】 | Mario Gaspar |
Pique 【7】 | Bonera |
Mathieu 【6】 | Victor Ruiz |
Jordi Alba 【7】 | Costa |
Busquets 【8】 | Jonathan Dos Santos |
Sergi Roberto 【7】 | Pina |
Iniesta 【8】 | Bruno |
Munir 【6】 | Samu Castillejo |
Suarez 【8】 | Denis Suarez |
Neymar 【9】 | Soldado |
Cambios | |
Munir→ Sandro 【5】(78) | Pina→ Makambu (65) |
Pique→ Bartra 【6】(82) | Samu Castillejo→ Samu Garcia (78) |
Entrenadores | |
Luis Enrique 【7】 | Marcelino Garcia Tral |
Tarjetas | |
Mathieu (28) | Mario Gaspar (39) |
Iniesta (37) | Costa (70) |
Suarez (46) | Bonera (75) |
Neymar (46) | |
Pique (63) | |
Arbitro | |
Clos Gomez (aragones) 【】 | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
2 | 3 | 5 | Tarjetas Amarillas | 3 | 2 | 1 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
9 | 10 | 19 | Tiros a puerta | 5 | 2 | 3 |
2 | 6 | 8 | Ocasiones de Gol | 1 | 0 | 1 |
4 | 3 | 7 | Corners | 2 | 0 | 2 |
2 | 0 | 2 | Fueras de juegos | 3 | 1 | 2 |
6 | 6 | 12 | Faltas | 19 | 9 | 10 |
63% | 65% | Posesion del Balon | 35% | 37% |
Formacion | |
ドグラス、ラキティッチ、ラフィーニャ、メッシが負傷欠場。マスチェラーノが出場停止。マシップが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、バルトラ、サンドロ、アドリアーノ、ベルマーレン、サンペール、グンバウがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。 ほぼ予想どおりの先発イレブン。唯一、選択が注目された左セントラルはマテューが選ばれた。チーム全体としてのプレッシングが機能。セカンドボールを確保できていた。 交代は二人。まずはムニールがベンチへと下がって、サンドロに出番(78分)。続いて、カードを受けていたピケがお役御免となり、バルトラがそのポジションを埋めた。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Naymar (61) | |
Suarez (70pk) | |
Neymar (84) | |
Reporte | |
FCバルセロナがチームとしての盛り上がりを確信させる好パフォーマンスによって、ビジャレアルに3-0で快勝。ネイマールが引き続きリーダーシップを示し、ゴラッソを含む2ゴールで勝利に貢献したほか、グループとしても高い士気で試合に臨み、難敵ビジャレアルに好機を許すことなく完封したのは大きい。ブスケツ、イニエスタ、セルジ・ロベルトによる中盤も機能し、スアレス、ムニールらも存在感を発揮。守備バランスとプレッシングが復活したことで安心感ある勝利となった。これにてバルサはセビージャに敗れたマドリーを勝点3リードして次節クラシコへ臨む。国際親善試合によるパロンが惜しい。 プレッシング合戦プリメーラ復帰以降、良いフットボルをしながらもバルサに勝利のないビジャレアル。マルセリーノ監督が今回用意したのは、まず守備に重点を置く戦術だった。ブルーノ、ピナとともにジョナタン・ドスサントスもメディオセントロとして配置し、バルサの中盤を圧迫。そのプレーは激しく、バルセロナは序盤、容易にパスをつながせてはもらえなかった。ただし、対するバルサもプレッシングで負けておらず、ボールを奪われた時はすばやく奪還。イニエスタ、ネイマールらが中心となって粘り強く攻撃を仕掛けていった。ブスケツの危機管理とつなぎも見事だった。 バルサが苦労した要因の一つには、クロス・ゴメス主審のジャッジもあった。ビジャレアルのハードな当たり(特にピナ)に対してファールを取らない場面が目立ち、抗議したイニエスタにはカードを出す、といった振る舞いにはバルサ選手たちはフラストレーションが溜まったことだろう。後半早々にはネイマールを削ったボネラを許し、抗議したスアレスとネイマールにカードが提示されてもいる。次節マドリー戦に出場停止とならないために、バルサ選手には集中力と平常心が求められた。 ビジャレアルによる序盤の窒息プレッシングがそう長時間続くことはなく、バルセロナには時間の経過とともに得点へと接近している手応えがあった。最初の好機は20分の惜しくも壁に阻まれたアルベスの強力ミドルシュート。マテューとピケが突進したカウンターアタックなんて場面もあった。チャンス数自体は少なく、0-0で終えたとはいえ、見応えある前半だった。 ネイマールの先制点、スアレスのPK追加点後半は圧倒的にバルサのペースで進んでいった。ハーフタイム後のシュート数はバルサの10に対して、ビジャレアルは2。ゴールチャンスでも6対0と圧倒している。主役となったのはまたまたネイマール&スアレスのコンビだ。このところのネイマールのキレっぷりは並外れたものがあり、この日は常時2-3人のマークを受けながらもそれを突破。2つのゴラッソを叩き込んでしまうのだから次元が違う。 先制点のきっかけとなったのは、エリア付近でのボール奪取だった。61分、ボールをカットしたセルヒオ・ブスケツの縦パスがするりとエリア内へと送り込まれ、裏へと飛び出したネイマールがGKと1対1に。こうなってしまえば、今のネイを止められるGKはそうはいない。バルサの11番は前へ出てくるアレオラを冷静に料理し、正確なシュートを左ポスト横へと突き刺したのだった(1-0)。 1点を追う立場となり、マルセリーノ監督はプラン変更を余儀なくされる。65分、ピナを下げて前線のバカンブをピッチへ。これによってバルサは、中盤でよりスペースを手にすることとなった。 そこで報酬を手にしたのは、せっせとよくボールに絡み、汗を流していたムニールだ。69分、速攻からセルジ・ロベルトのパスを受けてエリア内への侵入に成功すると、止めようとしたコスタが強引なスライディングで彼を倒し、ゴメス主審は迷わずペナルティの笛。通常ならキッカーを担当するネイマールがスアレスへとその役を譲り(団結の精神)、バルサの9番が確実にそのチャンスを仕留めている(70分、2-0)。勝負はこれでほぼ決着した。 ネイの超ゴラッソしかし、この試合における最大のスペクタクルはその後訪れた。左サイドでカウンターを発動させたネイマールがルイス・スアレスへとボールを渡してエリア正面へと快走。スアレスはそのままサイドを縦へと切れ込んでいった。そして送り込まれたセンタリングを、エリア内に入っていたネイマールはまず腰でトラップすると、右足の“ソンブレロ”にてコスタの頭上を抜き、反時計回りにターンした後、ボールを地面に落とすことなく右足でシュート!ボールはアレオラの指先を抜け、右ポスト横へと刺さったのだった(84分)。なんというゴラッソ!ネイマールを象徴するゴールとして、これから長く語り継がれていくことだろう。 バルサのリーガでのここ最近の17得点はすべて、ネイマールとスアレスによるものだ。二人だけでも相手ゴールを陥れてしまう、なんとも恐ろしいこのコンビ。さらにチーム全体としてのパフォーマンスも明らかに右肩上がりで、イニエスタ、ブスケツ、ロベルトら中盤も復調していることで、このところの数試合はゲーム展開に危なげがないのが非常に嬉しい。さあ次はいよいよクラシコ。その前に行われる代表戦へと向かう全員が怪我なく戻ってくること、それだけを願う。
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