Mundial de Clubes
final
リーベルに勝機を与えぬ貫録勝ち。
大会最多3度目の世界王者。
River Plate | FC Barcelona |
0 | 3 |
20 de Diciembre - Dom 19:30 h Yokohama Internacional : |
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Goles | |
Messi (36) | |
Suarez (49) | |
Suarez (67) | |
Titular | |
Barovero | 【8】 Bravo |
Mercado | 【8】 Alves |
Maidana | 【8】 Pique |
Balanta | 【8】 Mascherano |
Vangioni | 【7】 Jordi Alba |
Kranevitter | 【8】 Busquets |
Sanchez | 【7】 Rakitic |
Ponzio | 【8】 Iniesta |
Viudez | 【8】 Messi |
Mora | 【8】 Suarez |
Alario | 【8】 Neymar |
Cambios | |
Ponzio→ Lucho Gonzalez (46) | Rakitic→【7】 Sergi Roberto (66) |
Mora→ Gonzalo Martinez (46) | Mascherano→【7】 Vermaelen (81) |
Viudez→ Driussi (55) | Neymar→【6】 Mathieu (88) |
Entrenadores | |
Marcelo Gallardo | 【8】 Luis Enrique |
Tarjetas | |
Kranevitter (10) | Jordi Alba (16) |
Ponzio (32) | Rakitic (43) |
Neymar (61) | |
Sergi Roberto (72) | |
Arbitro | |
Alireza Faghani (Iran) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
2 | 0 | 2 | Tarjetas Amarillas | 4 | 2 | 2 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
3 | 6 | 9 | Tiros a puerta | 16 | 8 | 8 |
0 | 2 | 2 | Ocasiones de Gol | 6 | 3 | 3 |
2 | 4 | 6 | Corners | 2 | 1 | 1 |
0 | 1 | 1 | Fueras de juegos | 2 | 1 | 1 |
16 | 5 | 21 | Faltas | 13 | 7 | 6 |
27% | 32% | Posesion del Balon | 68% | 73% |
Formacion | |
ドグラス、ラフィーニャが負傷欠場。テル・ステーゲン、マシップ、バルトラ、ムニール、サンドロ、セルジ・ロベルト、アドリアーノ、ベルマーレン、マテュー、サンペール、グンバウがベンチスタート。アルダとアレイシは出場できない。 メッシとネイマールが完治診断を受け、スタメンに名を連ねる。チャンピオンズ決勝と同じ鉄板メンバーだが、GKのみテル・ステーゲンではなくクラウディオ・ブラボ。ラキティッチが右側のスペースを広くカバー。 一人目の交代はラキティッチに代えてセルジ・ロベルトで、同じ位置に入る。続いてマスチェラーノが任務を解かれ、ベルマーレンがピッチへ。最後はアルバに代えてマテューかと思われたが、直前でダメージを受けたらしいネイマールと交代。アルバが前線に上がった。ルーチョはマテューのラテラルがお好き。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Messi (37) | |
Suarez (49) | |
Suarez (67) | |
Reporte | |
FCバルセロナがリーベルプレートを0-3で下し、三度目となるムンディアル・デ・クルブス優勝を果たした。試合が終始バルサが主導権を持って進め、南米トリデンテを中心とした攻撃でリーベルを圧倒。メッシ、スアレスが着実にネットを揺らし、南米王者の士気を挫いた。終盤に数度作られたゴールチャンスもブラボがパラドンで阻止し、危なげない完封勝利。ルイス・エンリケに率いられたバルセロナはこれで年間五冠の達成となり、ほぼ完璧だった2015年に有終の美を飾った。 バルサの支配にリーベルはファールで対抗クラブとして重要目標に掲げるこのムンディアリート決勝戦に、ルイス・エンリケは最強のメンバーを先発で送り出した。GKがテル・ステーゲンでなくクラウディオ・ブラボだった以外は、6月6日のCLミュンヘン決勝と同じ顔ぶれ。出場は間に合うとしても先発はどうか、と注目されたレオ・メッシとネイマールも元気にスタメンで名を連ねた。バルサの攻撃はこのメッシが絶大な存在感をもって牽引していった。 南米トリデンテが揃い、守備でも集中を切らさなかったバルセロナに、リーベルプレートが立ち向かう術はほとんどなかった。彼らにとって数少ないオプションは前線からのプレッシングと、ファールによるプレーのぶつ切り。バルサのパスワークを止めるにはファールしかないとばかりに、前半だけでアルゼンチンチームはなんと16回ものファールを犯している。激しくくるのは好いにせよ、ラフなのはいけない。メッシへのカニバサミなどもっての他だ。 リーベルの激しい抵抗により、決定機の数こそそう多くはなかったものの、ゲームはバルサが支配していた。最初の好機は11分、イニエスタからの芸術的アシストを受けてのレオ・メッシの左足シュートだ。縦パスを受けてから反転して打つまでが恐ろしく速い。惜しくもこのシュートはGKバロベロが左手一本でコーナーへと逃れている。 キングメッシが無理やりこじ開けるしかしギガクラックは二度目の好機(普通の選手ならチャンスにならない場面)を外すことはなかった。37分、ダニ・アルベスからのクロスを左のネイマールが頭で落としたところで、中央のメッシがなにやらよく分からないコントロールからの左足アウトサイド弾でほぼ無理やりにリーベルの守りをこじ開けて先制!こちらも一連の動作に全く無駄がなく速く、病み上がりであってもメッシはやはり次元が違う。 バルセロナには前半終了直前に勝負を決定付けるチャンスがあった。メッシからの並外れた斜めパスにルイス・スアレスが抜け出すのだが、ここはルイシートにしては珍しく、GKとの1対1からのシュートは枠を外れている。あと1点は欲しかったし決めることも出来たな、との印象を持ってバルサはハーフタイムを迎えた。 スアレスのダブルで勝負あり劣勢をどうにか挽回したいリーベルのマルセロ・ガジャルド監督はハーフタイムで二人を入れ替える勝負の采配をするが、残念ながら南米王者の賭けはトリデンテの破壊力の前に不発に終わることになる。後半開始早々、バルセロナに追加点が決まるのだ。 それは49分のことだった。自陣でボールを取り返してからのカウンターの場面で、セルヒオ・ブスケツが一気に最終ライン裏のスペースへとボールを供給。ルイス・スアレスがそのままエリア内へと持ち込むと、冷静にGKを見た9番は、今度は股間を狙ったシュートでゴールを陥れている。GKバルベロは逆を取られていた。 2点リードとした後も、ルーチョチームは勝利を完全に手中に収めるべくリーベルを攻め続けた。3点目が決まったのはラキティッチをお役御免とし、セルジ・ロベルトを送り込んだその1分後だ。こちらもまた、トリデンテによる合作。エリア左角のネイマールが浮き球のセンタリングをゴール前へと送り込んだところを、後方からするするっと抜け出してきたスアレスが頭で合わせ0-3!綺麗な放物線を描いたボールをGKが為す術なく見送る、完璧なゴールだった。 これにて勝敗は決したが、試合は最後まで熱さを失いはしなかった。リーベルプレートが意地の一発を目指したことと、バルサもまた最後まで追加点を求めていたのがその理由。終盤、リーベルには二度の好機があった。しかしそこに立ちはだかったのが、クラウディオ・ブラボの壁だ。チリ代表守護神は77分にアラリオのヘッド弾をパラドンすると、83分にもゴンサロ・マルティネスの強烈な左足ミドルシュートに指先で触れて阻止。ボールはポストを叩いており、ブラボのタッチがなければネットに突き刺さっていただろう。 そうして試合はそのまま0-3で終了。FCバルセロナが三度目となるムンディアリートのタイトルを獲得し、2015年のレポーケル(五冠)を達成している。そして次なるルーチョチームの目標は、2016年もまたこのままの勢いでタイトルを獲得し続けること。来年もまた欧州を制し、日本へと来てほしい。
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