Copa del Rey
1/16 final, vuelta

サンドロ、ムニールがついに“着火”。
大勝で1/8ファイナルへ。

FC Barcelona CF Villanovense
6 1
2 de Diciembre - Mie 20:00 h
Camp Nou
: 67,703
Goles
Alves (4)  
Sandro (21)  
  Juanfran (29)
Sandro (31)  
Munir (51)  
Sandro (69)  
Munir (76)  
Titular
Masip 【】 Jose Fuentes
Alves 【】 Trinidad
Bartra 【】 Super
Vermaelen 【】 Cubi
Mathieu 【】 Tapia
Mascherano 【】 Pajuelo
Samper 【】 Elias
Adriano 【】 Anxo
Munir 【】 Jairo
Sandro 【】 Juan Guarnido
Aitor Cantalapiedra 【】 Juanjo
Cambios
Alves→ Gumbau 【】(46) Jairo→ Moraga (58)
  Juanjo→ Curro (65)
  Juan Guarnido→ Casi (77)
Entrenadores
Luis Enrique 【】 Julio Cobos
Tarjetas
Mascherano (44) Trinidad (33)
  Elias (41)
Arbitro
Pedro Jesus Perez Montero (andaluz)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 1 Tarjetas Amarillas 2 0 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
15 10 25 Tiros a puerta 4 2 2
      Ocasiones de Gol      
7 3 10 Corners 2 0 2
0 0 0 Fueras de juegos 4 4 0
3 9 12 Faltas 10 4 6
75%   75% Posesion del Balon 25%   25%
Formacion

ドグラス、ラフィーニャ、セルジ・ロベルト、テル・ステーゲンが負傷欠場。ピケ、ラキティッチ、ブスケツ、メッシ、アルバが監督判断で招集外。ブラボ、イニエスタ、スアレス、ネイマール、グンバウがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

控え選手に出場時間を与える。主力はアルベスとマスチェラーノのみ。その他の選手にとっては、イダでの不出来の挽回の機会となった。マスチェラーノはピボーテ、サンペールとアドリアーノがインテリオールでの起用。アイトール・カンタラピエドラは初先発。

選手交代は一人だけ。アルベスが前半でお役御免となり、グンバウに出番となった。それに伴い、アドリアーノが右ラテラルへと移動。80分にマテューが筋肉の違和感でロッカールームへと下がったが、ドン、スアレス、ネイを敢えて使う必要もないと考えたルイス・エンリケは交代選手を入れず、10人でプレーを続けた。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Alves (4)  
Sandro (21)  
  Juanfran (29)
Sandro (31)  
Munir (51)  
Sandro (69)  
Munir (76)  
Reporte

敵地での第一戦が0-0だったため、バルサが1/8ファイナルへと進むためには勝利が求められた試合。ルイス・エンリケは出場時間の少ない選手たちを中心にメンバーを組み、2部Bのビジャノベンセに6-1で快勝した。サンドロがハットトリック、ムニールも2得点と、ゴールが求められていた若手2人がついに“着火”したのが一番のニュース。アルベスのゴラッソも飛び出した。気を緩めず集中してプレーした点も良く、ここ最近の良いイメージを次へとつなげられた。

アルベスミサイル、サンドロの待望弾

ソシオによる“連帯の日”に指定され、社会団体などに無料開放されたこのコパ初戦(毎年恒例)。例年であれば4万人台の入場者数となっていたのが、最近の好調ぶりが後押ししてか、カンプノウのスタンドは67,703人のバルサファンで埋まった。試合はそのファンに報いるゴール祭りとなる。最初の一撃は4分、ビジャノベンセのGKホセ・フエンテスの意表を突くダニ・アルベスのロングシュートだ。マスチェラーノと共に唯一主力選手で先発となったアルベスの豪快な今季初ゴールで、バルサは勢いに乗った(1-0)。

ゲームは終始バルサが支配した。さらにGKホセ・フエンテスは要塞の雰囲気に飲まれたか、致命的なエラーによって失点のきっかけを作る。21分、ビジャノベンセGKからの失敗パスをエリア内のサンドロがカットし、そのまま冷静にシュートを沈めて2-0。カンテラーノが渇望していた今季初ゴールで、ホームチームは点差を広げた。

ビジャノベンセの反撃、サンドロの追加点

相手のエラーもあり、順調に試合を進めていくバルセロナ。事をややこしくしないためには、出来るだけ早く勝負を決着させることが肝心だった。しかしそんな29分、ビジャノベンセの思わぬゴールによってリードは1点となる。じわじわとエリア近くまでボールを運ばれ、ファンフランに力のあるロスカを叩き込まれてしまうのだ(2-1)。スピード、コースの両方で申し分なく、マシップにはほぼどうしようもなかったが、打たれる前に止められていればとは思う。

ビジャノベンセの反撃はしかし、バルサ選手たちを動揺させることはなかった。そのわずか2分後には再びサンドロがネットを揺らし、点差は2に戻る。これは速攻による得点で、アイトール・カンタラピエドラからの縦パスをセントラル間で受けたサンドロがワンタッチで裏へと抜け出し、前へ出てくるGKも鋭いシュートで攻略。ゴールハンターとしての持ち味がよく表れた好ゴールだった(3-1、31分)。

ついにムニールにも

後半開始早々にゴールを決めたのは、サンドロの前半の活躍に刺激を受けたであろうムニールだ。51分、左ラテラルのジェレミー・マテューからのセンタリングにジャンプ一番、頭で押し込んだムニール。これは彼にとって実に1年3ヶ月ぶりとなるゴールで(リーガ開幕戦のデビュー戦ゴール以来)、喜びを表して良い場面だが、デランテロは無表情のままチームメイトたちの祝福に答えている(4-1)。

3点リードとなったことで勝負は決着(激しさは失われず)、バルサはその後も安定して試合をコントロールしていった。69分にはサンドロハットトリックを達成する。セルジ・サンペールがエリア深部までドリブルでえぐり込み、ゴールライン手前から戻したボールをDFがカット。そのボールをエリア中央にいたサンドロが腰トラップし、豪快に左足を振り抜いてのゴールだった。豪快で爽快なゴール(5-1)。

さらに76分、ムニールのブーツからこの日最後のゴールが生まれる。右ラテラルのアドリアーノ?からのスペースを狙った長い縦パスにサンドロが抜け出し、エリア内へ侵入。そこへGKが出てくるのを見たサンドロはシュートを放つと見せかけてヒールで落とし、後ろから走り込むムニールが無人のゴールへとボールを蹴り入れたのだった(6-1)。

試合終盤にはマテューが筋肉の違和感でロッカールームへと引き上げるアクシデントも発生した。試合時間はまだ10分ほどあったが、ルイス・エンリケはここでベンチの残り選手(イニエスタ、スアレス、ネイマール)を敢えて使うことは選ばず、バルサはそのまま10人で試合を終えている。