Liga Española
jornada 14

前半の精度不足が高く付いた。
試合終了5分前に追い付かれ連勝ストップ。

Valencia CF FC Barcelona
1 1
5 de Diciembre - Sab 20:30 h
Mestalla
: 50,000
Goles
  Luis Suarez (58)
Santi Mina (85)  
Titular
Jaume Domenech 【6】 Bravo
Vezo 【6】 Alves
Santos 【5】 Pique
Abdennour 【5】 Mascherano
Gaya 【6】 Jordi Alba
Enzo Perez 【6】 Busquets
Parejo 【5】 Rakitic
Danilo 【7】 Iniesta
Santi Mina 【5】 Messi
De Paul 【7】 Luis Suarez
Alcacer 【7】 Neymar
Cambios
Enzo Perez→ Bakkali (73)
De Paul→ Piatti (83)
Santi Mina→ Tropi (88)
Entrenadores
Salvador Gonzalez Voro 【5】 Luis Enrique
Tarjetas
Parejo (70) Mascherano (15)
Danilo (77)  
Gaya (87)  
Arbitro
Jaime Latre (aragones)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 1 0 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 5 9 Tiros a puerta 15 7 8
0 2 2 Ocasiones de Gol 7 3 4
0 0 0 Corners 6 4 2
0 0 0 Fueras de juegos 3 2 1
8 5 13 Faltas 15 8 7
31%   28% Posesion del Balon 72%   69%
Formacion

マテュー、セルジ・ロベルト、ドグラス、ラフィーニャが負傷欠場。マシップが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、バルトラ、ムニール、サンドロ、アドリアーノ、ベルマーレン、サンペールがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

いわゆる鉄板メンバー。選手交代も行われず、90分同じ11人でプレーした。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Luis Suarez (58)
Santi Mina (85)  
Reporte

難地メスタージャにて1-1のエンパテ。前半のうちに勝利をものにするチャンスは数度あっただけに、勝点2を取りこぼした印象。決定機を逃すとこういう結果になるぞ、という見本のような試合となった。後半の早い時間にルイス・スアレスが持ち前の破壊力で先制し、試合をコントロールしていたにもかかわらず、終了5分前にカウンターから同点に追いつかれたのも勿体ない。首位バルサが勝点を落としたことで、2位アトレティコ・マドリーが2ポイント差に接近。3位の白いところとの差も4に縮小している。

数あるチャンスを決められなかったバルサ

直前で指揮官が交代(新監督ガリー・ネビルはスタンド観戦)するなど、好調には程遠いバレンシアとの対戦とはいえ、そこは難関メスタージャ。ルイス・エンリケは自らの最強布陣をピッチへと送り出した。前半のバルセロナの出来は、シュートが決まらなかった点を除けば完璧に近かったといえる。バルサ選手たちは圧倒的にボールを支配し、バレンシアが狙うカウンターアタックもほぼ発動させず。エリア周辺に人数を割く“チェ”の守りを崩したトリデンテたちが少なくとも4度、ゴールを陥落させるチャンスを作り出した。この感じならば、さほど労することなくバルサが勝点3を手にしそうだという印象だった。

左サイドのネイマールはこの日も好調を維持。キレのあるドリブル、パス、センタリングでボールを持つたびにバレンシア守備陣を混乱させていった。枠を外したレオ・メッシのボレー(5分)、自ら仕掛けて吹かしてしまった1対1(6分)、こちらもバーの上に飛ばしたスアレスのボレー(33分)、1対1を仕留め損なったメッシの右足(25分)など、前半のバルセロナの決定機はいずれもネイのプレーから生まれたものだ。

これらの好機をせめて1つでも活かせていれば、展開はずいぶんと楽になったことだろう。ハーフタイムまでに2点以上のアドバンテージを作れていた可能性も大いにあった。しかしこれらのチャンスで決め損なったことが、後々高い代償となって帰ってくる。試合に勝ちたくば、“寛容”すぎてはいけない。

これが復帰3試合目となるレオ・メッシはチャンスメイクに仕上げに良いプレーを見せてはいたが、まだシュート感覚が戻りきってはないようで、あと一歩のところでGKジャウマ・ドメネクの壁を破れず。いつもの無双状態に戻るには、まだわずかなズレがあるようだ。バルサが好機を逃し続けたことで、バレンシアは希望をもってハーフタイムを迎えた。

スアレスの強引な先制点

バルセロナがついにゴールを決めたのは後半13分のことだ。ルイス・スアレスが中央でポストとなり、落としたボールをレオ・メッシがすかさずライン裏へと送り込む。この時のスアレスは実際わずかにオフサイドだったが笛は鳴らず、9番は猛然とエリア内へと突入。身体をぶつけてくるアブデヌールのプレッシャーをものともせずにシュートへと持ち込み、角度の無い位置から強烈な右足シュートを逆ネットへと叩き込んだのだった(0-1)。なんという有無を言わせぬ得点だろうか。

スコアが動いたことで、得点が必要となったバレンシアは前に出るようになる。試合はややオープンな展開へと移った。73分にはバルセロナに追加点のチャンス到来。左サイドからディアゴナルにドリブルを仕掛けたネイマールのシュートが、ゴール右端をかすめている。

反撃を許し、同点で終了

残念だったのはバルセロナのプレーがやや緩くなり、ゲーム終盤はホームチームに活路を見出させてしまったことだ。バレンシアは78分、デ・パウルのシュートが初めて枠内に飛ぶと、2本目の枠内シュートでクラウディオ・ブラボを攻略する。後方からのロングパスをマスチェラーノピケに挟まれたアルカセルが胸でコントロールし、落としたボールを追走していたサンティ・ミナが右足シュートでゴールへ。メスタージャはまるで大一番に勝利したかのような大歓声に包まれた(1-1、85分)。

残り5分少々、劇的勝利を求めてバレンシアゴールへと攻め入ったバルサだったが、今回は英雄が現れることなく1-1で試合終了。勿体ない勝点を2つを取りこぼすことになった。