Mundial de Clubs
semifinal

必殺のキラースアレス3得点。
えげつないシュート決定力。

FC Barcelona Guangzhou Evergrande
3 0
17 de Diciembre - Jue 19:30 h
Yokohama Internacional Stadium
: 63,870
Goles
Suarez (39)  
Suarez (50)  
Suarez (67pk)  
Titular
Bravo 【8】 Li Shuai
Dani Alves 【6】 Zhang Linpeng
Pique 【7】 Feng Xiating
Mascherano 【7】 Zou Zheng
Jordi Alba 【7】 Kim Young-gwon
Busquets 【7】 Goulart
Rakitic 【7】 Paulinho
Iniesta 【8】 Zheng Zhi
Sergi Roberto 【6】 Zheng Long
Suarez 【9】 Huang Bowen
Munir 【5】 Elkeson
Cambios
Sergi Roberto→ Sandro 【5】(72) Zou Zheng→ Li Xuepeng (35)
Jordi Alba→ Adriano 【5】(76) Zheng Long→ Yu Hanchao (56)
Iniesta→ Samper 【5】(81) Elkeson→ Gao Lin (67)
Entrenadores
Luis Enrique 【7】 Luis Felipe Scolari
Tarjetas
  Feng Xiaoting (16)
Arbitro
Joel Aguilar Chicas (el Salvador)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
6 10 16 Tiros a puerta 3 0 3
2 3 5 Ocasiones de Gol 0 0 1
1 3 4 Corners 3 0 3
2 2 4 Fueras de juegos 3 3 0
8 8 16 Faltas 8 4 4
76%   78% Posesion del Balon 22%   24%
Formacion

ドグラス、ラフィーニャ、メッシが負傷/病気欠場。テル・ステーゲン、ネイマール、バルトラ、サンドロ、アドリアーノ、ベルマーレン、マテュー、マシップ、サンペール、グンバウがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。

ポルテーロは予想されたテル・ステーゲンではなく、ブラボ。腎疝痛で急きょ欠場したメッシの代役はムニールが務めた。ネイマールの左サイドには偽左エストレーモとしてセルジ・ロベルト。ラキティッチが攻守に走り回った。

3点差が付いた後半、選手交代タイム開始。まずセルジ・ロベルトがベンチへと下がり、サンドロがピッチへ。続いてジョルディ・アルバとイニエスタがお役御免となって、アドリアーノとサンペールに出番が訪れた。一時的にムニールが中央でメディアプンタになる時も。サンペールはインテリオールでの起用。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Suarez (39)  
Suarez (50)  
Suarez (67pk)  
Reporte

FCバルセロナが広州恒大を3-0で下し、ムンディアル・デ・クルブスの決勝進出。トリデンテの二槍メッシとネイマールを欠いたことでアジア王者の守備に少々手こずったものの、ルイス・スアレスが必殺の得点力で大会史上初となるハットトリックを達成し、チームを勝利へと導いた。バルサはこれで三度目となるムンディアル制覇まであと一歩。日曜日に南米王者のリーバルプレートと、2015年度のクラブ世界一の座をかけて戦う。

広州の統制の取れた守備

ムンディアリート初戦を前にそわそわとするバルセロニスタに、驚きのニュースが流れたのはキックオフ1時間半前のことだった。大エースのレオ・メッシが尿管欠席による腎疝痛で試合を急きょ欠場することに。内転筋の怪我から回復中のネイマールがスクランブル的にベンチに入り、“もしも”の場合に備えた。先発イレブンはそのレオネイを欠く以外はベストの布陣。ゴールは予想されたテル・ステーゲンではなく、ブラボが守った。

フェリペ・スコラーリ監督率いる広州恒大のバルサ対策は、お馴染みの守備を固めてからのカウンターアタックだった。中国人選手たちを中心とした守備は統制が取れていて堅い。飛車角落ちのバルセロナは動きが硬く、中国チームの守備バランスを崩すためには忍耐が求められた。ボールはほぼ完全にバルサのコントロール下にあったが、前半のゴールチャンスは先制点の場面を含めて2度ほど。サイドから仕掛けられないと、やはりきつい。

バルセロナの攻撃の中心となっていたのはカピタン・イニエスタとキラー・スアレスイニエスタはどうも本来の調子ではなかったようだが(ジェットラグ?)、それでも数本、広州の急所を突くアシストパスを供給。スタンドを沸かせていた。34分には広州に不幸なアクシデント発生。ゾウ・ジョンが脚をひどく骨折し、ピッチを後にしている。

スアレスの先制点、ブラボのパラドン

広州の壁をこじ開けたのは、イバン・ラキティッチ(ものすごく走っていた)のミサイルシュートと、ルイス・スアレスのストライカーとしての嗅覚、決定力だった。39分、ラキティッチの十八番である強烈なミドルシュートがGKを襲い、そのこぼれ球をスアレスが蹴り込んで先制成功。シュートが放たれた瞬間に“何かある”と信じてダッシュを始めている、その本能がすばらしい。

前半終了前には、広州にも一度ゴールチャンスがあった。それはフリーキックによるもので、エリア右後方から届いたボールをエルケソンがヘディングシュート。あわやゴール左端に入ろうかというボールを、クラウディオ・ブラボが横っ飛びで弾き出した。さすがです、ブラボさん。

スアレスがハットトリック達成

1-0でハーフタイムを迎えたバルセロナだが、最近3試合をいずれも同点に追いつかれていることもあり、追加点を決めることで勝負を早く終わらせることが必要だった。そして今回、試合はその目論見どおりに進んでいくことになる。非常に重要な意味を持つ2-0のゴールを決めたのは、再びルイス・スアレスだ。

このプレーでもルイシートは、その懐の深さを見せ付けた。ドン・アンドレスからの浮き球の絶品パスに反応してライン裏へと抜け出すと、身体を斜めに胸トラップし、ボールが落ちてきたところを右足で一撃。体勢が崩れているとかそんなことは彼には無関係で、なんであれ打てれば打つし、その多くはネットを揺らしてしまうという理不尽さがスアレスのすごみだ(2-0、50分)。スアレスはこの得点後、ベンチのネイマールの元へと向かってハグ。

2点差が付いたことで、事実上勝負は決した。そこからの広州はボールへの寄せが弱まり、バルセロナは悠々とパスを展開。後半のアジア王者は自陣から出ることもほとんどなく、シュートもゼロに終わっている。

バルサの3点目が訪れたのは67分のことだった。なにやら“PKもらい職人”となっているムニールがエリア内で足を掛けられて倒され、主審は迷うことなくペナルティキックの笛。キッカーは勿論スアレスが担当し、パワフルな右足シュートをネットへと叩き込んだ(3-0)。

3点リードとなったことで試合は選手交代タイムに入り、ルイス・エンリケセルジ・ロベルトジョルディ・アルバイニエスタをお役御免に。サンドロアドリアーノサンペールがピッチに立っている。